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10月9日 錦市場 伊藤若冲の絵が描かれたシャッターを見に行く

2017-03-29 06:00:00 | ②京都(桜と紅葉・紫陽花は除く)

粟田祭りを見た後、どうしても寄りたかったのが錦市場 夜か朝しか見られない錦市場のシャッターがお目当てでした。

ナイトミュージアムは、錦市場の青物問屋に生まれた若冲の生誕300年を記念して企画。

商店街約390メートルにわたり、「紫陽花双鶏図」や「鳥獣花木図屏風」などの若冲の作品を印刷した特殊フィルターを、店舗のシャッターに貼り付けてありました。

 

子供のころから絵画鑑賞が好きだったのですが、日本画には疎く、伊藤若冲を知ったのは一昨年末。ちょっと異常なほど細かい描写に驚きつつ魅了されてしまい、昨年開催された京都での若冲のイベントはほぼ全部行ってきました。

特に細見美術館のセミナーに参加し、館長の解説を聞きつつ、若冲作品を見たのは思い出深いです。

ずっとこのシャッターだったらいいのに・・・・

若冲さんは窮地に陥った錦市場を救った恩人でもあります。

鶏が好きだったそうです。

伏見人形図は、晩年大火で焼きだされた後に書かれた絵ですね。

この絵のてぬぐいが家にあります。

色がない絵なのに、色が見えるのが不思議

青物問屋といっても、今でいうところの総合商社のようなもので、大変なお金持ちだったそうです。

大根を釈迦像に見立てて書かれた涅槃図 さすが青物問屋さん。

 

 

 

この絵の灯篭部分は、まるで初期印象派のスーラの絵のように、点描でかかれています。

 

これが一番見たかったので、到着した時はうれしかったです。

実際には目にしたことはないであろう動物を、おそらく中国からの絵などで知って書いたのでしょうね。

絵画や材料は資産家だったので、いくらでも最高のものを手に入れたり、見ることができたはずです。

虎さん。まるで猫。しかし若冲は猫嫌いだったのでは、という話があります。百犬図はありますが猫の絵はありません。鳥をこよなく愛したので、襲い掛かる猫は嫌っていたのかも・・・

錦市場はこんな感じに、期間限定でライトアップもされてました。

お店が終了した時間か、または開店前だけしか見られないので、夜の京都に来たこの日だけが見るチャンスだったんです。

筆遣いも勢いがあって、本当にすごい

あ、細見美術館で見た絵だ

 

若冲人気はすごく、たくさんの人が見に来ていましたよ。

錦市場を歩き回りました。結構長かったです。

ぜひ、宮内庁が持っている「動植綵絵」30幅の本物を見てみたいものです。

レプリカ(コロタイプ複製)は相国寺にあります。見てきましたが、圧倒されました。

この後、夜の京都で迷ってしまい、スマホ購入を本気で決意することになりました(笑)


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