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サイゴンの書店

2016-03-26 18:39:42 | 新聞・書籍

日本から持って来た本は四冊。松本信広「ベトナム民族小史」、開高健「ベトナム戦記」、近藤紘一「戦火と混迷の日々」、マイケル・ルイス「世紀の空売り」。一冊を除いてはかなりの古本です。「ベトナム戦記」は昨日今日で読み終えてしまいました。どれも旅行ガイドブックには相応しくなさそうなので、書店に足を向けました。「嘉定城通志」の現代ベトナム語版でもあれば、などと思いつつ。

グエン・チ・ミン・カイ通りの書店に辿り着いた時はもうクタクタでした。途中で寄り道したり道に迷ったりしたせいです。

フランス製の文字通りの原動機付自転車。この街で乗るには便利そうです。ピカピカに磨き上げられていました。エンジンを見ると1951年製との刻印。子供の頃には日本でもこのようなタイプのものを見たことはありましたが。とりあえず、中古の自転車一台買ってしまおう、との思いが過りました。しかし以前何度か買った店はもう見当たりません。

エアコンの効いた書店の中で歴史の棚を探しました。「大越史記全書」はありましたが、かなり重くて旅行に持ち歩くには辛そう。

すると棚にまぁまぁ手頃な大きさの本もあり、何とその一冊は坪井善明著「フランスと中国に対する大南国」。日本人が書いたものをわざわざ辞書を引きつつベトナム語で読むというのは如何なものでしょう。

近くの棚にはヒラリー・クリントンやアンゲラ・メルケルの本も並べてありました。残念ながらバーニー・サンダーズの本はまだ出版されていないようです。



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