先日、【問題】を出しましたが、
これの答えは
105,000,000円
でした。
世界で一番高い時計です。
これの腕時計バージョンも同金額で出ています。
…たかだか懐中時計で一億五百万円!?とお思いの方も多いでしょうが、当然の如くこれは日用品ではなく、美術品の域にあるものなので…この展示の後、この時計はどこだかの美術館の納められたそうです。いやはや。
ちなみに、日本でも1人だけ、この時計をお持ちの方がいるようです。すごいですね~。
この時計は、超高級時計を製作しているAUDEMARS PIGUET社、「Grande Complication」という時計です。他社でも同じ名前の時計を出していることが多いですが、「グラン・コンプリカシオン」(超複雑時計、という意味にとってもらえばいいかと)といえばまず、この時計のことを指すといっても過言ではないと思います。
1つを作り出すのに2~3年で1個(もしかしたら1年で2~3個だったかもしれません)というとんでもなく長い時間がかかるシロモノ。そしてその高い技術。そんな金額になってしまうのも無理はない、と思ってしまいます。
↑その部品たち。「部品」って美しいですよね~
私は展示会マニアでもあるのですが(笑)、中でもたいてい行くのがこの「時計」と「ジュエリー」。だって見るだけならタダですから。
そういうところに行くと何千万とかザラなので金銭感覚狂いますが、いろんなデザインのそういうものを見るだけで私は満足なのでなるべく行くようにしています。
…とはいえ、最近はあんまりいい展示会がないので行かないことが多いです。残念。
何故、残念なのかといえば…大きな展示会に行くと「食事券」や「お土産券」までくれることが多く、それだけでもとても嬉しいからです。←こっちが本心だったり
そういう展示会はたいてい大きなホテルで行われるので、展示を見終わった後はそのホテル内のいくつか選べるレストランに行き、食べられるものは決まってしまってますが、コース料理をタダで食せてしまいます。それも飲み物もタダ。サインするだけでお金は請求されないし何杯でも、もちろんワインやスプマンテでも、です。
そんなことでいろんなホテルとかに行きましたが、中でもいちばん良かったのが、ホテルではないのですがカナダ大使館地下にある会員制レストラン「City Club of Tokyo」。(あとは六本木ヒルズ「グランドハイアット東京」かな…? ゲストに秋野暢子さんも招き、同じテーブルでお話させていただきました。私のような者でも気軽に、そして優しく接してくれて感動しました。まさしく「大人の女性」でした)
ここはかなり良かったです。料理もサイコー美味しい! 高級感バリバリ! 酒も美味い!!
そう、ここで行われた展示会というのが、このAUDEMARS PIGUET社単独の展示会だったのです。
…しかし、何故に、カネモチでもない、それどころかボンビーな私がこんなところに招待されてしまったりするかというと…
私のマニアっぷり…?
とは言っても私は別に時計の知識があるわけでも何でもないのですが、「時計」というものに対する熱き思いだけは持っているので、それがどうやらいろんな人に通じてるみたいです。
特に、その当時のオーデマの担当の人は完全に私を覚えてくれ、ある時のちょっとした展示会に私が顔を出すと「どうぞどうぞ」とかなりの歓迎ぶり、そして非売品のオーデマの本(上の写真)、多分1冊2~3万はするであろうというのをくれ、その上「日本未入荷のワインですからどうぞお土産に」と白ワインまで…う、嬉しすぎ。←でも持って帰るのはかなり大変だった…。
↓ちなみに、これがその時貰ったワインの写真。
このワインの名前でネット検索してみました。
どうやらまだ、日本には入ってきていない?っぽいです。でも、ここに載っていました。スイスワイン?のようです。
Château de Vufflens
そんな高いものではありませんでしたが、気になってもっといろいろ調べてみると、このシャトーはとんでもなく素晴らしい景色の場所であることが分かり感動しました。
↑ラベルと同じですね。最も感動した写真がこちら↓。
まるで絵のよう…!
美しすぎて涙が出てきます。
天使が舞い降りてきそうな…。
いろいろ、調べてみるものですね
さて、残念ながら、その担当の方はもう退職してしまいました。とっても良い方だっただけに、いろいろあったのかな…とも想像してみたり。
毎年開催されていたはずのオーデマの展示会も、今はやってないようですし…非常に残念。←買わないくせに…(苦笑) もちろん欲しいのですが、それこそ宝くじでも当たらない限り買えません(泣) まあ、グラン・コンプリカシオンに素手で触らせて貰っただけでも嬉しかったので良しとしましょう。今は残念ながら、展示されることすらありませんから。
…さて、今までこの時計にまつわることについていろいろ書いてきましたが、私が最初にこの時計について知ったキッカケを知ると多分笑ってしまうかもしれません…
実は、漫画から…。←らしいといえばらしいですが。
私の好きな漫画家さんの1人、上田美和さんの作品の1つからでした。
エンジェル★ウォーズ (1)講談社このアイテムの詳細を見る |
もう、11年も前の作品になってしまいます。そんなに時が経ってしまっていたとは… 本当に時が経つのは早いものです。
あ、内容はかな~り「少女向け恋愛モノ」です(笑)
この作品で「グラン・コンプリカシオン」という名前の懐中時計がある、というのを知って以来「本物はどんなのなんだろう?」とずっとずっと思い込んでいたらホンモノと出会えたので、その時の感動はひとしおでした。
「念ずれば叶う」ものなんですね、ホント。
しかしこの懐中時計といいマチュピチュといい、漫画からの影響って本当に多い私です…
ここまで、長い文を読んでくださって本当にありがとうございます
う~ん…価値がどのくらいあるモノなのかサッパリ分かりませんが、この大不況の中で売るのはかなり買い叩かれるような(^-^;
「宝石市場」とかはどうでしょう?
もしくはネットオークションでしょうか…。
お役に立てず申し訳ありません<(_ _)>