地名アラカルト

各地の難読地名や珍しい地名についての由来やエピソードなどについて調べてみたいと思います。

山口県防府市の「防」を「ほう」と読む地名はあまりないようだ

2009年07月31日 14時32分59秒 | Weblog
このたび山口県防府市は未曾有の豪雨で大被害を蒙った。
防府市は「ぼうふ」と読み間違えやすい。

『角川 漢和中辞典』をみると,「ボウ」は呉音で,「ホウ」は漢音とある。一般に熟語では漢音が多いと思われるが,「防」についてみると,漢音の熟語はないようであり,地名に関しても「ホウ」と読む地名は防府市や「ホウ」の変音「オウ」
同県大島郡周防(すおう)大島町などで少ないようである。
 

これに関連して,「防」の付いた難読地名をあげると,和歌山県西牟婁郡すさみ町防己(つづら),広島県大竹市防鹿(ぼうろく),同県尾道市防地町(ぼうじちょう)などがある。

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朝日曾雌

2009年07月29日 14時15分18秒 | Weblog
山梨県都留市にある地名。「あさひそし」と読む。曾雌は音読み通りだが,一瞬,何と読むか戸惑う。

曾雌は庶子(そし,しょし)の当て字のようである。地名の由来は,中世期に都留郡の豪族が所領の分割にあたり,この地を庶子分(そしぶん)として与えたことよると伝えられる。

これに類似した地名「松田庶子(まつだそし)」が神奈川県足柄上郡松田町にある。同町には,庶子と対をなす「松田惣領」の地名もある。

曾雌は苗字にもなっており,山梨県のほか,栃木県にある。
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「可児市(かにし)」の「児」を「に」と読む地名はないようである

2009年07月28日 14時49分25秒 | Weblog
岐阜県可児市の「可児」という地名は,大化改新(645年)時,68ヶ国の一つ美濃国の郡名で,今に残る古代地名である。
「児」は小児科の「に」であるが,普通は「じ」「こ」「ち」と読む。地名については,現在,「児」を「に」と読む地名はないようだ。

呉音(ごおん)では「児」を「に」と読む。呉音は漢音が中国から伝わる以前に伝来した漢字音の一で,中国南方系の字音に基づくといわれる。

 
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ひらがな文字数で,全国一の地名

2009年07月06日 13時59分53秒 | Weblog
郵便番号が付いている地名で,ひらがなに直したとき,全国一文字数が多いのは,千葉県香取市の木内虫幡上小堀入会地大平<キノウチムシハタカミ コボリイリアイチオオ ダイラ>(23文字,漢字数12文字)ではないかと思われる。

 また,郵便番号が付いている漢字地名でも,京都市右京区の嵯峨二尊院門前善光寺山町<サガニソンインモンゼ ンゼンコウジヤマチョ ウ>(漢字12文字,ひらがな21文字)と並んで全国一長い地名ではないかと思われる。
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