【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

[長文]IT技術者の悲しい性(笑)

2018-03-30 19:53:26 | 再録
我ながら名作w
http://el.jibun.atmarkit.co.jp/infra/2017/02/post.html
ずっと、目の前の仕事の生産性を上げていきましょう、上げ続けていきましょう、そうすれば劇的なパラダイム・シフトが起こりますよ、という話を続けてきているのですが、その最たるものについて書きます。

 今の時代、SEが生産性を上げていくとどうなるか。

 答えは、なぜか会社から仕事をとりあげられる(苦笑)。

 そして、大多数の自分より仕事ができない(生産性が低い)人間に仕事を「やらせる」のが仕事になる。

 それは部下だったり常駐パートナーだったり下請けだったりベンダだったりハケンさんだったり...

 あるいは自分の上司に仕事を「やらせる」こともよくありますね。

 やらせるだけならまだしも...

 いつの間にかオプションがついて、「育てる」がミッションになってきます。

 なぜか、部下だけでなく他の会社の人間も、上司すらもいっしょくたに育てゲーをしなければならなくなる。

 なぜなら、育てないと、育ってもらわないと、自分が忙殺されてしまうから。

ちなみに、ここでいってる生産性の高い低いというのは所与の能力、スキルではありません。努力を惜しまなかった結果として自身が生産性が高くなれば自然、周りを見渡すと皆生産性が低く見えるということです。つまり、相対的な話です。



 旧態依然とした会社ほどそういうところありますよね。スターを発掘すると、そのスキルを横展開するようそのスターに強要するというか。

 「オマエばかり生産性高いのはズルい!みんなに分け与えよ」みたいな。

早く帰れるはずなのに、わけわかんない内部の勉強会開けといわれてパワポ数十枚準備させられたり。しかも業務時間外に。

 しかもこれ、まったく余計なお世話なんですが、上層部はそのスターに対する会社の「親心」だと信じて疑ってないわけですね。育てゲーをして、オマエも育て、と。

 でも、会社の親心というのは、スター候補生を飼い馴らしていくため、その後出世すると仮定して、その会社独自のしきたりを教えて出世の障壁を少なくしてやる、ということであって、エンジニア/ビジネスマンとしての市場価値を上げてあげようという親心ではない。決して。

 会社としては、もしそのスターのスキルがまんまと現場にトランスファーされるのであれば、現場のスキルが底上げされて一石二鳥ですが、ところがどっこいそんなにうまくいくことはほとんどなく、結局底上げどころかただ「薄まる」だけなんですけどね。

 組織としては強靭になるはずもなく、脆弱になっていくだけです。



 現場でくすぶっている方々を育てようとしてもそもそも育ちません。なぜなら自身で育つ(生産性を上げる)気がないからです。その気があればとっくに育っていたはずです。

 会社に入って何年、あるいは何十年、生産性が低空飛行のままだった人間は、基本的にずっと、これからもそのままです。

 だから、育てゲーしてる(させられてる)方は毎日イライラします(苦笑)。

 「あーみてらんない!」「俺がやる!」と自分がやって、自分の作業の品質のほうが良いがためにその場をまるく納めたとしても、成果を出しても、なぜかオコられる。

 なんでオマエがやるねんと。部下を育てろと。

 あるいは、オマエは単価高いんだからワークするなと。

 そりゃ、ストレスたまりまくりですよね...

 自分が生産性高い人間になると、結果、毎日職場でイライラして過ごすことになる。これが「劇的なパラダイムシフト」(苦笑)。

え?そんな結論でいいの?(笑)



 だいたいですね、スターを発掘したらその人にまんまと育てゲーを押し付けるのがそもそもおかしくて、ほっといても仕事する(そして結果を出す)人材なんてホント貴重なんですから、勝手に好きなようにやらせておけばいいのです。

 今上層部に居座ってるヒトタチが、まだ現場の管理職だった頃にそういう生産性の低い人材を矯正して、育てゲーしておくべきだったんじゃないですか?

 それができなかったんでしょう?まんまと失敗したんでしょう?

