住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

正方形

2014-04-15 16:49:08 | 
今年の京都行きの目的の一つは、重森三玲の庭を見ることでした。
想像以上の世界にどっぷりと引き込まれました。

雑誌などで紹介されるのは下記の様な、庭単体としてがほとんどですが、実際はその背後の谷と裏山をもデザインしたかの様な、「借景」とはちょっと違う一体感がありました





谷向かいにはこのような風景が展開してました

規則正しく配置された正方形の敷石が、徐々にランダムになって遠景に溶け込む様は、見ているものを、凝縮された杓子定規な場所より、景色全体、はたまた空へと緩~く解き放してくれました

印象

2014-04-02 17:37:39 | 
桜の開花ばかりが騒がれてますが、三つ葉躑躅(ツツジ)もなかなかなものです。開花した先週、暦では春分の「桜始開」にあたりますが、我が家の庭ではこの頃を「躑躅始開」と読み替えてます。こっそりと、ですが・・・



こちらは春の特別拝観に合わせ、京都に行ってきました。
お目当ては法然院の堂本印象さんの襖絵。私にとっては25年ぶりの再開です。この襖絵は、安土桃山時代の狩野派の絵氏狩野永徳の長男、光信作の襖絵の裏面にあたる部分に書かれたものですが、決して引けを取らない存在感と、時代を超えた新鮮さがそこにありました。

そして法然院と言えば何といってもこの椿。くらくらするぐらい春を満喫しました。