工房日誌

マジック関連のお話等が中心のつもりです。更新は週1回程度の予定です。

マジック番組に(ちょっとだけ)望むこと

2005-01-04 23:49:46 | マジック、手品
最近、マジックブームですね。マジックの番組が頻繁に放送されたり、ゲストにマジシャンが出てマジックを見せるというものが非常に多くなりました。

つい3~4年前は、マジック番組といったらタネあかし番組が主流で、番組のたびにまたか、と思ってましたが、それが今は普通にマジックを見せる番組が何本も放送されるということに。変われば変わるものなのだなと実感します。

近年のマジック番組は割といいものなのですが、実は少しだけ不満な点があります。それは、マジックをやる条件の厳しさです。
すべての番組をチェックしているわけではないですし、すべての番組に当てはまるとは思いませんが、マジシャンの周りをタレントが取り囲み、場合によっては後ろにカメラを配置したりして、マジックを見せている番組があったりします。
アレは、できれば何とかならないものかと思ってます。

まあ、マジシャン側はそのような条件でもできるものを用意しているから、どうでもいいことなのかもしれません。そのほうが、テレビ受けするのでしょうし、だからこそすごいといった一面があるのでしょう。ひょっとしたら、マジックがここまで流行した理由のひとつなのかもしれません。ですが、やってるほうの都合から見ればやはり厳しい条件であると思います。そのことによってやりにくいマジックもあるのではないかと思います。
編集を入れろとか、タレントにサクラをしろとか言うわけではありません。
普通にマジックショーを見に行ったときくらいの常識的な範囲内でタレントを座らせたり、カメラ位置を決めたりすれば、出演しているマジシャンもマジックの現象の幅が広げられるのではないかなと思うわけです。

ああいう条件でも不思議なもの、楽しいものを見せられるプロの方は非常にすごいと思います。そのプロの方が、厳しい制約を取り払ったとき、どのような不思議な現象を起こすのか。そういう番組も、ひとつくらいあってもいいのではないかなと、最近思ってます。

以前に比べれば非常に贅沢な悩みなんですがね。