1/99(きゅうじゅうきゅうぶんのいち)

あみものと手仕事と旅の記録

震災によせて。

2011-03-19 10:53:31 | すいかの芽
このたびの東北関東大震災。犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。被災された方々が少しでも早く、もっと暖かい場所で心と体を休めることができますように。そして救助等にあたっておられるみなさんの安全とご無事を強く願っています。

わたしは16年前、阪神淡路大震災で被災しました。幸運にも数日間の避難所生活ののちに祖父母宅へ“疎開”することができましたが、避難所での、とくに情報がないなかでの不安と寒さは今も身体の記憶として残っています。

今回の震災は、阪神と比較することに無理があるほど事情が違うように思っています。ブログのアップもどうしようか散々悩んだけど、やっぱり何か発信したくて(自己満足であっても)記事を書いてみました。自分自身の被災経験というよりも、考えをめぐらせた結果、いまわたしにできることをまとめたいと思います(ネット、メディアで触れた意見のなかから共感したものも含まれているので、完全にオリジナルな意見ではありません。あしからず)。

 “買い占め”をしない。
 とくに食料。ガスも電気もある、食材も十分に手に入るのだから、なるべく自炊する。最近さぼり気味だったお弁当作りを再開して、コンビニ弁当はパス。少しでも必要な人に回ればいい(被災者に届くわけではないかもしれないけど、病気や身体の具合などで自炊できない人は一定数いるわけで、流通量が下がっているのであれば買い控えは同圏内でそうした方たちへ譲ることになるのでは、と思って。もっとも外食産業の利用については経済復興のために必要という意見もあって、ここで言っていることはあくまでもわたしの素人考え)。浮いたお弁当代を義援金に使うこともできて一石二鳥。

 不要不急の宅配等を使用しない。
 アマ○ン・ヘビーユーザーですが、流通に負荷がかかることを少しでも避けるかもしれないと考えて。大学の図書館で本を借りればいいし、新刊は近くの書店で買う(そうすれば経済が回る?)。

 自分がすべきことをする。
 ついついテレビを長時間見てしまうけれど、そのことで自分にストレスを与えていることに気づく。必要とされたときに心身ともに元気で応えることができるように、“いま・ここ”の日常に集中する。とくに研究面に力を入れる。わたしの研究テーマは、「レジリエンス」。これは強いストレス状態から回復する人間の力のことで、その力を引き出すために周囲はどのように働きかければいいのかということを研究しています。いますぐには難しくても、誰かの役立てるのかもしれないと、身を引き締めているところです。


馬鹿馬鹿しいほど小さいだけでなく、単なる自己満足なのかもしれない。反対意見もあるでしょう。他にも有効な手段があるでしょう(あったら教えてください)。ひとりひとり事情が違うので、上に書いたことを実行しましょうと呼びかけるつもりはありません。ただ言いたいのは、とにかくいまは被害を受けなかった人間が気持ちの面でゆとりをもつことが重要で、そうすることによってこれから続く長期戦を勝ち抜くことができるような気がしているということです。 

あけましておめでとうございます。

2010-01-04 14:07:30 | すいかの芽
新年あけましておめでとうございます

昨年は、ほんとうにたくさんの方々に支え、励ましていただいた年でした
どうもありがとうございました
2010年が、みなさまにとって心温まる日々でありますように

新年の抱負などのいろいろは、またあらためて。

今年もゆっくりペースのブログ更新になるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします

翻訳書が出版されました

2009-12-18 13:40:21 | すいかの芽
共訳で訳出したアメリカの児童福祉関連の翻訳書が刊行されました。

ここで本のタイトルを公表して宣伝なんかしてみたいのですが、共訳者の了解を取っていないのと、そもそもこのブログ自体を匿名で書いているということがあるので、差し控えます 

本書のテーマは、アメリカの児童福祉領域における「レジリエンス」という概念の理論と実際です。「レジリエンス」というのは、貧困、虐待、障害、学校不適応等の子どもの発達を阻害するような困難な状況を乗り越える、子どもの力のことをさします。きびしい家族関係や地域の環境のなかにある子どもたちも、ひとりひとりかけがえのない存在であり、素晴らしい能力を持っている。その能力が最大限に発揮できるように、ソーシャルワーカーや学校の教師、その他の周囲の大人ができることについて書かれています。

翻訳は、学術的にみると評価が低いので(しょせんは他人が考えて書いたものを、日本語に置き換えるだけ、だから)、出版したからといって大騒ぎするようなことではないのかもしれません。

