My Dear Things

asukaと申します。まさに”NO MUSIC,NO LIFE”を地でいく毎日かも♪♪♪

相方さん

2006-10-15 15:15:18 | 山崎まさよし
先日、エリック・クラプトン・ジャパンツアーのチケットが到着しました。
席はアリーナの真ん中ぐらい、ってことで不満はなし(^^)v。

で、そのクラプトン。
私が彼の存在を知ったのが1986年、アルバムは確か”August”で当時”It's In The Way That You Use It”(邦題”ザ・ギフト”)がチャートを賑わせていた頃だったと思う。
NHKで1985年のライブが放送されたのを見て思わず一目ぼれ→レンタルして聞きまくり、ほどなくソロ名義&デレク&ドミノズのアルバムを”大人買い”。まさに”聴きまくり”の時代だったと思う(後日知った話だけど、この私が見たライブのクラプトンってのは”男も惚れるかっこよさ”のライブと評判だったらしい)。
それからリアルタイムで1989年にリリースされた”Journeyman”を聴きますます惚れこみ翌年の来日公演へ参加、「クラプトンのギター、やっぱすっごい~~!!」と”ツレ”と騒ぎまくりました。

さて。そのクラプトン。
三大ギタリスト(これもすでに死語??・汗)の一人だけど、他の二人(ジェフ・ベック。ジミー・ペイジ)と決定的に違うのはほとんど全ての曲で”メインボーカル”をとるってこと。
これって弾かない人間がはたで見てるより遙かに難しいことだと思います。だってギター弾きながら歌うんですよ?。両方に神経をつかわないといけないんです。
(では弾き語りの人はどうなんだ?っていう問題はおいといて・・・^^;;)。
クラプトンの場合、”一人での弾き語り”ってのはほとんど皆無です(以前のツアーではあったけれどそれも最初の数曲のみ)。

バックバンドを従えて常にギターを弾きながら歌う、ってのは相当困難な技だと思います。だから彼の場合、常にサイドギタリストってのが存在しててクラプトンがボーカルとってる時はサイドがギターを弾き、ソロになるとクラプトンが弾く、ってのがパターンです。そうでもしなければ歌にまで神経を集中できません。





なんでこんなことを急に・・・。
実はある方からとんでもない音源をいただきました。要は”山ちゃんの弾き語り”なんですが・・・”一人”じゃないんです!!
山ちゃんメインがほとんどではあるけれど、”もう一方の方”との掛け合いであったり、山ちゃんがサイドに回ったり・・・といった演奏の数々。

もうですね・・・ほんっとこの時の山ちゃん生き生きとしてるんです。弾き語りん時にたまに見受けられる硬い感じがほぼ皆無。おなじみの”セロリ”なんて・・・「ひえっ!生々しくてかっこええぇぇ~~~!!」。それにOKST03のDVD収録”Superstition”なんてこの音源聴いてしまったらDVDが見れない・・・(^^;;)。あと”I Feel The Earth Move”なんて・・・むっちゃくちゃ自由に歌ってますわ♪、1曲リピートでもうどれだけ聴いてることやら!。音はずし加減ではあるんだけど、それも勢いよぉ~~!カッコええっ!!と納得してしまうほどのグルーブ感!!
”Passage”なんざ、山ちゃん本人が「あとでちゃんとテープ下さい(声がマジでした)」なんていうほどの(笑)なんともいえん完成度だし”飾りじゃないのよ涙は”なんてオリジナルがぶっとんでしまうほどのカッコよさ!!(実はこの曲は以前に聴いてたんだけど・・・まさか”この人”とのセッションとは思いもせず・・・)。
ラフな仕上がりではあるんだけどそれがかえっていい雰囲気をかもしだしてるんです。

このセッション集、”もう一方”の発言よりいただきまして”Mountain Bamboo Session”と勝手に名づけてます。
(ここまで読んで”ああ!”と思い当たる方もいらっしゃると思うんですが・・・)”Mountain”=”山”→山ちゃん、”Bamboo”=”竹”→竹中尚人(=ひさと)・・・。
そう!Charなんですよぉ~~!!!
山ちゃんがメインボーカルとってる時のメインギター、たぶんCharがほとんど弾いてるんじゃないんかしらん(どうもリフが”それ”っぽい)。
ってことは、山ちゃんは歌に専念できるってことで・・・歌い方が違う!!(ような気がする・^^;;)



