年が明けてから1カ月も経ってしまいましたが、2010年の学習目標です。
前編:学習内容編、後編:試験目標編 です。(当記事は前編)
<前編:学習内容編>
1.『漢語口語速成(提高篇)』の暗唱を終わらせる
『漢語口語速成(提高篇)』は、去年1年、学習のメインに据えていた教材です。
課文の暗唱は1年以上かかって、全24課(復習4課含む)中の19課(復習3課含む)まで終わりました。分量的には週に150字~400字程度です。成果は中文老師の前で披露。発音には厳しくチェックを入れてもらいます。
当初は150字程度の暗唱にも苦労していたのですが、自分なりに要領をつかむことができ、今では250字程度の文章でも、通しで30回程度(他に、部分的に10~20回程度)音読することで暗唱できるようになりました。
(400字程度の文章だと、通しで50回は必要です。)
やり方は、帰宅時の電車の中で教材音声を聴き、寝る前に10回程度(日によって0~20回)音読。これを1年以上ずっと続けてきています。
文法知識をもとに文章を組み立てるのでなく、一文のカタマリで中国語が出るようになってきたことが、この方法の大きな成果です。
2.『聴読中国語』をひととおり終わらせる
『聴読中国語』は、実に様々な使い方ができます。ここで言っている「ひととおり」とは、以下の観点です。
聴読中国語―HSK(漢語水平考試)大綱準拠 (東進ブックス) 津田 量 ナガセ このアイテムの詳細を見る |
①語彙
⇒約4600語(HSK語彙の甲乙丙レベルが中心)が登場しています。
課文以外のコラム、短文も含めてすべての語彙に目を通し、聴いて解るレベルに到達することが目標。
現時点では、「聴いて解る」という単語は6割程度(3000語弱)だと思います。
これは、「中国語基本語3000」「中国語活用語2200」の語彙とかなり共通しているので、両者を相互に活用することで、効率性を高めたいと思います。
中国語基本語3000―HSK「漢語水平考試」大綱準拠 李 玉敬,松岡 栄志 三省堂 このアイテムの詳細を見る |
中国語活用語2200―HSK「漢語水平考試」大綱準拠 范 建明,関 久美子,田 偉,渡辺 志津夫,松岡 栄志 三省堂 このアイテムの詳細を見る |
②音読
⇒300字程度の文章までは暗唱、それ以上は日本語訳を見て音読できるようになることが目標。経験上、普通にやっていると400字あたりが暗唱の限界です。100回くらい音読すれば500字でもいけると思いますが、そうなると今度は文章の順番を覚える方にもかなり神経がいってしまい、だんだん記憶力コンテストの様相を呈してくるので、労多くして功少なし、と判断しました。(日本語だとしても結構大変な量です。)
自分の口から正しい発音で正しい中国語が出てくるようにすることを目的としているわけなので、そのチェック手段として、暗唱できることを一つの目安にしているだけです。
いずれにしても各課で最低30回は音読することにはなります。
現在、第6課まできていますが、比較的易しい15課までは暗唱でいこうと考えています。
③シャドウイング
こちらは、中文老師の勧めで、最近始めた方法。予習せずに、いきなりシャドウイングをやります。やはり1回目ではなかなかうまくいきませんが、2回目、3回目とだんだんできるようになってきます。65の課文すべてやりきることが目標ですが、これは数値として表しづらいので、日々のトレーニングで進歩を実感したいと考えています。
…上記に挙げた他にも、読解力養成や作文の練習のために徹底して文章解釈するという使い方や、「聴写」に使うというやり方もあります。本当はそこまでできるのが一番よいのでしょうけど、他のことができなくなってしまいそうなので、上記①~③を目標としました。
3.『家有儿女』を字幕無しで見られるようにする。(10集程度)
字幕無しといっても、もちろん初めて見るものは無理だし、100%聴き取るのも無理です。目標としては、字幕を観て意味がわかる箇所の80%程度を聴き取れるようになることです。
第1集~第100集のセットを持っているので、それらのうち10集程度を選んで何度も繰り返し観てみようと思います。
<おまけ>
※「汉语视听说教程 家有儿女2」を入手しました。
老師が年末に帰省したときに買ってきてくれました(L老師、謝謝!)。カラー版で150元なので、2000円強です。
日本で買うと、カラー版で9,450円、2色版で7,203円というあり得ない馬鹿げた値段なのですが、欲しい時が買い時ということで、「~1」の方は7000円強を出して日本で買いました…。
≪東方書店サイト≫汉语视听说教程 家有儿女 2(四色版)(附DVD2张)
http://www.toho-shoten.co.jp/toho-web/search/detail?id=321267&bookType=ch
現時点(1/31)で、 「~1」の2色版のみ在庫があるようです。私が買った時には、直後に在庫切れになっていました。
2010年の目標(後編:試験目標編) に続く。