 と、門外漢の私なぞは思いますけども(笑)。



 生産性が上がってくるとふたつの意味で目立つようになるので、

① 結果が出る ② 帰りが早くなるw

 ほとんど会社からのイヤガラセみたいな感じで「抜擢」をされてしまう。

 会社組織における「抜擢」とは不思議なことに「ますます活躍できるステージを与えられる」ではない。

どちらかというと「活躍を制限させられるステージ」

 せっかくの高い生産性は一旦高止まりした後に漸減し、多くの「元」スターは管理職になった後「ふつーの人」となり、会社に埋没していきます。

 スター社員が、ますます突き抜けていくことがもっとも会社への貢献となるのにもかかわらず、それを望んでも受け入れられず、無用な育てゲーで疲弊していく。

 これは、その会社単体ではどうかわかりませんが、間違いなく「社会的損失」です。



 そういう光景を日常的に見ていればどうなるかといえば、結局誰もが無用な抜擢を避けるために生産性をあげようとはしない。

 「クビにならない程度に頑張ろう」というヤツですね。

 あるいは、たとえば野望を持っている、等の特殊事情により生産性の高い(高くなった)方々はその会社、あるいはこの業界に見切りをつけて去っていく。

 最初からIT業界は腰かけであると割り切っているのかもしれません。それはそれで、よいと思いますが...

 その会社から飛び出してしまえば新天地で活躍できるのでしょうが、もっともよくないと思うのは、生産性の高い方がまんまと懐柔されてしまうケース。

 その会社「だけ」で通用する人材に変貌させられてしまう... すなわち生産性は「並」へ逆戻り。

 せっかくセンスも才能(努力の才能)もあるのに、最終的には「クビにならない程度に頑張る」人たちと同じ組に入れられて、ラットレースをさせられてしまうのです。

 大変残念なことに、生産性が並のほうが会社という組織においては居心地がよいんですよね。そのヒエラルキーが強固であればあるほど。

生産性が高くても低くても居心地が悪いので、「並」に収斂していく。



 所与の才能はそれほど関係ないので、効率のよい努力を継続することにより、生産性や作業品質でもって現場で突出することは誰でもできるのです。

珍しくフォローしておくと(笑)それがこの業界のよいところではあります

 でも、そうするとソンすることばかり(丸投げ、尻ぬぐい、火消し、昇進という名の管理職への配置転換)。

 だから、この業界は変われないのです。

 この業界で慢性的に労働時間が長い原因も、そこですよね。

 よく言われる物言いを使わせてもらうならば、そもそも「適材適所じゃない」ということです。

 その原因は主にふたつあって、ひとつめは、会社側は自信をもって、適材適所だと思って人員を配置するが、それが笑ってしまうぐらい間違っている。

 もうひとつは、適所つまりポストがないんでしょうね。なぜポストがないかというと、キャリアパスがスタティックすぎる。旧態依然としすぎているということなんでしょう。

 IT業界、特に私のよく知っているインフラレイヤはずっとこの問題を抱えたままで、ドラスティックなカイゼンを先送りにしてきました。

 結果、生産性が並のサラリーマンSE(インフラなのでコーディングもできない)を大量に発生させ、やたら人海戦術&根性論でプロジェクトをまわすのが常態となり、足りないスキルセットについてはトンガった人材を外部から法外な単価で雇ったりしています(苦笑)。

出る杭を見守らず、手当たり次第打ち続けているがために気が付くと内部に人材がいないという...

◆結論

 これを読んでくださっている同業者の方は、ここまで書いていることに真新しさは感じないでしょう。たくさんの方がいろいろなところで指摘していることです。

 そして、指摘あるいは提案だけは喧しいのですが、ここ20年?ばかし、抜本的には何も変わっていないところでもあります。

 なぜ変わらないかについては前回書きましたが...

 このままだと、そろそろ泥船が沈んでいくように見えます。

 生産性が高い人間は、いなくなるかあるいは仕事がきわめてやりずらい環境になって生産性を下げざるを得なくなり、生産性の低いままの人間の仕事の多くはキカイにとられちゃうわけですから。

 ではどうすればよいか?

 それでも私は、こつこつと努力を積み重ねて生産性を上げていくことをお奨めしたいです。

 まぁいってみればコソ練ですね(笑)。

 ちょっと孤独になってみることです。

孤高?

 そして、生産性を上げた(上げてしまった)ならば...

 もっと思いっきり、自分のやりたい仕事を長時間好きなだけやれる環境、いわばマイブラックな環境を、つくってしまえばよいのです。

 IT技術者は根っからブラックなので(笑)やりたい仕事をずーっとやっていたいのです。

 そしてIT技術者がやりたい仕事をずーっとやっていればそれが「適材適所」なのですから、業界全体の生産性も上がっていくはずです。

 というかそれが自然な流れになってきます。これからの世の中は。

やっと!