でも、個人的には、2年以上かかってやっと形になった大切な本。ここに至るまでに、本当に多くのことを学びました。学術的なことはもちろんですが、サポートしてくれる友人や家族がいることの大切さ(こう書いてしまうとえらく月並みだけれど、これは孤独な翻訳作業を進める大きな原動力になりました)とか、限られた時間と体力で、いかに効果的に計画をすすめていくか(これは失敗ばかりでしたが)とか。

いまは、やっとスタートラインに立てたという気持ちでいます。この訳本の価値だって、これからの自分の研究次第でどうにでもなること。大それたことはできないけれど、この本を起点にコツコツと研究を積み重ねていって、その成果を少しずつ、子どもとその家族の幸せのために還元できればいいなあと思っています

いちおう「レジリエンス すいかの本名」で検索すると、出版社のHPにヒットします。書名が分かったら、ご近所の図書館でリクエストカード書いてくださーい もし、お知り合いで対人援助専門職に携わる方がいらっしゃれば、ご紹介してくださるとうれしいです

最後になりましたが、日記やメール、ネットのツールで宣伝・紹介してくださったみなさん、本当にどうもありがとうございました

追記:コメントにもありますように、大変高額なのです(だから「買ってください!」と書けない…)。ただ、もしも、もしも、もしもですが、お仕事の関係なんかで「買う!」という方がいらっしゃったら、ご一報ください。焼け石に水ていどですが、著者割引でお求めいただけます(個人購入の場合)。

「超絶刺繍」展

2009-09-15 13:31:58 | すいかの芽
だなんて大げさなタイトル、ほんと~??とやや訝しく感じながら、観に行って来ました。

 神戸ファッション美術館「超絶刺繍-ヨーロッパ・インド・日本のわざ-」

いやあ~、びっくり仰天、疑ってごめんなさいてなくらいに、多種多様な刺繍の世界が待っていました。超絶と言いたくなるのも分かる、これ以外にぴったりくるフレーズが思い浮かばないもの。

手芸のなかで何がいちばん好きかと聞かれたら、「ししゅう」を挙げるくらい刺繍が好き。といっても、一度もきちんと習ったことがなく、我流でやっているのですが。日用品に施して使えるという点は実用的なのに、デザインや技法の多さ、奥深さなんかにとても興味を惹かれます。以前にユキ・パリスさんのコレクション展を観に行ったときに、布1枚から歴史が見えるということを教えてもらったのだけど、そいういう、いろいろなことを想像させるところも理由のひとつかも。

ナポレオンが戴冠式で来ていた衣装のレプリカ(といっても、ミンクの毛皮や金糸など、素材は本物と同じものを使用)にも、日本刺繍の繊細な技(職人の伝統が継承されず、いまでは、再現することができないものばかり)にも、ため息が出るほどうっとりさせられたけれど、もっともすばらしかったのは、インドのキルトししゅう。手刺繍だと言われてもにわかには信じられないような細かな張り運びに、植物をモチーフにした豊饒なデザイン。ほんとうに、すばらしかったです。かなり長いあいだ座り込んで見ていたのだけど、その間、「指1本でもいいから触れてみたい」という欲求にかられて、大変でした(作品タッチは禁止。もちろん、がまんしました

10月12日まで(原則水曜休館)。お近くの方(そうでない方も)、手工芸好きには、一見の価値ありの展覧会です

カチッ。

2009-03-30 16:26:08 | すいかの芽
久しぶりに大学に行ったら、桜がちらほら咲いていました。


やっぱり今年もこの木が構内でいちばん早く開花したみたいで、もう3~4分咲きくらい

今朝、目が覚めたときに“カチッ”という音がきこえました。首がコキコキ鳴ったとかいう物理的な音ではなくて。うまくいえないけれど、何かと何かの歯車がかみ合うような音。心身の調子(月並みな言い方をすれば、バイオリズム)と、自分の外側にあるいろいろなものとが、ぴったりくる瞬間の音。

こういうことが、年に数回ある。それがやってくるのは、楽しみなことがある日や好調な時期ではなくて、むしろその逆の状態がしばらく続いたあと。で、ここ数年、思うのは、こういう自分の直観とか感覚をたいせつにしようということ。

まったくもって主観的で抽象的で、おまけに根拠のないハナシだけれど、わたしにとっての“カチッ”は、新しいこと、良いことの前兆。といっても、目に見える変化(体重が減るとか)や具体的な出来事(宝くじが当たるとか)ではなくて、ずっとあとになって「あの“カチッ”は、これのことだったか」みたいな、そういうことの前触れ。そして、悪いことはずっと続いたりしないということと、わたしたちには明るいほうへ変わっていけるちからがあることを知らせてくれる合図。

