私を知る

自覚を中心に悟りのヒントを書いています。自覚とは「私」に意識を向け、一切は「私」の考えであることを自覚していくことです。

改めて自覚ワークについて(2)

2014年07月30日 13時32分52秒 | 自覚ワーク等の紹介
◇改めて自覚ワークについて(2)◇

昨日の記事の補足的なことを書かせていただきます。

最初の補足として、昨日の記事で、自覚をするときのコツは、自分の意識を身体の中心軸上(中心軸上なら頭でもハートでもいいです)に置いて、そこから、起こってきた感情等の考えを客観的に観るようにすることです、と書きました。

その「自分の意識を身体の中心軸上に置くこと」について、具体的な意識の位置は、頭の位置でも、ハートの位置でも、頭の少し上の位置でも、お腹の位置でも、どこでも構いません。
意識が中心軸上のどこかにあれば大丈夫です。

意識を中心軸上に置くということがよく理解できない方や、それが上手く出来ない方は、意識を中心軸上に置くというより、身体の中心を縦に通る「軸」を単に意識するだけでも構いません。
「軸」を意識するだけで、意識はその軸上に保たれます。
意識がブレないように、いつもしっかりと「軸」を意識して頂きたいと思います。

そうやって自分の意識を中心軸上に置いた状態で、起こってきた感情等の考えを客観的に観て頂きたいと思います。
一つ一つ丁寧に徹底的に観て頂きたいと思います。


次に、自覚の意志について書きます。

自覚は、自覚をやっていくんだというあなたの意志の力を原動力としています。
よって、どれくらいしっかりと自覚を実践できるのかは、あなたの意志の強さにかかっています。

「私はもう感情等の考えに翻弄されないぞ!」、「何があっても自分の意識を中心軸からブレさせないぞ!」という強固な意志を持って、自覚を実践していただきたいのです。

とことんやり抜く覚悟と決意を持ってやっていただきたいのです。

自覚の要は、あなたの意志です。

そうやって、自覚に対する強い意志を持ちながら、起こってた感情等の考えを一つ一つ徹底的に自覚し、捉えていって頂きたいのです。
そして、考えに奪われている主導権を取り戻していって頂きたいのです。

あなたが主導権を奪い返していくにつれ、次の考えとしてどんな考えをつくるのかという選択の余地が拡大していきます。
起こってきた感情等の考えをそのまま味わってもいいし、スパッと切り捨ててもいいし、別の考えに切り替えてもいい、考えを繋げていってもいい。

考えの主になっていくあなたを実感してください。


コメント大歓迎です。気軽にお書きください。
読んで頂いてありがとうございました。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2014-08-07 21:43:41
自覚をしていると、毎日同じような内容になってしまいます。同じ内容の自覚の繰り返しでも効果はあるのでしょうか。
返信する
Re: (慧空)
2014-08-08 09:05:45
>Unknownさんへ
コメントありがとうごさいます。

自覚の上達や効果のは、多くの場合、階段状に進んでいきます。
基本的には、余り手応えや変化がない状態が続く期間が多いのです。
それでも頑張って続けていると、季節が進むように、あるいは水が沸騰して気体になるように、手応えが変化を得られるときが来ます。
何事もそうですが、自覚についても、諦めず続けることが一番大切なことなんです。
返信する
Unknown (Unknown)
2015-05-15 21:04:31
はじめまして。
自分の思考の動きを見ていると、集中しているためか
身体がこわばっていることに気付くことがよくあります。気付くたび、緩めてみるのですが。
あと、運転中に自覚を試みると、頭の中に集中するので、外というか「いまここ」にいない感覚というか、うまく説明出来ないのですが、思考の動きを見ているようで、結局思考を巡らし思考に捕われている時と同じような気がしてしまいます。ということはやっぱりちゃんと自覚出来ていないということなのでしょうか。ちなみにもちろん安全運転を心がけています。
返信する
Unknownさんへ (慧空)
2015-05-15 21:34:19
コメントありがとうございます。
はじめまして。

Unknownさんは、「いまここ」の意識状態をご存知の方のようですね。
「いまここ」の意識状態を捉えておられるということは、もう既にそれなりの悟りに到達しておられるはずです。
ですから、自覚を覚えられるのも直ぐにのはずなのですが、「いまここ」の意識状態への囚われやクセが影響すると、ちょっとややこしいです。
「いまここ」と自覚とは、意識の使い方がちょっと、あるいはだいぶ違うんです。