 ただし、私が棲息しているインフラレイヤは、そういう流れになるのはずーっと先でしょうね。私はもはやこの世にはいないかもしれません(笑)。

 そういう環境、自分のやりたい仕事を好きなだけやれる環境を今現在、どうやってつくるのか?

 たとえば現在卓越した技術力があり、にも拘わらず、毎日言うこと聞かない、生産性低いSEの管理業務に忙殺されている方はどうすればよいのか?

 それは、この場の答えは「自分で考えましょう」ということですね(爆)。それを書いてしまったらつまらないでしょう(苦笑)。

 とにかくまずは飛び出すしかないでしょう。

 ポストは待っていれば与えられるものではなく、居心地のよいポストは自分で自分に準備するものである、という考え方に変わることですね。これこそがパラダイム・シフトです。

あー、やっと結論に着地した...(ホッ)

 別に会社をつくれといっているわけではありません。どこかの会社に自分にふさわしいポストがあるのであれば、転職してそこに落ち着けばいいわけですから。

 それでも今の環境から飛び出すのには変わりありません。そして能動的に自分にふさわしい場所を探さなければなりません。

 あるいは、今の会社の中でもできるかもしれませんよね。社運をかけたプロジェクトをふたつぐらい成功させれば、デキるメンバーを社内で引き抜いて好きな仕事させてもらえるかもしれません。

デキないメンバーをあてがわれるのではなく、自分でスカウトし、自分でチームをつくる!



 この、IT業界の積年の課題については、現在、パイオニアが苦労して新しいレールを敷いてくれているところですので(たぶん...)、あともう少ししたら、フォロワーはそのレールをたどっていけばよいだけになるかもしれませんね。

 それがあと何年、何十年かかるかはわかりません。スキームが抜本的に変わるのにどれぐらいかかるか?は、志も、生産性も高い方がどれだけ飛び出してきてくれるかにかかっています。

 多ければ多いほど、ドラスティックな変化は早い時期にやってくることでしょう。

無駄な仕事!

2018-03-28 20:10:04 | IT土方(マネージメントの質の低下)
※エンジニアライフのネタの残骸
SEの仕事が無駄な理由
 なぜ無駄なのか? その根拠は3つあります。まずは、SEは基本的に長時間労働なので、ノってる時間以外は作業品質が低いんですよ。人間って集中できる(イコール生産性の高い)時間が限られているというのは自明ですからね。あ、あと監視されてる時間は品質は一定に保たれますが(苦笑)、上司が常に監視してるわけじゃないですからねえ。

 2つめは、そのSEが属しているチームそのものの仕事のやり方が非効率で無駄が多い。よって個人(末端)にふられるワークがまるっと無駄だったりする。


 3つめは、そもそもお客様(お金を出す側)の要望にあわないシステム開発/構築/運用をしている場合(が多い)。ので、最終的に今やっている仕事がすべて無駄になる可能性がある。

 SEからしてみれば、今そこにあるワークをやれば給料がもらえるわけですから、やる(稼働を埋める)しかないわけです。給料がもらえるという意味では、そのSEにとっては無駄ではないのですが大局的にみて無駄であることがとても多いです。

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飲み会って無駄!

