庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

経済問題。交通問題。健康問題。そして、日本の国創り問題。快適社会問題。

トランプ政権のパリ協定離脱は日本の裏返しだ。

2017-06-02 | 快適エネルギー社会問題

アメリカが製造業の衰退によって、経済的な不利益を被っているのは、誰が見ても当然であり、その対策を最優先したい気持ちはわかる。

だから、地球環境や長期的な温暖化の緩和は、後回しにしたい国策を取るのは、短期的には合理的に見える選択だ。

だがトランプ氏は、「温暖化対策に貢献する技術革新」については、トント知識不足で、今回も周りから説得されていた。

当面は政権公約を優先させて、時間稼ぎをして「温暖化対策産業」の戦略構築に、取組み始める選択に移行するだろう。

その裏返しで、安倍政権は「表向きでは温暖化対策は最重要だ」と公言していながら、実質面では「旧時代産業の保護」に邁進している。

特に石炭火力発電産業への救済的な恩恵は、偽善者の典型的な態度だ。

これは、国民を愚弄して嘘付きの体質が、見え見えの不誠実さだ。


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