地名アラカルト

各地の難読地名や珍しい地名についての由来やエピソードなどについて調べてみたいと思います。

難読駅名 いくつ読めますか 杭瀬,丹生川,三瀬,田吉,島氏永,黒川,結城,千林,用宗,加太

2016年01月12日 16時11分11秒 | Weblog
①杭瀬  (阪神)本線。兵庫県尼崎市杭瀬本町(まち)。
②丹生川 三岐鉄道三岐線。三重県いなべ市大安町丹生川中。
③三瀬  (JR東日本)羽越本線。山形県鶴岡市三瀬丁。
④田吉  (JR九州)日南線・宮崎空港線。宮崎市田吉。
⑤島氏永(名鉄)名古屋本線。愛知県稲沢市島町と一宮市大和町氏永の境界。   
⑥黒川  松浦鉄道西九州線。佐賀県西松浦郡有田町(ちょう)黒川。
⑦結城  (JR東日本)水戸線。茨城県結城市結城。   
⑧千林  京阪電気鉄道京阪本線。大阪市旭区千林一丁目。
⑨用宗  (JR東海)東海道本線。静岡市駿河区用宗城山町。
⑩加太  (JR西日本)関西本線。三重県亀山市加太市(いち)場(ば)。

読みと由来等

①くいせ 軟弱な低湿地の地盤を固めるため,株(くいぜ)を瀬に並べてたことに由来するという。かつては株瀬,橛(くい)瀬とも書いたが,「くい」に「杭」の字が使用されるようになったという。阪神本線で兵庫県最東端の駅。
②にゅうがわ 近くに丹生(朱(しん)砂(しゃ)=硫化水銀)の採れる川があったことに因むのか。
③さんぜ この地で降矢川・水無川・西川の3つの川(瀬)が合流していることに因むという。
④たよし「吉田」地名と同じ。「吉」という形容詞が下に付いている。
⑤しまうじなが 下りホームが稲沢市島町(旧島村),上りホームが一宮市大和町氏永(旧氏永村)にあることから。駅名改称は昭和5年。(上り)一宮市大和町氏永。
⑥くろごう かつては黒江(くろごう)という地名であったが,わかりやすく黒川に変わったともいう。「川」を「ごう」と読む地名は他にないようである。
⑦ゆうき ユウノキ(楮木)の皮をはぎ繊維にして結城紬(つむぎ)をつくったことによる。「城」は木の当て字。
⑧せんばやし 森小路や森口(守口)に隣接する樹林地帯であったようで,瀬林から転訛したとも伝えられる。*駅前は日本で最初のスーパーマーケット「ダイエー」の発祥の地。 
⑨もちむね 安倍川下流右岸に位置し,南は駿河湾に面する。かつてこの地に舟の停泊地があったことから,これにちなんで持舟と名づけられたものが転訛したともいわれる。
⑩かぶと 加太・中在家の2つの川が合流し,古くから川俣神を祀ることから,「かわまた」→「かばた」→「かぶと」と転訛したといわれる。

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