2018-03-27 20:08:02 | サラリーマン愛憎
※エンジニアライフ投稿のネタの残骸

それを無駄だと思っていないのは、誘う側だけですから!ということはプレイヤーのうちの大部分にとっては無駄だということなんです。


 気づいてるけれどこのぬるま湯から抜け出したくないから、自分が無駄なことをやっていると申告しないのです。

 別に、それに(今さら)かみついて批判しようなどと思ってません。それがこの業界の特色なんですから。

 生産性が頭打ちになったらAIとやらで代替して、人間は退役したほうがいいんですよ。





 なぜ超がつくほど無駄かというと、それが平日であれば翌日の仕事の生産性が下がりますし、休みの前日であれば超貴重な休日のうちの半日ぐらい無駄にしてしまうからです。

 家庭をお持ちの方は夜は家に帰ったらよいと思います。


 同僚や上司が尊敬する人であれば無駄ではないのですが、日本のサラリーマンって悲しいかな、そういうことがほとんどないんですよね。仕事する相手を選べないから。

 ところが、です。これが接待系の飲みになると途端に無駄な時間ではなくなるんです。なぜなら、取引先があっての、自分の会社であり、つまり、自分の給料に直結

マネジメントやリーダシップとファシリテーションは違う

2018-03-26 20:06:42 | IT思想的
2017

マネジメントや、リーダシップと、ファシリテーションは違うということ。これが俺の仕事のここ10年ぐらいの重要なテーマ。。つまりファシリテーションでカネをもらおうっつか十分カネをもらえるスキルたりうるということ。もっというとビジネスマンってファシリテーション能力なさすぎというか、
02-27 21:08

重要視しないというか。。リーダシップとかマネジメントとかは、なんかいろいろうるせーけど、こちらも間違った考え方がまかりとおっている。「いかにふるか」「いかに自分の手を汚さないか」みたいなね。02-27 21:08

[長文]願望実現の手法について

2018-03-23 20:04:00 | 再録
これ、長すぎなんだけどw この粗削りさがなんか気になる
https://blog.goo.ne.jp/strikegold/e/e11fb94423ef53d9d28db7d004adec4b
えっと確か、願望実現の手法について書いていたと思います。例によって脱線しまくりですがちょっと戻しましょう。

◆おさらいと補足

 願望実現するために大事なことその1は、プロジェクト化することです。PMはもちろん自分です。基本的に独りプロジェクトです(苦笑)。

 SEはプロジェクト化さえすれば、そこから先、遂行していくは得意分野なような気がします。立案は、誰もやってくれないんですよ。仕事を自分でつくって、自分に渡す必要があるのです。

 自分の人生ですから、自分の願望実現というのは優先度はとても高いはずなんです。 なので、自分の人生で3本目の案件を出現させ、かつ優先して進めていくべきだと思います。

 「3本目」とは、まず1本目が家庭、2本目が仕事です、ざっくりいうと。3本目が今書いた、自分の願望実現。

 汎用的なことを書いているので「オレは独身で家族なんていねーよ 1本目はない!」みたいなツッコミはなしで。

 人生、「3本の矢」(?違うか…)で進めていくべきなのに、2本、あるいは1本だけで生きている方が多すぎなんですよね。



 プロジェクト化はしてないけれど、日々の運用はある。自分の願望実現の話ですが…

 日常のWantは毎日発生するじゃないですか。腹へったとか風呂入りたいとかそういうのから始まって。つまりカレンダー化されているTodoと突発のTodoがあり、後者は正常系と異常系(障害対応)に分けられると思います。

 そして前者は日次/週次/四半期/半期/年次… と分けられます。

 このうち突発Todo-正常系が、今書いている「願望実現」の最小単位です。つまり、計画も考えることもなく、”do”すれば実現できるということ。

 でも人生って課題管理、Todo管理だけで済まないんですよね。「すまない」というのは満足感という観点です。

 何か月後(あるいは何年後)にあれをしたい(あるいは「ああなっていたい」)からまずあれしてつぎにこれしてetc… みたいな感じの計画と実践がないと、なんというか人生に「ハリ」がないんですよね(笑)。



 人生の配分を、仕事0.6人月、家庭0.2人月、自分の通常運用0.2人月、に分けているのが一般的なビジネスマンだとすると、それを

 仕事0.4人月、家庭0.3人月、自分プロジェクト0.2人月、自分の通常運用0.1人月、ぐらいに変えていきましょう、ということです。

 でプロジェクト0.2人月もさらに、計画(考える)と実践に

 つまり、常に考える(計画する)ということです。なぜなら、まず、「考える」にはPDCAの”C”(Check)も含みますね。願望というのは常に生まれてくる(生むべき)からです。



 その1「プロジェクト化」がむっちゃ長くなってしまった…

 その2が「小損を取る」に関連するのですが、まあ誤解を恐れずにいってしまえば「人智の及ばないところを『ある程度』コントロールする」ということです。

 ひとつ例を挙げると、その1は、何がしたい!何がほしい!からああする、こうする、というアプローチであるのに対してその2は、その何がしたい何がほしいを決めるというか、あるいは修正(更新、アップデート)するというか…

