そらと風に《メイサートンによせて》

空が好き。風をからだに受けながら,ボーっとするのも …ごぶさたしました。13年ぶりに再開です。

本の紹介。

2018-10-29 23:47:44 | 本や映画、絵
ここのところいろいろあって、こちらのブログ更新がままならない。
といっても別館の方もなかなかアップできないのだけれど。
テレビ番組の録画で、釜ヶ崎芸術大学に集う人たちのことをみたり、
福島原発を福島にもってきた日本人技術者の痛みを知ったり、
いろいろ書きたいことはあるのだけれど・・・

『民主主義の死に方』
『誰のために法は生まれたか』という本のことを
別館で紹介している。
そちらをご覧いただけると嬉しい。

別館ブログhttps://salley73.exblog.jp/
「花よりだんご!で生きてます」

LGBTを支援する企業。

2018-10-13 16:11:43 | 日常生活あれこれ
だんだんLGBTに関する報道や特集がテレビでも
増えてきている。
録画した番組を今日、ひとつ見た。

LGBTを支援するというステッカーを作って、社員がパソコンに
はっているという企業が紹介された。
(以前には別の大手が紹介されていた。)
人事担当者が言うには、
LGBTであることを隠したり気にしたりするエネルギーは、
その人のもつ力の2~3割を占めていて、その分が仕事に
あてられれば、生産性が向上するということ。

LGBT支援が広がる中で、どうもここのところが
気になっている。
企業にとってLGBTであるか否かは、生産性の問題であって、
(または企業のイメージアップ)人権の問題とうまく
すり替えられているのではないか。

誰がなんのために、誰を支援するのか、
そんなことが気にかかってしかたがない。

別館で。『あいまいさを引きうける』。

2018-10-11 23:18:42 | 本や映画、絵
清水眞砂子さんの『あいまいさを引きうける』(かもがわ出版)について
別館のブログに書きました。
(exblog『花よりだんご!で生きてます』
最近体調不良でなかなかアップできず、日が経ってしまって…
キンモクセイも匂い始めたと思ったらもう花が散り、
サザンカの花のつぼみが大きくなってきている。
季節の進みかたがちぐはぐでせわしないような。
もう日も短くなってきてしまいました。
今年の紅葉はどうなることやら。

個人を超えて。

2018-08-05 23:22:10 | 本や映画、絵
別館ブログ『花よりだんご!で生きてます。』
https://salley73.exblog.jp/

ここに横尾忠則『アホになる修行』
赤城明登『名前のない道』
前野隆司『無意識の整え方』について書きました。

自我を消す、無意識を大事にする、なんてことについて。

よろしければ別館にお越しください。

幸福の因子。

2018-08-04 10:40:02 | 本や映画、絵
「医学書院」から出ている「シリーズ ケアをひらく」が好きだ。
先日『どもる体』を読了。
最新刊『異なり記念日』もおもしろそう。

ところで、医学書院のHPを見ていたら、
興味を引く座談会がいくつか紹介されていた。

  ⇒ 幸福学×看護学
     「自分への思いやり」が豊かな看護を創る

        前野隆司・秋山美紀・深堀浩樹

前野氏は脳の話などたくさん著書があるので知名度の高い人。

>思いやりや共感を期待される看護師は,ときに患者へのケアに
>疲れ果ててしまうこともあるだろう。そのような看護師に
>知ってほしい新たな学問領域が「幸福学」だ。

という前書きのあとに話がまとめられている。
前野氏が幸福についてこう言っている。

幸福だと思うには以下の因子が必要とのこと。

>・第一因子:「やってみよう!」因子(自己実現と成長の因子)
>・第二因子:「ありがとう!」因子(つながりと感謝の因子)
>・第三因子:「なんとかなる!」因子(前向きと楽観の因子)
>・第四因子:「ありのままに!」因子(独立とあなたらしさの因子)

これらの因子がバランスよく保たれている状態が幸福な状態だという。

「幸福学」という領域があるのを最近はじめて知った。
これからちょっと気にしてみたいと思う。


朗読についてあらためて。

2018-08-02 16:06:54 | 本や映画、絵
図書館で朗読に関する本を読んできた。
『暮らしの中に美しい日本語を』という本がぴったりフィットした。
以前朗読について書いたこともあるのだが、
そういう朗読以外にも方法があるのだと知る。

詳しくは別館ブログ
https://salley73.exblog.jp/
「花よりだんご!で生きてます。」に書きました。
興味のある方はお越しください。

図書館で。『春の消息』

2018-07-29 17:01:54 | 本や映画、絵
図書館で『春の消息』を読んできた。
(柳美里・佐藤弘夫著  第三文明社)

東北地方の霊場、小さな祠など、二人で見て歩いた所の写真と
柳美里のエッセイ、短篇小説(?)で構成されている。
夏から秋にかけての写真なので、今見るとちょうどタイムリ-な感じ。

中世まで、日本では個人の墓という発想はなかったという。
死者の遺品をみんなが同じところに納めて、季節ごとに供養して
いく文化に、懐かしさというか羨ましさを覚える。
死を個人の所有とは違うレベルで考えた時代があった。

死者とはいつでも山に行けば会えるという感じ方や
いたこのような人死者をに呼び寄せてもらうことは
怪しくもなんともないことだという感じ方。
死は近しいものだった。

ちょうど今の時期、山に登ることで死者に語りかけるのか…
わたしも山に散骨してもらいたいなぁ、なんて。

今の制度では、焼いた骨も勝手に捨てられない。
中世以前の鳥葬とか自然葬とか、そんなことはむろん
できないし、それは仕方ないことで。
でも、近代制度とは違うところで、死を迎えたい、
そんな気持ちは捨てがたい。

と、図書館で考えながら時間を過ごした次第。
クーラーの効いた部屋で何を言ってるんだろう!?

