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SPIRO中嶋の日々を綴った日誌


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コステロ!!

2013-12-13 | 日常
Elvis CostelloことDeclan Patrick MacManus先生の伝説のルーレットツアー!昨夜、堪能して来ましたー!!
スタンディングのチケットだったのに、会場に着いたら「出演者の都合により、本日は全席指定となりました」と。で、案内された先が…なんと前から2列目!!ツバが飛ぶレベルの近さ!なにこのサプライズ!!

今回のこの"The Spinning Wheel Songbook"と題したツアーは、ライヴ中にコステロ自らが客席から選んできた客(美女最優先w)に巨大ルーレットを回してもらい、止まった曲を演奏するというファンには気絶もののイベントなのだ。 (『Blood and Chocolate』の内ジャケにある写真で知ってから、'86のこのツアーにずっと憧れてた!!今回はこれの再現!!泣けるわ…)
演奏中、選ばれたファンはステージ上のバーカウンターに座って、目の前での演奏を体験出来るという。。そりゃみんな泣きますわな。
もちろん僕が選ばれる事は無かったが、選ばれたらこんなわがままリクエストを言おうとか、赤い靴を履いてない事を謝ろうとか、色んなことを頭でグルグルして…とにかく沢山夢をもらった!

音は、近すぎて生音しか聞こえないレベルだったので、Steve Nieveの鍵盤は小さかったが、その分Davey FaragherのベースアンプがPAを通さずこちらに直撃で、リハーサルスタジオを見学している様なレアな体験が出来た。
Bruce好きな僕としては悔しいが彼のベースはホント素晴らしい!音質はヴィンテージ志向むき出しの、サステインのない楽器とアンプ直セッティングだ。音も古いレコードからしか聞けないような極端なものだ。アンプかベースか、もしくはその両方に古~い配線材やコンデンサが使われているであろう。
プレイスタイルは置いておいて、音質だけはYakYakYakマッチョさんと近かったなw。

終演後、ハッスルし過ぎてあたま痛くなったけど、飲み屋でご飯食べようと店に入ったら、「ルーレットキャンペーンやってます」と言われて!もちろん参加。
"大当たり"が出て、無料酒を持って来てくれました。太っ腹!!

というか、どれだけルーレットづいてるの、今日!?って。

思えば、高校生の時にコステロに出会わなかったら、音楽なんて今やって無かったし。彼の歌の歌詞でカタコトながら、英語を覚えた。KKKやspookyやkinderやdetectiveなんて単語は一生忘れる事は無いであろう。。彼には感謝しかないな!

今夜のステージは、WOWOWで生放送するそうです。見れる方は是非!!

2012最後の一日

2012-12-31 | 日常
本日、2012年最終日です。
昨日は部屋でずっとProToolsいじったまま終わりました。。何か年末っぽいことしなくては!と思い、とりあえずはお茶の水で中古CDのバーゲンセールに行って来ました。「午後2時まで!」というタイムリミット付きの割引が僕の重い腰を上げたのです。

帰って聴くのが楽しみ!特に楽しみなのはソニックユースのリー・ラナルドのソロ!歌ものらしいよ!


みなさん、良い最終日をお過ごし下さい。

クリスマスイヴ

2012-12-24 | 日常
Christmas eveですね。
今夜渋谷でパーティに行くけど、オレは何の楽器を演奏すれば良いのかよく分からん。1番アドリブが効かないのがベースなので、それだけは避ける様にしよ。。
そんな事を思いながら、『スーパーバッド 童貞ウォーズ』を見終わったとこ。


笑った!そして"(若かりし頃の)友情とは何ぞや!"と考えさせられたよ。

ハッピークリスマス!

Me and Donald

2012-10-26 | 日常
ドナルド「あー!仕事キツかったからもの凄い両腕がだるくてさー!!お願いなんだけど、ユニフォームのチャックおろしてくれる?」
オレ「そんくらい自分で出来るだろ」
ドナルド「やってくれよー」
オレ「あいよ」

Donald " Ahhh, works!! Because it was very tough my arms are very tired. Please get down my zipper of this uniform?"
Me "Hey, do it yourself!"
Donald "Please, please!"
Me "..Alright"

エイプリルフール

2011-04-01 | 日常
今日はエイプリルフール。
一年で唯一、「嘘」をついても許される日だ。

あの大震災からもう21日。
沢山の人が津波に飲み込まれました。
家や家族や日常生活を失いました。
凄く身近に、
とても人間の扱えるレベルじゃない危険なものを、
あたかも”安全な”発電の道具として信じ込まされてきた
施設の脅威を誰もが感じました。
悪い夢なら冷めて欲しいと思ったよ…

「これまでの全てが嘘でした」

そんなどうしようもない嘘を思いついた。
枝野さんでも総理でもニュースキャスターでも良いから、
誰かがテレビか新聞かなにかでこれを言って欲しい。
そんなことを思いつきました。

(しかし、<これまでの全てが嘘>とT電力の彼らがもし言ったら、
意味が大きく反対の方に変わってしまうね(苦笑)。)

大地震、地獄のような津波、心配な原子力発電所の外部電源落ち。。

2011-03-11 | 日常
出かける準備を始めようとした午後3時前でしょうか?
僕は東京で自分の部屋にいたのですが、
それでも今までの人生で最も大きな地震を体験することとなりました。

最初は「大きめな地震だな」位に思っていたのですが、
いつまでも続くかの様な揺れが、しかも次第に激しくなるじゃないか!
とっさに脇にパソコンを抱えたまま、見た事ない程に揺れてる棚に捕まり、
「え?ここで機材守ってる場合じゃなくて、おれ、ここで死ぬのか?」
とも思った。
たくさんの本やCDや楽器の説明書やらが上から落ちて来た。
でも、止まった。

そして、職場や家族に電話をしようとした。繋がらない。
しばらくして居間のテレビを付けた。
津波の警報でいっぱいになった地図が画面を覆っていた。
それから1時間後位だったか…
そこで見た恐ろしい映像はあまりにショックの大きいものでした!
感情の説明出来ない涙が沢山出た。NYの911のそれの時と似ていたかも。
とにかく、これはとんでもないことになったぞ!