 日々起こる偶然をウォッチするというか。ここで、以前書いた「ふっと目につくものをスルーせず、一旦意識する」「フックする」がつながってきます。

 実は、みもふたもないことをいうと、自分が人生において実現させたいこと、願望というのはまったく実現できないかもしれない。実現不可能なことに立ち向かって「少し」ムダな時間を浪費しているかもしれないのです。(いやそれも、最終的には役にはたつので「まったく」ムダな時間ではないのですが)

 それを、気づかせてくれ、自分の願望を修正するヒントが、実は日常には転がっていて、それは、偶然を装い、何かヘンな仮面をかぶってあらわれたりする。

 で、これが何かのさじぇすちょんであるということは、自分の意識のけっこう深いところではピーンときているのでこれを「すくいとってあげる」というか。



 その2で、ゴール(願望)がアップデートされると当然、計画修正を余儀なくされますので、自分プロジェクトは日々スタティックではありません。でもそれは、どこのシステム開発/構築プロジェクトも同じですね。

 そしてなるべく自分の工数を使わずに誰かがやってくれる(誰かの工数が消費される)のを待ちます。プロジェクトの末端(特に外注)はそういう人種の集まりですので、誰も拾わないボール(タスク)がどんどん増えてそれが火種になっていきます。

 システム開発、構築というのはなまじっか傍観していても人間の命にはかかわらないので(リアル工事現場とかと違って)、そういう意味でプロジェクトマネージメントの工数だけが膨大にふくれあがっていきます。

 ちょうどボールの話を書いたので野球にたとえると、外野のうしろのほうに玉拾いがたくさんいます。PMとPM補佐がバッテリー、キーマンがレギュラーポジション。

 玉拾いが外注パートナー



願望を「変形」させるというのは、その「願望」というのは、いったいどのような状況になったら「かなった」といえるのだろうか? と、マジメに考えてみることです。それは、いろいろな状況が考えられるのではなかろうか?ということ。プロ野球選手になりたいという願望がいまだにくすぶっているのであれば、それは本当か? と。他のアプローチがあるのではないか?と、考えることです。

 重要なのは”Plan”のフェーズの最初に「夢」を目標へ落とし込むことです。そうしないと何も始まりません。

 でも、夢を実現できない夢として墓場までとっておきたいのか知りませんが、笑ってしまうぐらい、その作業をやらない方が多いんですよね。

 最初の生々しい願望を実現可能な目標に落とし込むことができるのが「オトナ」ですし、そのプロセスが人生そのものなんですよ。

 このプロセスはプライベートでも同じです。というかプライベートこそこのプロセスを強化していかなければなりません。仕事でそれをやっているのであればどんどんブラッシュアップしてプライベートに適用していきましょう。



 これは推測なので間違っていたら指摘してください。iPhoneは、ジョブズの「夢」段階では、このギアはもっともっとスタイリッシュではなかったと思いますよ。はっきりいうと「ダサかった」はず。

 それが、”Plan”を経て目標として落とし込まれ、レビュー、共有され、死人が出るんじゃないかという勢いで開発がなされ、際限なくカイゼンされ、そして現実として結晶した、今まさに我々の眼前にある「これ」は、最初夢見ていたプロトタイプよりもスタイリッシュになっている。つまり、ありていにいえば「良くなっている」。

 iPhoneを夢見たのはたしかにジョブズと一部の取り巻きの手柄かもしれませんが、それをより良きものにしていったのは無名の、別な人間のはずです。

 あとは、時間です。

 夢を目標に落とし込み、そして共有する(「晒す」)というのはこういうメリットもあるんです。



 ふつーに"Plan"すれば、やることはみえてくるので、それを実践するだけです。

 実践するというのに抵抗がある人も、いるのかもしれません。もともと性格というか行動特性がアクティブじゃないというか… 確かにそういう方はいますが、そういう場合どうすればよいか? というと…

 "Plan"の品質を上げるしかないのですよね。つまり、よりTodoを具体的に、サルでもできるレベルまで落とし込まなければなりません。

 「近所の●●スーパーで●●社の●●を買う」とか、そのぐらいまで。

 ジョブズであれば世界中のワーカーを安く働かせることができるので、強行突破なのでしょうが、通常、PDCAにおける”P”で計画を立てるわけですが、「プロ野球選手になるためにどうするか」なんて企画は瞬殺ですよね。

 だって、人生って有限なんですよ? そんなことより、考えるべきこと、実現させるべきこと、優先度の高いことってたくさんあると思いませんか?