と、ここまで書いて気づいたのだけど、調子の良いときには、無理しすぎを知らせる音がなっているのかもしれない、“ミシミシ”とかって でも、そういうときってそんな徴候に気づきにくいもの。で、「まだまだいける~」とか思っていると、いきなりグッタリきたりする。こちらのほうも、きちんときけるような心の持ち方ができればいいのかもしれないけど、なかなかむずかしい(でも、どちらを取ると聞かれたら、わたしは“カチッ”がいいな)。


今週から新年度の始まり
不安や心配のなかにある人もいるかもしれないけれど、とにかくはじめの1歩を踏み出せますように~

収穫の秋

2008-10-29 22:39:46 | すいかの芽
あっというまに10月も終わり。

振り返ってみれば、今月は公私ともにイベントが目白押しでした。
正直に言って「乗り切れるのか~~~」と夏が終わる頃から不安を抱えた状態だったのだけど、「まあ、自分が予想していた以上にいろんなことが上手くいって良かったよね~」と思っていたら、今日、そのことが確信に変わるようなやりとりがあって、本当にうれしかった



いろんなことの道のりはまだまだ長くて、この先どうなるかなんて分からない。でも、なんというか「もう後に退くことを考えなくってもいいんだ」という良い意味での腹のくくり方というか、自分への言い訳みたいなことから解放されてラクになってきたかんじ。そして、こんな風に思えるのも、周りの人たちの強いサポートのおかげだとつくづく思う みなさん、ほんとにどうもありがとう~

写真は、ばたばたしながらも少しずつ編んでいたティーコゼーとコースター。
最近、編み物ブームが復活して、手作りの秋も楽しんでいます

『闇の子供たち』

2008-09-09 11:09:24 | すいかの芽
遅ればせながら、『闇の子供たち』を観ました。

タイを舞台に日本人欧米人による子ども買春と臓器売買をテーマにした映画。


10年以上前に初めてタイに行くことになったとき、「どうしてタイなの?」と日本人にもタイ人にも聞かれたこと、その答えはいつか“行動”にして示すことができると信じていたこと。タイで出会った人たちのこと、そのなかには今はもう会えない人たちがいること。今こうしているときにもゆっくりと殺されている子どもたちがいること。今自分が生きていること。あのとき聞かれたことにまだ答えられないでいること。いろんなことを思い出したり、考えたりした。

        

関西の劇場は、上映終了間近のところがあるようです。
是非ご覧ください。

原作『闇の子供たち』(梁石日、幻冬舎文庫)もあわせて読まれることをおすすめします。

サクラサク

2008-03-30 13:27:34 | すいかの芽
遅ればせながらのご報告です。
先日の入試、おかげさまで合格しました 

来月から大学院で、「子どもがしあわせに育つために必要なことってなに?」みたいなことを勉強します(スミマセン、おおざっぱで…)。当面は日本をベースに、でも、いつかタイの子どもや女性たちともつながっていけるようになればいいなあと思っています ブログの更新がなかなかできませんが、これからも少しずつ続けていきますので、よろしくお願いいたします

            

今年のサクラは、いつもより早く咲き始めて、関西は今週が見頃のようです。
新しい季節のはじまり、みなさん、明るく元気にスタートできますように

終わったYo!!!

2008-02-24 11:08:18 | すいかの芽
先週の月曜日、入学試験を受けました。昨年4月から「研究生」という立場で大学に通っているのだけど、今年度から正規の学生で勉強するための受験でした。

「年が明けてからでいいや」と、ろくに受験勉強もせずに呑気にRSFな日々を送っていたら、1月になってひどい風邪を引くわ、試験対策のペーパーは覚えられないわで、一時はどうなることかと思いましたが、無事に終わりました

今回痛感したのは、記憶力の低下(丸暗記テストとか、もうムリ…)と「受験することも日程も1年前から分かっていたにもかかわらずギリギリになるまで勉強できないわたしってば、20年前から成長していない…」ということ。とほほ。

来月初めの結果発表までなんとなく落ち着かないけれど、しばらくのあいだ、解放感を味わいたいと思います

いってらっしゃいの会

2007-10-24 18:25:15 | すいかの芽
先日の「靴箱の衣替え」で、ロングブーツを2足出しました。

生まれてこのかた、ロングブーツなんて履いた(というか、履けた)ことがなかったのですが、履けるようになってみたら、なんと温かいこと!! 自称・前世タイ人には欠かせない冬のアイテムと化していました。

日が沈むとめっきり冷えるようになった、ここ1週間。ちょうど友人たちとの集まりがあったので、「さあ、ブーツの出番だわ~」と、履いてみましたらば、、、

  
 、、、、え?! あ、いや、そんなわけは、アレ、え、え、ええ~~~???


