たとえば模型道楽

1/48 マッキ M39

紅の豚では、逃亡するポルコに方位を知らせて飛び去る役で登場する機体。実機は1926年のシュナイダートロフィーレースの優勝機だ。一年前は飛行艇だったマッキ、多分S4ショックも有ると思われるのだが一気に単葉、双フロートの姿に変身しカーチスレーサーの3連勝を阻んだ。

相変わらずノアモデルのレジンキットなのだが、他にないので仕方がない。エアフィックス辺りが出してもおかしくないとは思うのだが商売的には難しいのだろう。レジンとホワイトメタルならではの面倒臭さ、不慣れさは有るが部品は少ないし組精度は良いのでクラエアのキットよりはずーっと簡単に出来る。更にマッキはスーパーマーリン機と違い左右フロート間は張り線でないのもほっとする所だと思う。それでも、フロート支柱の張り線はやはり機体に付ける前に張っておいた方が賢いだろう。フロート側は穴を開ければ良いが機体側は支柱に目立てやすりで溝を掘って収めると見場が良くなる。

さて、赤だ。レストア機の写真等を見る限りかなり朱色に振られた色が正解なのだろうがフェラリやアルファの色を見ると結構暗い赤でもある。シャインレッドはちと黄色が強すぎ、でも赤ではと、例によって優柔不断のあげく折衷案自己満足的に調色。いえ、シャインレッドに色の源のマゼンダを少し入れただけ。真っ赤な機体なので少しの差で印象がガラリと変るはず。ラディエターの真鍮色はファインシルバーに、これまた色の源黄を加え調色。濁らないので既製の金色より綺麗になる。しかし洒落た飛行機だね、こいつは。

イタリア、英国がメインのレースなのでどうしても色味が偏るのがこのシリーズの難点か。カーチスがグレーと黒金なので次はこの辺かな。いつになることやら。尚、S6の青はクレオス、サンダーバード青、博物館の展示機の色には似ている。多分、拘って混色した濁った色よりは綺麗なはずだ。尚、ノアモデルのホワイトメタルは質も成型も大変良いのでコンパウンドで磨くだけでレーサーの金属プロペラが見事に再現できる。

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