「成功への情熱 PASSION」 稲盛和夫・著、PHP文庫、2001年1月19日
p.28-9 時代がどう変わろうとも、人間の本質は変わらないのです。誰しも人間は人生で善きことを追求し、後世に何か価値のあるものを残すことによって、「永遠性」を達成したいのです。
p.43 もっとも偉大な能力とは、自分自身に打ち克つ能力なのです。
p.56 能力よりもさらに大事なことは、リーダー自身の努力と、りーだーしっぷの土台となる基本的な哲学です。
p.62 成功する人とそうでない人の違いは、粘り強さと忍耐力です。失敗する人は、壁につき当たった時、突破できないものと、はじめから決めてかかるのです。言い換えれば、努力することはするのですが、あるレベル以上はしないのです。
p.85 単純な問題でも欲がからむと複雑になる。私欲から離れた考え方が真の成功へと導いてくれる。
p.95 また自分の心が相手の信頼に値するかどうかを常に自問自答し、もし値しないのであれば、自分の態度を改めなければならないと思っています。
p.97 自分自身が快楽や贅沢を追い求めるような利己的な心から離れることができなければ、自分の目を曇らせてしまい、物事の真実は曖昧なままになってしまうのです。
物事をあるがままに見て、さらに自己犠牲を払ってでも成し遂げようという心構えができていれば、結局は克服できない問題などないのです。
p.132 利益を追求することは決して恥ずべきことではありません。自由競争の原理が働いているマーケットにおいて、堂々と商いを行い得た利益は正当なものです。
しかし利益追求の奴隷になってはなりません。むやみに利益を求めるという誘惑に、決して屈服してはならないのです。私たちは正しい方法で利益を得なければなりません。お客様の望まれる質の高い製品を供給するために一生懸命働いて、公明正大に利益を得るのです。
p.137 優れた企業を経営できる人は、お客様により多くの利益をもたらすことができる人です。このような姿勢で経営のできる人は自分の会社にも、より多くのビジネスをもたらし、利益を呼び込むことができるのです。
p.142-3 月ごとの利益は、毎日の事業結果の積み重ねなのですから、ただ月次の損益計算書を見て、事業を経営していくだけでは不十分なのです。したがって、損益計算書は毎日つくられるのだという意識を持って、経営しなければなりません。
p.203 正しい判断ができるようになるためには、「ものさし」となるべき誠実な人生哲学を持たなければなりません。
p.261 真の創造とは、現在の科学的知識の積み上げではなく、飛躍したインスピレーションから始まるのです。このインスピレーションは哲学を形成します。これが証明され、世に受け入れられて、初めて科学となるのです。
p.278 私たちの会社では、社員が、会社のためにあえてチャレンジした結果、もし失敗し、会社に多大な損害をかけることになっても、いかなる罰も与えません。そのチャレンジが、会社と社員全体のためによかれと思ってしたことであり、誠実な、しかも利己的でない努力の結果だったのであれば、その社員を罰する理由は何もないからです。
p.289 「人生に対して楽観的で前向きな物の見方をすることは、人間として素晴らしい人生をおくるために、いちばん大事な前提条件だ」
p.300 企業内にアイデンティティを確立していくのは哲学であり、企業哲学の継承なくして、永続する繁栄はないと考えているからです。
調剤報酬体系を前提に、最大限の収入を得ようとする薬局運営はもうやめよう。今度こそやめよう。
調剤は「保険」をベースに成り立っており、そこが収入源ではあるが、それは調剤のすべてを規定しているものではない。調剤報酬の枠を超えた責務はいくらでもある。調剤報酬を意識することで、自らの活動に制約をかけることになる。調剤報酬が設定されていないから「しません」というのだとしたら、保険を使って利益追求に走っていることを暴露したようなものだ。医療従事者の仮面をかぶっているだけで、仮面の下は商売人であると言っているようなものだ。
調剤報酬にとらわれず、医療従事者として果たすべき役割が薬剤師にある。それを手掛けることが、サービスを“開発”することにもつながる。将来のフィー設定につながるかもしれない。
経営が行き詰まっているのだとしたら、限界を感じているのだとしたら、それは調剤報酬が低かったり、限定的な業務にしかフィーが設定されているからではなく、調剤報酬にとらわれているからだろう。国民がその経営姿勢に共感を示さず、頼りにしないからではないか。そのうえ医療制度や医療機関等の外部環境に経営難の理由を転嫁しているのだとしたら、その考え方こそ経営難の根源ではないかと考える。
調剤報酬改定を目前に、改定内容をいち早く知って新体系向けに体制を取り繕うのはやめよう。国民から求められることをやれば、自ずとフィーはついてくるはずだ。調剤報酬に合わせることにエネルギーを使うのではなく、患者に尽くすことにエネルギーを使おうじゃないか。
p.28-9 時代がどう変わろうとも、人間の本質は変わらないのです。誰しも人間は人生で善きことを追求し、後世に何か価値のあるものを残すことによって、「永遠性」を達成したいのです。