ふくらはぎの途中からジッパーが上がらない。しかも2足とも。
 

     


ブーツのつもりで、珍しくスカートなんかはいちゃったのに、もう着替える時間もないよ、うわーん そしてこのスカートも、去年はゆるゆるだったのに、「これで食事なんてできるの?!」ていうくらい、ぱつぱつ、なかんじ


けどけど、そんなの気にしない。だって食い倒れチャンピオンだも~ん
                           、、、すごい開き直り


てなわけで、主賓のAちゃんのリクエスト「夜景が見える」チャイニーズ・レストランで高校時代の同級生6人と再会のひととき。


            

化学調味料を使わないというこだわりの台湾人シェフが作るお料理は、とてもあっさりした美味しさでした。


ブーツのことを話したら、われらのファッション・リーダーshちゃんが「何かの間違いかもしれないから、帰ったらもう一度はいてみたら」だって 20年近く前(!!)と変わらないあたたかな居心地の良さをくれる、みんなの笑顔を見ながら、こころもおなかも満たされた時間でした

  Aちゃん、身体に気をつけて行ってらっしゃい
  みんな(ほぼ99%)‘同じところ’で帰りを待ってます
 



               帰宅後、ブーツに再トライしたことはナイショです

生き物の気配

2007-08-11 19:09:35 | すいかの芽
ただいま、お盆休みで両親が“帰省中”です。

家に人の気配があるというのは、いいものだなあ、、、と思います。
なんと言うことはない会話をするだけで、気持ちが落ち着いたり、元気になったりするのです。

母に話したら、「ずっと一緒にいたら、それはそれでお互い大変よ」と言われました。「ま、そんなもんかもね~」と笑いながら、夕食にゴーヤチャンプルーを作ってみました(あ、お豆腐が焦げ焦げだわ)。

       

「食べ慣れないものだから、どうかな~」とちょっぴり心配していたのですが、好評でした。自分でも、なかなか上手く味付けできたのではないかと思っております

やまのさち

2007-06-20 19:34:49 | すいかの芽
manaoが遊びに来ました。

海のない、ちょっぴり寒いところに住む彼女。お土産は、山で採ったわらび。
山菜を生から調理するのなんて初めてだったけど、manaoに教えてもらいながら茹でました。途中でとってもキレイな緑色になって、あわてて記念撮影。

             

「採れたての山菜が手に入るなんてめったにないよね」と思って、超自己流な味付けで炊いてみました。あとちょっとで焦がしてしまうところを、ぎりぎりセーフで火からおろし…とってもおいしくできました

       


毎日、お豆腐に乗せて食べています。


山のさち、ごちそうさま。
夏休みになったら、彼女のあたらしい家に遊びに行こうと思います。 

再会のかたち

2007-05-20 17:35:40 | すいかの芽
先日、チェンマイ時代の友人(日本人)に日本で再会しました。

彼とその家族には、本当にお世話になりました。去年の短いチェンマイ滞在でいちばんよかったことは、この一家と友人になれたことだと言い切れるくらい。数時間の再会のうちに、チェンマイの様子や家族のみなさんの話をして、すごくなつかしかったです。で、言うまでもなく“ホーム・シック”中。


偶然ですが、今月末、タイの生活体験の話をさせてもらえることになりました。んで、資料として写真を使おうと、山のようなネガとプリントを整理しているところなのですが、なんというか、


  胸がいっぱいになって、泣いてしまいそうだ。。。


「いい顔してるなあ…」

           


とか、


「この赤蟻の卵、オムレツにすると美味しいんだよねー」

           


とか。


昔をなつかしむ、というのではなく、「タイに帰りタイ病」でもない(遊びには行きタイ)。
現在は現在で、日本で学びたいことや自分がしたいことも“何となくだけどはっきり”してきたように思う。だからこそ、かえって、10年以上前からのタイでの経験や人間関係は、過去のものではなくて、いまのわたしのなかに間違いなくあるもので、ずっとつながっているんだと気付く。そして、それをこれからもつなげていきたいし、何か目に見えるかたちになっていくといいなあ…などとつらつら思っていたら、今日もほとんど写真だけ見て1日経ってしまった…!! やばい、間に合うのか?!

ま、長期的なことは焦ってもしょうがないから、ぼちぼち、こつこつ、やります~


おまけ。
こんなコスプレ、じゃなくて異文化体験もしてたりして。

           

臨時収入?

