たとえば模型道楽

1/48 マッキ M33

絶版キットです、悪しからず。

裏番組でぽちぽちやっていたノアモデルのエアレーサーの一つ。1925年シュナイダーカップの出場機だ。複葉機に浮きを付けた程度の機体で始まった水上機レースはすぐに飛行艇スタイルになり、あっと言う間に、一般的に、「こんなの」と思われている単葉双フロートとなる。模型的に造り易いのは飛行艇型単葉機なので、まずは完成までこぎつけられたもの。もっと入れ込めよ。

スーパーマーリンS4,5,6 マッキM33.39と、例によって幅広に手をつけていたが、最初に手がけたS6は初体験だったのでフロートも組み上げてからの塗装とそんな状態でのフロート周りの張り線にてこずり棚上げ。少し利口になってM39を始めたがやはりフロート周りで手こずり中。S5は塗り分けが物凄いことになっているので静観中、でも大分経験値が上がっているからまだちゃんとばらばらで置いて有る。いい加減に諦めれば良いのに、もう少し楽なのと物色したら目についたのがこれとS4だった。やはり、こういうアプローチは大切で、もしS6に拘っていたらずーっとこのシリーズの完成機は見られなかったと思う。

動機は不純だったが、これ格好よろしい。紅の豚の元ネタっぽい形で大変魅力的だ。張り線はそこそこ有るが短い物ばかりなので洋白線で嵌め込むように付けてやれば比較的楽に出来る。部品精度は高いので組むのも容易。心配だった塗装も最近のプラ用塗料とメタルプライマーでまったく問題なく塗れた。最後まで手こずったのは風防で、型紙から切り出して作るのだが枠の塗りで止まった。が、案ずるより、でアルコール系の銀を罫書き線に塗りこんで際を綿棒で拭き取ってやったらまずまずの細さになり、ほっと一息。プロペラはウッドブラウンに塗って、コピックで木目、エナメルクリアと手軽な方法で。エンジンへの固定は「引っ付き虫」をシャフトにからませて突っ込んであるだけ。勿論キットにはリテイナー等用意されているが整形して収めるよりこっちの方が簡単だ。

このジャンルの模型は非常に少ないので貴重なシリーズだったがもはや絶版。残念ながら流通在庫のみ。確か、「SWASH Design」にほんの少し在庫が有ったはず。でも、売れ筋は売り切れだったな。

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