「マイ地蔵」をお持ちの方 いらっしゃるだろうか?
そりゃ~「世界は広いし世界は狭い」から
さまざまな由来でお持ちの方は、けっこういらっしゃるのだろうけど。
去る11月24日、旭川に飛んだ。
旅の目的は仕事柄、今話題の「旭山動物園」を見に行く事だったのだが
その動物園の入り口前にあるお寺のお堂に小さな「マイ地蔵」が
建立されていて実に8年ぶりに立ち寄った。
今は亡き父が我が子の未来を念い所縁の高野山の流れを汲む
旭山のお寺に建立した小さなお地蔵様だ。
父37歳、一人息子の私が10歳。
40年の歳月を経た今も、我が未来を案じてお堂で微笑む。
寒風に小雪舞う旭川で身にしみる「永遠の愛」。
もういい加減、まあるくおだやかに行かねば。
微笑ながら・・・
【今日のおすすめ】
Michael Franks
「Watching The Snow」
永遠の愛・・・
お地蔵さまから伝わりますねぇ
その時、家族がだれも知らぬ間に、しかも家族と
なんらつながる縁もない旭川にお地蔵様を父が
建立していたのです。当時、僕も含めて、何故?と
さして感謝の念もわかず逆に不思議がったくらいです。
その父とは、当然、思春期を迎えて以来、実に生涯
和解することも無く過ぎてしまったのですが、父の
死後、動機は動物園視察でしたが、想像通り、地蔵
を通じて、墓参りなんらぬ、追悼の訪問となったわけです。
この歳で、子も家族もない身だけに。
コメントありがとうございます。
「マイ地蔵」を持っている人は、さほど沢山いないと思いますが、如何でしょうか。
お父様との和解は、お父様の逝去された後だったということになりますね。ほかでもなく、お父様がstimulisさんのために建立された「マイ地蔵」さんのおかげですね。お父様は、きっと微笑んでstimulisさんのことを、あの世で見下ろしていらっしゃると思います。
私が勝手に異国で身を固めて暮らしてからのちにわかったことですが、想像以上に親は私のことを案じてくれているのです。
親の愛って、本当にありがたいです。
母ともそうです。なんとも不幸な親子でした。
だから、せめて生きている息子がその親の不理解を
受け入れて、理解してあげようと生きているわけです。
死者も生者も幸せであるように念じて。