2007-05-10 00:52:13 | すいかの芽
昨年3月、タイ滞在のために長期の海外旅行保険に加入しました。
で、7月に思わぬ負傷(?)のため現地のキャッシュレス・サービスの病院にて受診したところ、医師から、

 「手術するけど、全身麻酔で。リスク? そんなもんないない、大丈夫」

と説明されました。「全身麻酔って、そんな恐ろしいことムリ!!」と保険会社に申し立てて帰国しようとしたのですが(現地での治療が難しい場合は一時帰国費用が出る契約だった)、もう、渋る渋る。口調は丁寧なんだけど、

 「言うてもタイやん(タイは意外と医療技術が高い)、帰ってくるほどのこととは思えんし、うちからはそんな費用一円も出されへんわ」

みたいなかんじ。

それでも「ま、帰国後の治療費は出ると思うから、日本に帰ったら電話してみて」とのことでした。で、こっちでそのために電話で何度かやり取りをしました。

が、これがもう、「ええ?それって、ほんまにタイでの事故なわけ?日本におるときから具合が悪かったんじゃないん?」と猜疑心むき出し。まあ、わたしがナーバスな精神状態だったのでそう感じただけかもしれないし、いろいろまずい事を目論む方面を警戒して、そういう対応をすることになっているのかもしれないですが。それを差し引いても、あまりにも不親切。

当時、わたしは心身ともにかなりグロッキーだったので、「あー、もう、結構!!」という気になってしまい、結局、正式な保険金の請求はしないまま、タイを引き揚げ、働き…などしているうちに、保険のことなど、すっかり忘れていました。


そしたら、3月半ばに「その後、いかがですか?」と保険会社から電話がかかってきました。

 すいか「は?いちおう完治して、そのまま日本にいますが…、なんですのん?」
 保 険「いえ、お問い合わせがあったまま、ご請求がなかったものですから、
     どうされていらっしゃるかと思いまして。今からでもご請求いただけ
     ますので、お手数ですが書類をお送りください」

だって。契約満期時に行う確認業務なのか、はたまた、最近の報道のようにいろいろとあるから…なのか、はよく分かりませんが、当初の渋り具合からは想像もつかないくらい迅速な対応で、治療費が返ってきました。

で、いま、

   「やった、儲けた! タイ旅行でも行こうかな~」

などと思っています。

「いやいや、高い掛け金を払って、痛い目して、治療と薬代のみ(揃わなかった書類があって、全額ではない)の支払い。ましてや見舞金が出たわけでもない。ちいとも儲かってないんだよー」と頭では分かっているのに。。。ナゼなんでしょうね~??


ちなみに、“前向きな手続きのための”確認の電話が何度もあって、そのうちのひとつが、「タイの病院から、わたしどもの方に治療費請求の記録がありません」というものでした。「そんなこと、わたしに聞かれても困るんだけどなあ…」と思っていたら、翌日、「判明しました~!」と担当者が明るい声で言うには、「チェンマイの病院の事務手続きが遅れていたんだそうです。 これで手続きがすすめられますので」。「はあ、それはよかった、よろしくお願いします」と電話を切りながら、「いえ、それ、“遅れ”じゃなくて、たぶん忘れてただけだと思います」と思っていたことは言うまでもありません。


あー、ほんとにどこにいても楽しませてくれる、愛すべきタイのひとたちです

楽しき学生生活

2007-04-30 21:29:54 | すいかの芽
早いもので4月も今日で終わり。今年も3分の1が過ぎたということですね。
今月は新生活がスタートしましたが、おかげさまで毎日楽しく過ごしています
というわけで(?)、すいかの“学生生活<その1~3>”を大公開~?!

その1。

 数独(すうどく)というこのゲーム、大学の友達に教えてもらいました。
 ちょっとしたブームなんだそうです。知らなかったー。 
           


その2。

 研究室でのブームは、コレ=プロ野球チップスのおまけのカード収集。
            
 「大人買いするのはいいけど、くれぐれも○ックリマンチョコみたい
 にならないように!」と、自分が買った分は自分で食べる“自己責任”
 を皆で約束しているにもかかわらず、なぜか毎日少しずつ増えてます…。


その3。

 先日、誕生日を迎えました。
            
 なんと、研究室の仲間がサプライズ・パーティをしてくれました 
 本気で嬉しかった~、みなさん、どうもありがとう
 
 
 というわけで、今月、“ぞろ目”から“連番”になりました
 この1年、楽しいことや素敵なひとたちとどんな出会いが待っているのかな、と
 思うとワクワクします
 みなさま、これからもどうぞよろしくお願いします~