音読することは、リスニング力を伸ばすには効果的であると今まで何度もお伝えしてきました。話す力や読む力(読解力)も伸ばすことが出来ます。結果的に、書く力にも良い影響を及ぼします。
スピーチコンテストで頑張っている皆さんは、リスニングがとても優れている生徒が多く、英検でもとても良い効果があります。
注意点
カタカナ読みでダラダラと音読していてはいけません。CDなどの正しい発音(個々音・強弱・リズム)の真似をするように練習をすることが大切です。スピードも遅くならないように、出来るだけモデル音声の真似をして下さい。
様々な練習方法
CDのリピートをしたり、1人でCD無しで音読したりする以外の練習方法には、こんな方法があります。
オーバーラッピング
・・・文字を見ながら、CDなどのモデル音声に合わせて(かぶせて:overwap)声を出す練習方法です。練習の際、発音・イントネーション・間の取り方に特に注意してまねることが大切です。但し、これはリピート練習を十分にやってからでないと難しいです。(暗記したら、文字無しでも出来ます。)
シャドーイング
・・・文字を見ないで流れてくるモデル音声を聞きながら、少し遅れて影(shadow)のように後について、その音声を真似ながら声に出していく練習方法です。はじめは上手く出来ないかもしれませんが、あきらめないで繰り返してみましょう。繰り返しているうちに暗記してしまうと良いですね。文字を見ないので、忙しくて机に座ることが出来ない時でも練習することが出来ます。
週に何回かはテキストの文字を見て(指さして)音読練習をして下さいね
色々な方法を組み合わせると効果的です。このような練習方法をやり続ければ、将来にも役に立つ「ことば」としての英語力を身に付けるのにも効果的です
(水野克哉)