First Affair、、初恋。
数多いFour Freshmenのアルバムでも異彩を放つ作品だ。Freshmenのコーラスはいつもながらだが、バックのオーケストラはセレスタ、木管楽器だけ。メンバーの吹くトロンボーン、トランペットが時折聞こえるが、全体を通してさわやかな軽音楽のテイストがする。香りで言えばグリーンミント。そしてそれがテーマである「初恋」の情感を上手く醸し出している。
メンバーのロスバーバーは「素晴らしいジャケット」と評しているが、この写真撮影はハリウッドで行われた。一見郊外に見えるこの緑の裏手では車がひっきりなしに行き交っていたという。
この撮影から38年経った1998年、ロスバーバーは自著の中で「僕はこの可愛い子達に一度も会っていない。今どうしているかとても気になる」と述べている。何気ない一言だが、自作品そして子供達に対する愛情が感じられる。
僕がFour Freshmenを愛するのはその音楽性だけではない。
高校時代、20代、二度にわたって楽屋を訪ねた僕に、優しく対応してくれたロスバーバーの笑顔と出会って、ハーモニーの裏側に流れるメンバーの人間性をより一層感じられるようになったからに他ならない。
1960年発売。編曲:Dick Reynolds。
数多いFour Freshmenのアルバムでも異彩を放つ作品だ。Freshmenのコーラスはいつもながらだが、バックのオーケストラはセレスタ、木管楽器だけ。メンバーの吹くトロンボーン、トランペットが時折聞こえるが、全体を通してさわやかな軽音楽のテイストがする。香りで言えばグリーンミント。そしてそれがテーマである「初恋」の情感を上手く醸し出している。
メンバーのロスバーバーは「素晴らしいジャケット」と評しているが、この写真撮影はハリウッドで行われた。一見郊外に見えるこの緑の裏手では車がひっきりなしに行き交っていたという。
この撮影から38年経った1998年、ロスバーバーは自著の中で「僕はこの可愛い子達に一度も会っていない。今どうしているかとても気になる」と述べている。何気ない一言だが、自作品そして子供達に対する愛情が感じられる。
僕がFour Freshmenを愛するのはその音楽性だけではない。
高校時代、20代、二度にわたって楽屋を訪ねた僕に、優しく対応してくれたロスバーバーの笑顔と出会って、ハーモニーの裏側に流れるメンバーの人間性をより一層感じられるようになったからに他ならない。
1960年発売。編曲:Dick Reynolds。