今回の東日本大震災では足立区でも4月20日現在、罹災証明の申請が557件も出され、その内建物の一部損壊が大多数を占めている 足立借組で現在分かっているだけでも5人の組合員が被害を受けた。一人の組合員は建物には被害がなかったが、隣の公衆浴場の煙突が屈折したため、解体工事で10日間以上もホテルに避難を余儀なくされた。
こんな中、千住地区で約22坪の土地を賃借しているAさんは、地震で建物が隣のベランダに寄りかかるように傾き、余震の揺れもひどくなった。組合への連絡では、体が絶えず揺れている感じで仕事にも差し障るので修繕を考えているとのこと。
契約書もないので建物を修繕するのに地主の承諾は必要ないと判断し、組合は直ちに一級建築士のBさんを紹介して建物を診断し、補強箇所を指摘してもらった。
Bさんからは、このまま放置しておくと大きな余震で道路側に倒壊する可能性が高いので最低限の耐震補強工事が必要とアドバイスを受けた。まもなく業者を選定して工事にかかる予定である。
東京借地借家人新聞より
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