「いまここ」は、言わば、思考を抑制して、出来れば思考をゼロにして、意識も解放したような意識状態です。

これに対して、自覚は、まず基本として、意識を「私」に集中することから入っていくんです。
意識の集中が進むと、意識の状態が自ずと無心の方に、つまり「いまここ」の方にシフトしていきますので、そういうときは、「わたし」という考え(思考)をむしろ積極的につくりながら、「私」に意識を集中するんです。
自覚は、「私」という考えへの意識の集中を保ちながら、起こってきた考え(思考等)に対する自覚をやっていくんです。
つまり、何か考えが起こってきたときに、その考えはいま私に起こってきたんだ、と自覚する訳なんです。
あとは、それを24時間、毎日、ただただやり続けるだけなんです。
あるいは、ただ「私」に意識を集中しつつけるだけでも、自覚になりますので、それをただやるだけなんです(実は、ただ「私」に意識を集中するだけの自覚の方が強力なんです)。

このように「いまここ」と、自覚の意識状態はだいぶ違うんです。
その違いに注意しながら、自覚をやって頂きたいんです。
例えば、自覚だと、強い発心が起こって高い集中度で「私」に意識が集中するときなどは、自然と、身体はこわばし、強い緊張状態になるときがあります。
自覚の場合、そうなることはよくあることでそれで普通です。
「いまここ」と違って、自覚(特に強い自覚)は、とてもエネルギーを消耗しますし、しんどく苦しいですし、とても疲れます。

また、自覚の場合は、「いまここ」と違って、そもそもところ、それなりに思考を使うものなのです。
ただ「私」に意識を向ける、あるいは「これは私の考えなんだ」というより強い思考の力で、囚われ等による雑多な思考等に気づくというか、それを削り落とすとか、弾き飛ばすというか、そういう作用をむしろ積極的につかうことで、囚われを排除したり、それに対する気づきを生じさせたりするものなのです。
あまりうまく説明できませんが、そういう感じなんです。

ですから、「いまここ」とは違うものなんだということを理解して頂いて、自覚に取り組んでいただきたいと思います。
返信する
Unknown (Sally)
2015-05-15 22:35:07
ありがとうございます。
上記「いまここ」で質問した者です。

これからちょくちょく質問させていただくことになるかもしれないので、名前をつけてみました。

スピリチュアルTVで101キャンドルライトのことを知ったのですが、海外に住んでいるため会員になることができずがっかりしていたところ、慧空さんのHPを見つけ、大変感激しました。

私、語学の個人教授をしているのですが、ある日教えていて会話が途切れた時に、ふと「無」になっている自分に気付き、また話し始め教えるのに集中すると「私」がいなくなるというか、「私」はいるんですが勝手に話しているというか、またよく説明出来ないのですが、そういう状態になっている自分に気がつきました。

生徒さんが考えたりしている時間は「私」が出て来てあれやこれや思考を巡らし、私が話している時は「あれ、なんでこんなに調子良く説明出来るんだろう?」と私はそこにはいなくて客観的にうまくいっている状態を見ている、そんな感じでしょうか(ちょっと違うかも)。その状態が「いまここ」状態なのかなと勝手に解釈しています。

残念なことに教えている時にしかこの状態になれないのです。それ以外の時もなってるのかもしれないけど気付いていないようです。

頑張って自覚の練習に励みます。分からないことが出て来たらまた質問させてくださいね。
返信する
Sallyさんへ (慧空)
2015-05-15 23:03:25
>ふと「無」になっている自分に気付き、また話し始め教えるのに集中すると「私」がいなくなるというか、「私」はいるんですが勝手に話しているというか、またよく説明出来ないのですが、そういう状態になっている自分に気がつきました。

なるほどですね。
それを「いまここ」の意識状態と言ってもいいんだと思いますよ。
そもそものところ、「いまここ」のちゃんした定義なんてありませんし。
ただ、そのような意識状態のことを表現するためのもう少しかっちりとした言葉があります。
それが「観照意識」という言葉です。
観照とは、私という個(自我)の感覚が抑制され(正確に言うと完全に無くなっている訳ではありません)、起きていることがらをただ観ている意識状態のことなんです。
悟りがそれなりに進んで、自我が薄くなると、あるとき、ふっと、その観照意識の状態に入るようになるんです。

それを体感しておられるSallyさんは、既にそれなりの悟りを得ておられます。

でもSallyさんは、その状態には満足されずにまだ先を進もうとしておられるのですね。

自覚について、私でよろしければ、喜んでお手伝いさせていただきます。
なんでも遠慮なく質問等してくださいね。
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