Love Life Rock

行こう 昨日までのキミを 苦しめたもの全て
この世の果てまで 投げ捨てに行こう
(この世の果てまで)

渇き。

2014年10月24日 | Movie
 映画「渇き。」を鑑賞。平日の夕方の時間帯に見に行ったためか、観客はねすさん一人で貸切状態でした(笑)。あの中島哲也監督作品ということで期待して見に行ったのだが、内容的にはどす黒いダークな作品で全く救いがない。おまけに暴力・ドラッグ・いじめ・殺人・レイプと、地上波ではとても見せられない要素がてんこ盛り(笑)。でも、これらの要素は失踪した娘の行方を追う元刑事・藤島昭和(役所広司)という男と、手の付けられないモンスターと化していく娘・加奈子(小松菜奈)を描くには避けては通れないファクターなので、個人的には仕方ないかなぁと思います。
 ただ、同じ監督作品の「告白」に比べると、本作のストーリーはちょっと雑というか、理解しづらい。断片的に挿入される一つ一つのシーンはポップでキャッチーで、視覚的なテクニックとしては評価できる一方で、ストーリー的には前後の繋がりが分かりづらい、というリスクもあるわけで。それを踏まえると、本作においてはどちらかというとリスクの面が大きかったように思いました。総体的に、従来の邦画には無かった画期的な作品ではあるものの、過激な映像に比べてストーリーが負けているように感じられたのが何とも惜しい。
 というわけで、ねすさんの評価は5点満点で2.0点。映画の冒頭に、「ある時代が狂って見えるのは、見ている人間が混乱しているからだ」というジャン・コクトーの一文が映し出されますが、この映画を見てると何が正常で何が異常なのか分からなくなりそうで怖い。グロくて不快な映画と一蹴するのは簡単だけど、今の現実社会も同じようなもんだろ、と。ただ、作品として純粋に評価すると、やっぱりオイラは「告白」のほうが好きなんだよなぁ。

舞妓はレディ

2014年10月17日 | Movie
 映画「舞妓はレディ」を鑑賞。タイトルを見れば「マイ・フェア・レディ」のパクリ(笑)・・・もとい、オマージュであろうことは簡単に想像できるが、一般庶民には縁遠い花街という世界を、映画を通して分かりやすく表現しているところはさすがだなぁ、と。主演の上白石萌音が演じる春子を一人前の舞妓に育てるべく、時に厳しくも優しく支える周囲の人々と、自分の夢に向かって一生懸命努力する春子の直向きな姿。これは応援せずにはいられないだろう、と。日本人はこういうシチュエーションに弱いのだ(笑)
 日本映画でミュージカルというと、一つさじ加減を間違えてしまうと見ている側が気恥ずかしく感じてしまうものだが、そこにパロディ要素を取り入れたり、厳しい修行要素を与えたり、方言などの地方ネタを組み込むことで、とても柔らかく受け入れやすい作風に仕上がっているところに好感が持てます。予定調和を守りつつ、ラストも安定の大団円。ほっこりするハッピーな映画というスタンスなら、もうこれで十分でしょう(笑)。和製ミュージカルとしては十分評価できる内容です。欲を言えば、お茶屋のしきたりをもう少し解説してほしかったなぁ、と。お茶屋で遊ぶという経験がない我々にとっては、これはどういう意味なのか?というシーンもあったのでね(笑)
 そんなわけで、ねすさんの採点は、5点満点で3点。ちなみに作中で語られる、舞妓になるための必須三単語は「おおきに」「すんまへん」「おたのもうします」だそうだ。これ本当なのか?とぜひ京都の人に聞いてみたいw

GO! GO! MANNISH BOYS!!! 2014ワンマンライブツアー!!!

2014年10月02日 | Live
 MANNISH BOYSの全国ツアー「GO! GO! MANNISH BOYS!!! 2014ワンマンライブツアー!!!」の仙台公演に行ってきました。会場は恒例の仙台Rensaなのですが、チケットはSOLD OUTしておらず、程よい空き加減で見ることができました。おまけに、いつもは動いていない場内モニターも今日はなぜか安定稼働。これをThe Birthdayの公演時にやってくれよと(笑)。1曲目は「本を捨てるなら雨降りの日に」。この曲はお互いが入れ替わる形で、せっちゃんがドラム、達也さんがギターと朗読を担当。キーボード等のサポートには堀江博久が入ってました。2曲目の「GS750」からは、いつものスタイルで演奏がスタート。M6「カーニヴァル」の後には、達也さんが「こんばんは、吉井和哉です」の挨拶wなんでやねんww そこにすかさずせっちゃんが「あのさ、吉井君ってチ○コでかいよね」と爆弾発言w その後で「・・・実は見たことないけど」と今更なフォローをしてましたww

 M10「DIRTY BUNNY」の後のMCでは、またもやせっちゃんのエロ話が爆発(笑)。「笹かまを3枚くらい並べて切れ目を入れて・・・」って、そういうことは自宅のこんにゃくで試してくれw仙台の名産品でやっちゃダメww周囲もドン引きだったぞwww そうそう、空き時間には会場の裏手にある五右エ門ラーメンを食べに行ったそうです。評価としては「普通」だそうで(笑)。ちなみにねすさんも行ったことあるけど、取り立てて美味い店というわけではない(爆)。その後は曲に戻ってM11「LOVE&LOVE」に続いて、NHKの「The Covers」で披露したM12「スニーカーぶる~す」を披露。この曲、演奏時のイントロを達也さんが途中で止めちゃって、このタイミングで演奏するのかしないのか微妙な空気だったけど、会場の声に負けて演奏しちゃった、みたいな感じに。ライブはこういうことがあるから面白いですなぁ。

 アンコールは計3曲を披露。ラストの「ざまみふぁそらしど」は、客とのコール&レスポンスが必須なのに、意外と不勉強な客が目立ってねすさんはちとガッカリだった。彼らの1stアルバムに収録されているので、ぜひ聴いてからライブに臨むことをオススメします。「人が泣いてる 金、金ぇー!」と思いっきり叫びましょう(笑)。いやぁ、彼らは今年はアラバキもライジングにも出演がなかったので、こうしてガッツリとワンマン公演を楽しむことが出来て愉快痛快。今回のアルバム収録曲での一押しは「週末のファンファーレ」。めっちゃノリノリのダンスナンバーなので、ライブで彼らが掻き鳴らす音に身を委ねると最高の気分になれますよー。あぁ、こんなこと書いてると見終わったばかりなのにまた見たくなった(笑)


GO! GO! MANNISH BOYS!!! 2014ワンマンライブツアー!!! in 仙台Rensa(2014.10.2)
1.本を捨てるなら雨降りの日に
2.GS750
3.GO! GO! Cherry Boy!
4.いとしのジェニー
5.ボンクラゲ
6.カーニヴァル
7.天使とサボテン
8.The time has come
9.Oh Amy
10.DIRTY BUNNY
11.LOVE&LOVE
12.スニーカーぶる〜す(近藤真彦のカヴァー)
13.I am Dandy
14.CRAZY NURSE
15.Mach Venus
16.週末のファンファーレ
17.MANNISH BOYSのテーマ
(EN)
EN1.Dark is easy
EN2.SWEET LITTLE MOON CHILD
EN3.ざまみふぁそらしど