 と考えることも”Plan”です。Planの品質が高ければ、その後の人生で莫大な時間を浪費することがなくなります。

 (これも知らないだけですが)ジョブズと同じ時期にiPhoneちっくなギアを夢想したエンジニアは日本にいたのでしょうが、ことごとく”Plan”の段階で却下されていったのでしょう。でもそれは、正しい判断だったのではないでしょうか? 日本の土壌ではそもそもムリですからね。



 さて、ちょうどよいのでプロ野球選手ネタを続けますが、もし仮に、オトナの駄々っ子のごとくプロ野球選手になりたいという願望がくすぶり続けているのだとしたら、それは、実現させるべきことなのかもしれません。それほどの情熱を注げるのであれば。

 ですので、一見荒唐無稽と思われる願望を具体的に分解していくことです。

このたとえにおける分解の過程はすべて省略しますが、そういう願望はすべて「とんねるずのスポーツ王」手法で実現可能です。

 つまり、テレビに影響力のある芸能人になればいいということです。

 プロ野球選手になりたいというのは著名なスター選手と、野球専用のスタジアムで、カクテル光線を浴びながら、対決したいというのと同義なんです。

 だから、プロ野球選手になる必要はなくて、著名な芸能人になり、年一の冠番組を持ち、番組の予算で著名なアスリートと対決すればよいのです。

 そうすれば自尊心も満足できます。

 こういうアプローチもあるのだ、ということです。40代でプロ野球選手になれる可能性は「ゼロ」なので、”Plan”の時点で瞬殺ですが、40代から著名な芸能人になる可能性はゼロではありません。

 可能性が低いのは確かですが、ゼロではなくなったので、そこから死ぬ気で”Plan”を考えていくことです。本気なのであれば。


 さて、まっとうなプロジェクトであれば、”Plan”の過程で著名な芸能人になることも精査(却下)され、おそらく、一生に一度そういった番組の企画に応募して当選して、一般ピープルとして著名な野球選手と対決(ごっこ)をする、という方向性にしていきますね、私ならば。

 そういえば、なんかそういうCMありましたね…

 そのためには、マスコミの公募は当たらないので、いかにマスコミにコネをつくっていくかという”Plan”になっていきます。

 お祈りして当たるのを待つよりも、行動してコネをつくるほうが実現の可能性が上がります。

 オトナの、プロ野球選手になりたいという願望などは分解していけば一生に一度の思い出として、その方が子どもの頃のスター選手とスタジアムで対決さえできれば、それでもう「あがり」です。

 なぜかわかりますか? そういう人は絶対に、アスリートの日々の節制、努力、自己管理、などはこれっぽっちも思い描いていないのです。

 一般ピープルがそんなことをできるわけがないのです。

 夢だけで語っていると、夢の背後にある、それを維持するために「辛さ」からは自動的に目を背けるようになっています。

 何がほしいのか? 何を実現させたいのか? その規模が大きくなればなるほど難易度が高くなるので、”Plan”にかける工数も大きくなります。

 そして、実際のIT業界におけるプロジェクトと同じように、莫大な工数をかけても完遂できない(実現できない)ことも多々ありますよね。

 あるいは”Plan”のフェーズで「今のオレにゃムリだね」とあきらめることもあります。でも、どんな規模であっても、どんなに荒唐無稽であっても、死ぬほど「ほしい!」「実現させたい!」というのであれば、もう少し智恵が出てくるものです。

 ビジネスの成功本は、おおよそそういうストーリーで書かれていますね。あ、あと「プロジェクトX」もそうでした(笑)。

 多くの方が、この”Plan”をナメているというか… ビジネスではやってるのに個人レベルだとなぜかそれを適用せずに、「強く願ったらあとは『宇宙に放射』しておけばいいんです そうすれば実現されますから」みたいな甘い言葉にそそのかされたりするんですよね…不思議なことに。

 言い方を変えると自分の脳みそをナメている、あるいはそのパワーを知らない?

