stationary のまど

松本市・中町通りの手づくり作家陶芸ギャラリー
のまどの店主とその仲間たちのブログです。

花に恋した蜘蛛

2011-07-30 17:50:13 | Weblog

店の裏庭に咲いているギボシの花に何やら蜘蛛が抱きついている。このところ天候も世の中も全般的にもいろいろとおかしくなって来てはいるが自然は何処に行くのか・・・私たちはどこにいくのか?

 

 

花の香りに恋をしたのか?でも、まだ咲いてはいない?どうしてなのかお分かりの方がいたら教えていただきたい でも、美しいものに抱きつきたくなる蜘蛛の気持ちは理解できなくもない。もの作りアンテナはいつでも「美」に向けてある

 

 

俗に言うところのこの花は「月見草」だが、本当の名前は「待宵草」・・・富士には月見草が・・・これは、太宰治の「富嶽百景」のなかで書かれたあまりにも有名な一節だがこれが勘違いのはじまりのようである

 

確かに「月見草・待宵草」ともに花どうしはアカバナ科マツヨイグサ属で同じ仲間に入っているが、本当の月見草は開いた時は白い花で朝方閉じる時には薄っすらピンクがかっており萎むと確実にピンク色になるらしい。一度本物を見てみたいものである

 

しかし、太宰が目にした月見草は夕方なのか真夜中なのか富士に浮かぶかのように映ったであろう「待宵草」は、本物の月見草以上にはまっていたのに違いない。この光景も一度はじかに出会いたいものである


ようやく・・・である

2011-07-24 17:36:51 | Weblog

ここに来てやっとこって言うのか ようやく蝉たちが騒ぎ始めた

やっぱり景気よく鳴いてくれなくては夏もやって来ない

 

 

だが今年は嘘か本当か?何やら電力不足で節電・節電とまくしたてられている庶民にとっては

蝉の鳴き声はどうなんだろう?わたしも大好きな「ひぐらし」は涼しそうでとても良いが・・・

 

本来であるならば暑さが最高になる少し前に出てくるはずの蝉である・・・

夕方にもなれば山々にこだましているかのようにカナカナカナカナ~カナカナカナカナ~

 

 

涼しい木立の中ではカナカナ達がないており暑いところではニイニイゼミだろうか・・・一生懸命鳴いている

間もなく東北地方にも暑い夏が来るが大地にはあまり騒いで欲しくない

自然の動きは神様しか分からないのが何とも歯がゆい限りである


蝉の声が聞こえません

2011-07-19 16:47:01 | Weblog

今年の夏は何だか蝉の声が聞こえてこないと思っていたら

今日の朝始めてミンミン蝉の何やら情けない消え入りそうな鳴き声を聞いた

 

例年の事であればこの季節には「ひぐらし=カナカナ」の声が聞こえる時季なのに

 

何かおかしくなってきてますよね・・・異常なほどのゲリラ豪雨・・・

温暖化のためですか?

 

この時季なのに下の国道19号脇を流れている犀川との温度差のせいか今日の朝は犀川から雲が湧き上がってきてます 

秋に多いい現象なんですが・・・。私の住んでいるここ大岡は朝晩はやはり冷えます


夕焼け雲

2011-07-10 14:14:36 | Weblog

2~3日前だったと思うが大岡の自宅に戻る時に見事な夕焼け雲が出ていた

普段の時ならば実に素晴らしく見事だと素直に思うのだが

ここ松本も先々週大きな地震がきたこともあり、呑気な気分にもなれず

次に来る大きな奴の前触れの自然現象か・・・・?そんな事では・・・と

しかし、特別な災いも来なくて やって来たのは梅雨も開け暑い暑い夏

昨日・今日は土・日なのに歩いている人たちもまばらな感じだ

不安を覚えるような毎日ではなく気持ちを落ち着かせ包まれるような日々が一日も早く訪れる事を・・・

私のお店も今回の地震では結構やられてしまったが、形あるものいつかは壊れるものと・・・

また 人間も同じであると思う     古くは中国の詩人「陶淵明」の作品の一節には・・・

有生必有死  早終非命促  (生あれば必ず死あり  早く終わるも命の慌しさには非ず)


納品で南信へ

2011-07-07 16:38:04 | Weblog

この雄大で堂々たる山々の向こう側には「塩見岳」「赤石岳」

そして、日本で一番高い峠「三伏峠」を越えれば静岡県であり・・・

 

昨日は蕎麦徳利の納品で高森町へ出掛けて来ました。ついでではありましたが

念願だった「青い芥子」を見学に大鹿村にある中村農園まで足を延ばしてみました

神秘的なヒマラヤンブルーはきっと大勢の人々のこころを魅了することと思います

こんな色合いの釉が出来ないものかと・・・いやですねやきもの屋の根性が・・・