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自作ガイガーカウンター改良編

2011-04-23 16:10:22 | エレクトロニクス

ロシア製GM管SI-3BGには手を焼きました。動作点の確定が難しくちょっと油断すると連続放電がおき電極が真っ赤になります。規格不明の高圧基板が一層拍車をかけました。

高電圧の調整は出力後アノード側の抵抗値を変えるか高圧基板入力電圧を変える事で達成されます。但し高圧基板は0Vから綺麗な直線で変化する訳ではないので多少の試行錯誤が必要ですがそれでもとっかえひっかえ抵抗値を変える手間に比べたら楽です。

高圧電圧調整用にLM317で可変電圧電源を組みました。連続で電圧を可変し様子を見る事ができます。この調整で入力電圧3.8Vから4.2V程度で線源に反応するようになりました。線源にランタンのマントル数枚を試すとパルスがでます。紙等では反応しません。

これで様子を見たのですが安定しません。このGM管SI-3BGはとても扱いにくいもしくは不良品なのかも知れないと思うようになりました。製造後からは長い年月を経過し内部の不活性化ガスが不良なら納得がいくような気がします。

別のGM管を使ってみました。SBM-20 これもジャンクですがジャンク理由がはっきりしているので回路自体のチェックには問題ありません。因みに不良原因は内部クエンチで放射線が入った時数発連続で放電し定量測定に支障がありますが放射線チェックだけの私の使い方では問題ありません。

GM管交換の為に取り外してびっくり、、管壁が溶けてへこんでいました。異常な放電で高温となった為でしょう。。。。こんな事は子供の頃真空管の送信機で失敗をして以来だ。。。。

高電圧発生基板のダイオードも手を加えました。1N4007は耐圧1KVですが交流から直流にすると√2倍になりますので余裕はありません。電流は小さいのですが異常な動作時には破壊の危険性があるので2個直列にしました。最近は高圧機器の自作は殆どされなくなったので耐圧部品の入手にも苦労します。

これで何とか安定に動作するようになりました。これまでの不具合の原因は管球の使い方か管球の不良でしょう。

バックグラウンドの10倍と言われているウランガラスを借用してきて動作確認、

C国製ランタンのマントル数十枚の線源では派手に反応します。先に述べたクエンチ不良で内部ガスの製造時混入不足のせいだと思いますが定量測定以外では使えるでしょう。

これで問題はGM管センサー部分であることが判明したので正常のGM管を入手しCPM回路を載せれば定量測定が可能になります。

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