 智恵を「絞り出す」ときに出てくるアウトプットというか、それを現出させる脳のパワーって、すごいんですよ。

 以前、エンジニアライフで健康について書かせていただいていたときも、脳について言及したと思うんですが、極論するとエンジニアが健康でいなければならない理由というのは脳のパフォーマンスを最大にするためなんですよね。

 脳に最大限に働いてもらうために、睡眠時間は削っちゃいけないんです。そして睡眠の質を常に上げるためのカイゼンをしていかなければならないんです。

そして、デスクトップのモニターに向かってぶつぶつ言いながら仕事するだけでなく、「行動」することにより脳はますます活性化するんです。なぜなら、その行動をすることによる結果が必ず脳にフィードバックされるためで、いってみればそれも脳の「栄養分」のようなものなんです。

 その「行動」っていうのはなんでもいいんですが、たとえば有益なディスカッションなんかもそうですよね。

 真夜中に、セブンイレ●ンに売ってるなんとかというお菓子を無性に食べたくなったら、ただ行き、そして買うだけです。



 個人の話にひきつけると、いろんな願望がありますよね。甘いものが食べたい、Just now!みたいなのから、もっと荒唐無稽な、不労所得を得て南の島で暮らしたい、みたいな?

 そういうのって、ぜんぶ、箇条書きにしてリストアップすると、横一列に並ぶんですよ。

ランチ1100エン頼んだって日替わり750エン頼んだって同じだって

2018-03-20 19:33:38 | サラリーマン愛憎
2017
アンタらランチで外で食べることを選択してる時点でもはや節約じゃないでしょうよ。その店に入った時点で。。スペシャルランチ1100エン頼んだって日替わり750エン頼んだって、同じだって!その数百円の差が、なんだっていうのよ。セコセコいきるんなら350エンの弁当一択だろ。
02-20 18:32

あるいは奥さんに弁当つくってもらえよ。あるいは自分でつくれよ。
02-20 18:32


自分が動くとどのぐらいの価値なのか?

2018-03-19 19:31:35 | 再録
https://blog.goo.ne.jp/strikegold/e/50f8bfba77682df5c0bbe26f5a4b3caf
計算をラクにするために、とあるSIerの管理職の年棒を720万、労働時間を200h(月)*12(か月)=240hとするならば、その方に時給は3000円ですね。

分給は3000/60=50円です。



さて、どこか客先に打合せにいくとします。客先は、オフィスから徒歩5分+電車4分+そこから徒歩10分としましょう。合計19分です(往復38分)。電車賃は往復350円(非接触ICカード利用)

ところで、客先は駅から降りてちょっと遠いんだよな。。と考えているとします。オフィスの目の前からタクシーに乗り、客先までドアドアで8分でいけるとしますよね。そうすると11分短縮できます。(往復22分)

片道11分短縮できるということは?オフィスで22分余計に仕事をできるということです。ということは?

この管理職は分給50円ですから、1100円分の仕事をできるということ。



オフィスから客先までタクシーで1100円だったとします。往復2200円。

電車との差額は、往復1850円。



結論としては、タクシーを使うのはアカです。



さて次に、4人で向かう場合。

時給3000円(分給50円)の管理職と時給2400円(分給40円)のリーダ、時給1800円(分給30円)の若手2人。

この4人が、22分余計に仕事をすると、(50+40+30+30)*22=3300円分。

この4人が電車で行くとすると往復350*4=1400円。

タクシー往復2200円。差額は800円。



結論としてはタクシーを使うのは黒。4人で行動するのであればどんどんタクシーを使うべし。

片道2000円ぐらいであれば、よゆうです。



さて最後に、自分が時給(分給)どのぐらいの人種になったら、タクシーを使える(タクシーの似合う)人種になれるか?ですが...

計算は省略しますがやはり時給6000円ぐらいの人種でしょうね。



前にも書きましたが、時給価値というのは、どれぐらい生産性が高いか?ということです。

月に200時間も拘束されていたら時給がいくら頑張ってもあがりません。

もっというとそこにプラスしてさらに、1日2時間の通勤時間があり、それもどう考えても拘束時間ですから、

2時間*21日=42時間。計算は省略しますが、実質時給は2500円ぐらいです。



ですので、時給を上げる(イコールタクシーの似合う人間になるw)には、職場での拘束時間を減らすだけでなく、職場の近くに住むことです。

具体的にいうと、歩いていけるところに住むよりも、隣の駅の、駅から徒歩1分ぐらいのところに住むのがいちばん時間効率がよいです。



ここまで書いても多くのサラリーマンがピンとこないとは思いますが、まあ、もし独立とかされたらわかると思いますよ。

サラリーマンは移動交通費は自腹じゃないですからね。。自分のふところが痛まなければどこまでいっても実感はないでしょう。

カッコいい金持ちっていないんかね!?