やっぱりね、いくら優れたプレイヤーとはいえ”二つのことを同時に同じレベルでこなす”ってのは不可能なのでは?って思うんです。そのレベルが高ければ高いほどますます困難を極めると・・・。

事実、Charとてギターは世界に通用するレベルだけどボーカルは正直”歌の上手なギタリスト”・・・かな?いや、下手と言ってるわけでは決してないんです、マジで。ただメインはあくまでもギターである、と言いたいだけ(汗)。
クラプトンとてここ最新のアルバムを聴くとほんと”別人??”って思うほど歌が上手いんだけど・・・それに反してギターは・・・(- -;;)。いや、けなしてるわけでは決してないし、いいフレーズもいっぱいあるんだけど、やっぱ
り”あの当時”と比較すると・・・(以後自主規制)。やはり”どこに重点を置くか?”ってな問題なわけで。

う~~~ん、それなら山ちゃんのOKSTはどうなんだ?って問題になってくるんですが・・・。初期の頃はさておき、最近ではサンプラーを使用して何重にも音を重ねていってますよね?あれも一つの”相方”なわけで。
個人的にサンプラーの多用ってのは余り好きではないのです。やはりどうしても”機械”だから・・・う~~ん、どういえばいいんだろ、やっぱりこのいただいた音源と比べると全然”空気感”が違うような気がしてます。
私はOKSTなら2000年の武道館ライブ、あれが好き。山ちゃん自身が演奏する”楽器の音”と”自身から発せられる歌声”(+山ちゃんがとるフットステップによるリズム)。つまり本当の生音のみで構成されるライブです。
ライブならではのあの”独特の空気感・緊張感”ってのが実際にライブ行ってなくてもスピーカーのこちら側にビシビシ伝わってくるんですもん。

”相方”といえば今のHMAでのゲンちゃん&キタローさん。ほんと最高のトリオだと思います(欲言えば・・・ゲンちゃんちと手数多すぎ???・汗)。
先日の大阪フェス、(今から思えば)最悪の体調での参加にもかかわらず楽しめたのは”あの3人によるライブ”だったからなのでは、って思います。
”パン”→”アレルギー”へとなだれ込んだときなんかもう鳥肌たちまくりましたもんっ!!「うわっ、こうくるんかぁ~~~っっっ!!!」って・・・。
この2人だからどんな風に演奏が流れて変化していっても柔軟に対応できて、なおかつそれがフロントマンである山ちゃんにいい形で返り、結果ある種の化学反応になるんだと思うんです。
だから今回のツアーがトリオライブ、っていうのを知った時は単純に喜んでしまいました!「よっしゃ、絶対にツアーの前半&後半の両方は行ったるぞぉ~~!!」ってね(^^;;)→実現して・・・未だに信じられませんが(汗)。

ライブツアーって”生き物”だから、経過につれ変化してあたりまえだし、またそうならなきゃつまんない。
またどうせ変化するんだったら少しでも”外的刺激”が多い方が変化の度合いも大きいんじゃないか?ってのは私の勝手な期待。
”ADDRESS”聴いて、「山ちゃん、なにかいいことあった??^^」って思ったのは私だけではないはず。ならば起こったであろうその”変化”がよりよい方向へ働いてもらいたい、って思うのは私だけではないはずなんです。
だったら・・・今の山ちゃんにはやっぱり”一人”より”三人”なんですわ♪
そしてこのツアーが無事終了してその”結果”が”実”を結んだら・・・今度はまたOKSTのように”一人”ってのもいいんじゃないかな?って思います。
だって結果が出る前と出た後では同じ”一人”では明らかに内容が違うと思うんですもん。
まだHMAも終わっていないのにすでに次のツアーに期待をよせている私・・・オニが笑う、なんてレベルじゃないわ(爆笑~)。


やっぱり”人”を生かすも殺すも”相方”次第、そういう自分はどうなんだ?っていう問題はさておいて・・・(爆笑)。
山ちゃんの場合は”相方”さんに非常に恵まれているなぁ~、ってつくづく思います(ジャイアン社長・穂刈さんをはじめとしたスタッフ関係&先輩・後輩ミュージシャンの方々にもね)。
だからこそ今の”山崎まさよし”があるんだろうなぁ~♪

さて、私の次のHMA参加はファイナルへ向けての四国ツアー3本、どんな”山崎まさよし”に逢えるのか・・・楽しみです~~~♪♪♪