無防備地域宣言は危険を招く危険な宣言だと断固主張する、嘘つきが、せめてブログで正直な事を語る

戦時法であるジュネーブ条約を平時に扱う愚か者を断固糾弾する。

続・のまネコパクリ疑惑騒動

2005年09月07日 21時57分31秒 | 総合
正直、何かよくわからん状況なのですが、のまネコ(=モナー)パクリ疑惑は延焼しまくり。
「わた」許すまじ「avex」許すまじの声は着々と大きくなっています。
(注:「わた」とは、元祖マイヤヒFLASHの作者で、avexと契約した人)
まぁ、わかるところから考えて行きましょう。

avexパクリ疑惑に関するリンク

みんなで作る「のまネコ」リンク集
リアルタイム世論調査@インターネット
■エイベックス抗議緊急集会のお知らせ■

■Q,なんでドワンゴはよくてのまネコはだめなの?
■A,AAキャラといえば、最近はドワンゴのCM等で使用されたりしているが、
あくまで2ちゃんねるのAAキャラとしての使用である。また、ドワンゴは2chのスポンサー。
(ちなみに最後に「着メロ取り放題~」とか入る声は管理人のひろゆき氏のもの)。

とりあえず、早くも勇者たちによるメル凸・電凸の報告が2chに出てますね。
それは興味があったら各自で探してみてください。
メディアリテラシーの練習、練習。

で、avex側の主張を簡単に言うと、
・権利者との正統な契約による使用なので問題無し。

当然、この権利者とはFLASH作者の「わた」であり、のまネコ=モナーだったとしても、のまネコの権利者が「わた」なのでavexは関係ありませんよと言うことだ。
最悪、avexもこの論理の元、被害者面をするかもしれない。
何にしても、avexは事態の責任全てを「わた」一人に押し付ける気があるように見える。

一方の「わた」はと言えば、沈黙したまま。
flash★bomb'05に参加する事になっているので、9/23に公に姿を現すかもしれない。

そもそも思い起こせば、マイヤヒブームのきっかけを作った「わた」のFLASHが「黒フラ」であることからして問題だ。
「黒フラ」とは「黒いフラッシュ」の略で、「黒い」とは著作権を無視した作品である事を意味する。
元祖マイヤヒも、O-Zoneの曲を勝手に使っているので、著作権を侵害している。
故に「わた」には同情の余地も無い。
ところが、日本におけるこの曲の版元のavexは、その人気に目をつけ、敢えて「黒フラ」であることには目を瞑って契約している。

さて、これをどう見るかと言うと、avexは「わた」に金を握らせ傀儡とし、何か問題があった場合は「わた」に責任を押し付ける。
その一方で、そもそも元祖マイヤヒが「黒フラ」なので、「わた」がavexの言う事に従わない場合、avexは著作権侵害で「わた」を訴える。
こう言う構造が見えてこないだろうか?
勿論、これは自分の憶測なのだが。

とりあえず、avexに良識ある対応を望むのは無理っぽいな。
今後、どうなって行くんでしょうかね?

武器輸出(3)

2005年09月07日 12時34分27秒 | 【国内】

モナーをパクった「のまネコ」商品化で大騒ぎ!
のまネコ問題
のまネコ総合ホームページ

これは暫く、エントリーの頭に張っておこうと思います。
で、エントリータイトルにちょっと違和感を感じていたので、こっちもちょっと直しました。

前回のおさらい。
武器を輸出する事は、単なる商売だけに留まらない。
輸出先の国と政治的な関係を持つことになる。
よって、外交及び軍事における関係強化を図る手段にもなる。

これらを鑑みて、軍事に疎く、外交下手な日本が長期的な計画と緻密な政治的計算に基づく武器輸出が出来るかどうかと言うのが問題なわけでした。

とは言え、御存知の方も多いだろうが、自衛隊の装備は世界的に見ても最高水準の物が多い。
売りに出せば、欲しいと言う国は必ず現れるだろう。
が、前回触れたとおり、武器輸出は単なる商売に留まらない付加価値がある。
よって、買い手はそこをついて足元を見ようとするのである。
誰だって「良い物をより安く」と考えるのは当然のことだ。
さらに時代の情勢を考えると、超大国のコントロールが行き届き、いつ超大国同士の全面戦争に突入するかわからない冷戦時代に比べて、今は兵器が売れない時代である。
当然、この二点を考慮すると、現代の兵器市場は「買い手優位」だと言える。

余談だが、近い将来に陸上自衛隊に配備される対戦車ヘリコプター・AH-64Dを、日本はアメリカから1機およそ60億で買った。
生産国であるアメリカが同機を調達するのに必要な金額がおよそ20億である。
さらに日本と同じくアメリカから同機を買っているイスラエルは1機およそ30億で買っている。
生産国であるアメリカが安く調達できるのはわかるが、同じ輸入国である日本とイスラエルの価格差は何だろう?
答えは、イスラエルは一括大量購入したのに対して、日本はちまちまと購入してるからだ。
大量生産や大量購入の方が安く付くのは常識だ。
もっとも、日本の場合、他の装備との兼ね合いを考えると一括大量購入出来るほどお金が無いと言う寒い懐事情があったり、中国が軍拡を続ける状況下、備えが必要になるので、「買い手優位」が適応されなかったりと言う事情があるのだが…

さて、買い手優位の市場では買い手はどうするかと言うと…
「買ってやるから、何か見返りを用意しろ」となる。
この「見返り」の事を「オフセット」と言う。
一般の買い物だったら、せいぜい値切り交渉くらいなものだが、
国家間の商売となるともっとえげつない事をしてくる。
例えば、「そっちの商品を買ってあげるから、こっちの商品も何か買え」と言う話になる。
何かしら余剰のある輸出品を押し付けられると言うわけだ。
相互に売り物を買うハメになるので、当然、利益は少なくなる。
が、しかし実際、「利益が少なくなる」程度なら、まだかわいいものだったりする。

この場合の売却価格と購入価格の比率を「オフセット率」と言う。
オフセット率が0%だと、売った分だけ利益になる。
オフセット率が100%だと、売った分と同額分、何かしら購入させられる事になる。
こうなると、利益は0だ。
もっとも、先に触れているとおり、売買以外の付加価値があるので、利益が全く無いと言うわけではないが、少なくとも額面だけ見れば0である。

さて、では実際の兵器市場の取引を見てみると…
実は、オフセット率100%と言うのはザラである。
売買以外の付加価値を考えると、「これでもお得だろう?」と平気で言ってくるのだ。
それを平気で言うくらいだから、オフセット率100%を越える取引も当然存在する。
オフセット率100%を越えると言うことは、お金を払って商品を売ると言うとんでもない状況だ。
それでも、付加価値を考えると、取引する価値があると見ればその契約を結ぶわけだ。

武器輸出と言うのは単なる商売に留まらない付加価値があるため、単純に「売れば儲かる」と言うものでも無いと言うことだ。