2018-03-16 19:29:59 | 成功法則・カネ持ちになるには
2017
カッコいい金持ちっていないんかね!?いや、ライフスタイルじゃないよ。恰好。外見。成功してるアスリートぐらいか。。まぁ彼らはズルいよなw Tシャツにジーンズでむちゃカッコよくなっちゃうんだからwビジネスで成功して成金になった方々ってみんな痛い。ダサい。本人気づいてない。
02-10 17:45

成金は身に着けてる全体の金額だけ高くて。びっくりするぐらい長期間洗練されない。洗練する頃には事業に失敗してたりwロールモデルっつのかね。探さないととは思うんだが。
02-10 17:46

外でのランチ15年ぐらい前かな?1000円ぜんぜんおっけーうまいもん食べようぜ、という気持ちになって、地平が広がった。東京はランチ1000円ですっげーおいしいもん食べれる。ランチ750円も1000円も、俯瞰してみたらまったく変わらんよ。月に数千円節約したから何だっていうのか?
02-10 17:47

で10年ぐらい前週に1回ぐらいは2千円未満であればもちょっと良さげなランチを食べようと思い、さらにステージが上がった。夜の高級料理店も昼2000円程度でかなりおいしいランチ出してるしそもそも高級店は雰囲気が良い。人間が磨かれるというのが一番のメリット。人生の授業料としては超安い
02-10 17:48

社員以外自宅やカフェで仕事するフリーランスでワークをまわせばいい

2018-03-13 19:44:01 | 政治経済・世相
2017
在宅勤務がどうのこうのっていう話じゃない。コア社員はオフィスにいるのが当然。で社員以外自宅やカフェで仕事するフリーランスでワークをまわせばいい。委託は成果を求めるがオフィスに拘束することを求めない(求めてはいけない)時代はそうなっていく。コア社員以外を追っ払えばいいんだよ。
02-13 18:11

そんなに会社の業績上げたいんだったらさ、社員の家族のライフイベント把握しときなさいよ。それだけで業績上がるから。奥さんの誕生日なんて当たり前。粗品でもプレゼントぐらい用意するわなふつう。結婚記念日、子供の受験、合格したらお祝い。当然、金一封ぐらい出すだろうな?ケチらず。
02-13 18:12

ビジネスのメールのやりとりで、はなっから最後は会って話して調整しようと考えてる時点でアマいんだよ。外国のクライアントでもそうするか?国内の遠い取引先も?呼びつけんの?もうそんな時代じゃないって。「めんどくさいから直接いきます!」っていう姿勢がカッコいいとでも思ってんのか?
02-13 18:13

地方の小都市とかのホワイトカラー、特に公務員とかってホントに仕事できねーと思う。東京のビジネスマンのほとんどがそう思ってると思うぜ。ホワイトカラーの生産性の低さの足引っ張ってんの地方だから!駅前がシャッター通りになるとかより致命的なのは地方のホワイトカラーだから。
02-13 18:15

[弩]サービス業はアタマ下げるのが仕事

2018-03-12 19:38:48 | 違和感アンテナ
やっと、飲食店の連中がさ、一見とか、ちょっとしかカネ落とさない客に対してぺこぺこするようになって、ひと昔前と比べると隔世の感がある。

サービス業の連中と客ってのは平等だよ。それは正しい。でもサービス業の連中ってのはカネを落としてくれる客に頭さげんのが、てめえらの仕事、サービスなんだよ。
それをわかってないバカ、DQNがあまりに多すぎて昔の俺はいつも怒ってた。

まあそのあたりがカイゼンされているのは素晴らしいことなんだが未だに、万札を落としてくれる客に対しておつりが少ないからとロコツにイヤそうな顔したり、20円持ってないかとか聞いてきたり。

これもバカ!
おつりとかは関係ないの。オマエの店に万札落とそうとしてくれる客がいるんだよ? その釣りが20円だろうが9800円だろうが関係ねえんだよ!
商売なんていかに万札をかき集めるかが勝負だったりするわけだから。

それをいやな顔するとは。。何様だよいったい。

そんなにイヤなら540円とかそういう値付けするんじゃねえよタコが。すぱっと1000円でいいじゃねえか。