p.43 もっとも偉大な能力とは、自分自身に打ち克つ能力なのです。
p.56 能力よりもさらに大事なことは、リーダー自身の努力と、りーだーしっぷの土台となる基本的な哲学です。
p.62 成功する人とそうでない人の違いは、粘り強さと忍耐力です。失敗する人は、壁につき当たった時、突破できないものと、はじめから決めてかかるのです。言い換えれば、努力することはするのですが、あるレベル以上はしないのです。
p.85 単純な問題でも欲がからむと複雑になる。私欲から離れた考え方が真の成功へと導いてくれる。
p.95 また自分の心が相手の信頼に値するかどうかを常に自問自答し、もし値しないのであれば、自分の態度を改めなければならないと思っています。
p.97 自分自身が快楽や贅沢を追い求めるような利己的な心から離れることができなければ、自分の目を曇らせてしまい、物事の真実は曖昧なままになってしまうのです。
物事をあるがままに見て、さらに自己犠牲を払ってでも成し遂げようという心構えができていれば、結局は克服できない問題などないのです。
p.132 利益を追求することは決して恥ずべきことではありません。自由競争の原理が働いているマーケットにおいて、堂々と商いを行い得た利益は正当なものです。
しかし利益追求の奴隷になってはなりません。むやみに利益を求めるという誘惑に、決して屈服してはならないのです。私たちは正しい方法で利益を得なければなりません。お客様の望まれる質の高い製品を供給するために一生懸命働いて、公明正大に利益を得るのです。
p.137 優れた企業を経営できる人は、お客様により多くの利益をもたらすことができる人です。このような姿勢で経営のできる人は自分の会社にも、より多くのビジネスをもたらし、利益を呼び込むことができるのです。
p.142-3 月ごとの利益は、毎日の事業結果の積み重ねなのですから、ただ月次の損益計算書を見て、事業を経営していくだけでは不十分なのです。したがって、損益計算書は毎日つくられるのだという意識を持って、経営しなければなりません。
p.203 正しい判断ができるようになるためには、「ものさし」となるべき誠実な人生哲学を持たなければなりません。
p.261 真の創造とは、現在の科学的知識の積み上げではなく、飛躍したインスピレーションから始まるのです。このインスピレーションは哲学を形成します。これが証明され、世に受け入れられて、初めて科学となるのです。
p.278 私たちの会社では、社員が、会社のためにあえてチャレンジした結果、もし失敗し、会社に多大な損害をかけることになっても、いかなる罰も与えません。そのチャレンジが、会社と社員全体のためによかれと思ってしたことであり、誠実な、しかも利己的でない努力の結果だったのであれば、その社員を罰する理由は何もないからです。
p.289 「人生に対して楽観的で前向きな物の見方をすることは、人間として素晴らしい人生をおくるために、いちばん大事な前提条件だ」
p.300 企業内にアイデンティティを確立していくのは哲学であり、企業哲学の継承なくして、永続する繁栄はないと考えているからです。
調剤報酬体系を前提に、最大限の収入を得ようとする薬局運営はもうやめよう。今度こそやめよう。
調剤は「保険」をベースに成り立っており、そこが収入源ではあるが、それは調剤のすべてを規定しているものではない。調剤報酬の枠を超えた責務はいくらでもある。調剤報酬を意識することで、自らの活動に制約をかけることになる。調剤報酬が設定されていないから「しません」というのだとしたら、保険を使って利益追求に走っていることを暴露したようなものだ。医療従事者の仮面をかぶっているだけで、仮面の下は商売人であると言っているようなものだ。
調剤報酬にとらわれず、医療従事者として果たすべき役割が薬剤師にある。それを手掛けることが、サービスを“開発”することにもつながる。将来のフィー設定につながるかもしれない。
経営が行き詰まっているのだとしたら、限界を感じているのだとしたら、それは調剤報酬が低かったり、限定的な業務にしかフィーが設定されているからではなく、調剤報酬にとらわれているからだろう。国民がその経営姿勢に共感を示さず、頼りにしないからではないか。そのうえ医療制度や医療機関等の外部環境に経営難の理由を転嫁しているのだとしたら、その考え方こそ経営難の根源ではないかと考える。
調剤報酬改定を目前に、改定内容をいち早く知って新体系向けに体制を取り繕うのはやめよう。国民から求められることをやれば、自ずとフィーはついてくるはずだ。調剤報酬に合わせることにエネルギーを使うのではなく、患者に尽くすことにエネルギーを使おうじゃないか。
それは間違えだ、と言っておきたい。
調剤報酬を前提に薬局をやるのではない。薬局は医療であって、ビジネスではない。第三者がビジネスと捉えるのは勝手だが、患者は打算で扱われては迷惑だ。
薬剤師として、一人の人間としてやってあげることにだって意味がある。むしろすべきである、積極的に係わるべきであると言っておきたい。