人生で忘れることの出来ない一日となったことだけは間違いないでしょう。

そして、原発。
福島第1原発は地震の揺れを検知してすべて停止。
1、2、3号機の緊急炉心冷却装置稼働用の非常電源が故障。。
恐れていたことがついに、本当に起こってしまうのでしょうか?
今後の展開を見守るしか無さそうですが、
誰かが言っていた「最悪のシナリオ」が頭をよぎります。

2011新年初ライヴ

2011-01-11 | 日常
今年最初の「SPIRO」のライヴでした。

一番左は、”ロッベン”こと國友くん。
一番右は、浜田くん。
初顔合わせの3人組での演奏でした。

上手く行くところ、
上手く行かないところ、
いろいろとありますが、SPIROは僕ひとりの活動形態なので、
小さなアクシデントがきっかけで演奏が変わっていくところ。
そこに、普段にはない「人と演奏する醍醐味」があると思う。

一人で全てを完成させてしまうのも、楽しみのひとつだけどね。
それは録音でやれば良いかな。って思う。

今日も演奏を楽しんで見てくれたみなさん、ありがとう!

新年

2011-01-01 | 日常
明けましておめでとうございます。

今年も無事に年を越せました。
それはとても幸運な事です。

ただ、「人の幸せ」というものは、
何かに夢中になって、適度の興奮物質(ドーパミンやノルアドレナリン)が出ている状態の事だと僕は考えます。
去年はその”夢中になる事”が上手く行かなかったように思うのです。

今年は、特にスローガンというものを設けずにスタートしたいと思います。
予期していない新しい事が目の前に現れた時に、足を止めないでいたいと思うからです。

これを目にしたみなさまにも、良い年となりますように。
共に努力しましょう!

中嶋佑樹(SPIRO)

夜のニューヨーク

2010-12-18 | 日常
コンサート終演後、夜のニューヨーク。

僕はなんとも言えない敗北感に満ちていた。
肌に差し込む様な厳しい冷気
クリスマスムードに浮かれる町が
そんな僕をあざ笑っていた。

目の前を通り過ぎようとしているバス

随分と人がぎゅうぎゅう詰めで乗ってるなと思ったら、
若者がバスを丸一台貸し切って羽目を外しているのだ。

彼らもまた、べえと舌を出して僕を笑っている様に見える。
「楽しめないヤツは負けだ」「お前はつまらないヤツだな」と。
彼らにそんな意図など無い。知ってる。
でも気分というのはそういうものだ。
いったんハマってしまうと何もかもがそういう風に映るもの。

心の自由とは?
教えてくれ自由の"M&M's"女神(笑)。

そんな事を引きずり、考えながら、
この女神のいるM&M'sの店内を通り過ぎ、
反対側の扉から出てみた。。目の前に現れたのは、
なんとHERSHEY'S!!

な、なんというマンハッタンでのチョコレート戦争!

「はっ」そうか!

君もまた自由ではないんだな。
しかし競争社会に身を置いていながらして、誇らしくも緊張感の無いその顔。
彼女は本物の女神かもしれない(笑)。

イタメシ屋でピザを食べた。
目の前では片足を骨折した日本人の男がカシオトーンで手慣れた演奏をしていた。
彼は僕の顔を見るなり、世界一有名な日本の曲「スキヤキ」をややジャジーに演奏し始めた。
そしてテーブルにやって来て、日本語で「君は音楽やってる人間だろう?」と言った。
僕はここでは日本語を未だ一度も話していないし、楽器を持ってる訳でもないのに、
彼は「見れば分かるよ」と言う。
続けて彼は言う、「ここ(NY)は良い町ではない。知り合いばかりがやたらに増えるが、友人は一人も出来ない」
彼は足が折れて動けなくなった時に、みんなあれこれ言い訳をして誰一人見舞いにも来なかったのだそうだ。
そして”偽物”の友人達の事を罵っていた。
後は「日本を捨てて来てしまったオレは、今更帰る事も出来ず…」という話だ。
最後に「グッドラック」と言った彼の背中には、詩がある様に見えた。

宿に帰る事にした。
地下鉄。電車を待つ間楽しませてくれたのはこの男2人。

缶詰のふたをギターのボディに取り付けての、
パーカッシブなストロークがユニークだったな。
2曲ほど聞いた後に、電車が来て彼らを後にしたが、
彼らにも「グッドラック」と、僕は心の中で言った。

そして乗り込んだ地下鉄。。
おいおい!目の前の人凄いぞ。


赤いカートに突っ込んだ大量のゴミ山を抱えながら熟睡中。。

因に、引きでカメラに写すとこんな感じだ。

すでに人は見えない。。
いろんな人がいるんだな。