事件から2年。

2018-07-23 18:28:55 | 世間のこと
相模原殺傷事件に関するドキュメンタリー番組を見た。

星子さんというダウン症の子どもを持つ最首悟さんが
画面に出てきた。
最首さんのことばや発信は、いつも気にかかってきた。
彼の笑顔と話し方が好きだ。

最首さんは植松被告から手紙を受け取り、面会に行ったそうだ。
植松被告は「心失者」という造語(植松被告自身のもの)をつかって
「心失者」は生きている意味がないという。
(「心失者」とは生きている価値を自分自身でも感じられない
または表現できない人のことをいうらしい。)

最首さんは植松被告宛に手紙を書いている。長い手紙になりそうだと。
(公表を予定しているというので、おそらく
類似の考えを持つ大勢の人へ向けてということになるだろう
と話していた。)


また最首さんはテレビカメラに向かって、植松被告のことをこういう。
>生きている意味があるかないか、障がい者本人が意味を感じているか
>いないかを植松被告がどうこう言うのがおせっかいというんだ、
と笑いながら。
彼は何も経験していないのだろうと。

生きる意味がある人というのは、人に迷惑をかけない人のことを
いう、そういう発想の植松被告。
人に迷惑をかけないで生きていける人なんているんだろうか?

自分自身のことを生きる意味があると思える人、
生きていたいと思うとはっきり言える人、
今の世の中にそんな人はどれだけいるだろう?

意味なんて関係なく生きている人、
生きているだけで誰かの支えになっている人、
何も反応しなくても意思をもっている人はたくさんいる。

わたしなんぞはもはや働くだけの気力と体力をもっていないから、
夫の稼ぎで現在はぼちぼち生きていられるのだけれど・・・
ありがたいことだ。
でもそれはそれでいいというか、
わたしなりに頑張って生きているからまぁOKだと思う。

毎日ごろごろしてばかりでふがいないと思うことはあるけれど、
これから先にあぁしたいこうしたいってこともあるし、
今がわたしの全てではないとも思っている。

先のことを言えば、
認知症になって迷惑をかけることもあるかもしれないけれど、
迷惑をかけてもにこにこしている楽しいおばぁちゃんに
なっているかもしれない。
それはそれでいい。
そんなわたしを生かしてくれるならありがたい。
(認知症=迷惑というのが、第一の間違いというか思い違い)


生きる権利なんて言葉を使わなくても、
いやもっと使うべきではあるかもしれないけれど、
できるだけたくさんの人がニコニコして生きていける、
時々はかっとしても、なんとなく穏やかに生きていける
そんな世間の方がいいし、そんな人間関係を保っていたい
とわたしは思う。


『私たちは子どもに何ができるか』別館で。

2018-07-21 14:09:01 | 本や映画、絵
『私たちは子どもに何ができるか』
という本のことを別館のブログに書きました。

よろしければそちらにもお越しください。

子どもの非認知能力を高めるには
どうしたらいいのかといったことが
書かれている本です。

別館のブログ
 『花よりだんご!で生きてます』
      https://salley73.exblog.jp/


進撃の巨人。

2018-07-16 12:14:20 | 本や映画、絵
録画しておいた映画(アニメ)
『進撃の巨人』2作を見た。
今頃になって、こういうアニメだったのか・・・と
かなり流行に遅れている。

2作立て続けに見たら、人食い巨人の顔がこびりついて
なんとも嫌な感じになった。

なぜ巨人はいつもへらへら笑い顔なんだろう?
知性がないらしい。
(ここでいう知性とはなんだろう?)
丸い目をして髪は黒くおなかがでている。
黄色人種的な顔つき。
鈍い動き。はだか。

人類の敵。
しかも人類を巨大化し、知性をなくして人を食らう存在。
その描かれ方がなにかレッテルはりされている気がして
ならない。

かなり流行ったらしいけれど、そこのところは
どんな言われ方をしていたのか知りたくなった。
最後まで(3作目?)みたら、わかるかどうか・・・

暑いから、こんなにぐでっとして
録画した映画を見てしまう。

あいまいなわたし。

2018-07-12 18:06:21 | 日常生活あれこれ
ここ数か月の間に、だいぶ痛みが遠ざかっていった。
スケールでいえば、10をいちばん痛いときとして
(我慢できない痛みとして)今は2くらいかも。
もちろん、痛みは瞬間瞬間程度が変わってくるから、
4や5になることもある。
でも、常に痛い痛いと感じるのではなく、
重いとかだるいとか動かしにくいとか嫌な感じとか、
そういう曖昧な不快感がつきまとうだけだ。
「だけ」なのだ。

こういう状態をなんといえばいいのか、
どうとらえればいいのか…

痛みが強かったつい最近までに読んでいた本。

・『熱のない人間
   治癒せざるものの治癒のために』
      クレール・マラン著
             法政大学出版局

・『痛みと麻痺を生きる』
      脊損痛研究会著
           日本評論社

・『スティル・ライブズ
   脊髄損傷と共に生きる人々の物語』
      J・コール
             法政大学出版局

・『痛みの声を聞け』 外須美夫著
            克誠堂出版 


『熱のない人間』は、痛む人・病を抱える人自身のことだけでなく
医師の直面する問題や家族との関係についても語っている。
治るというのはどういうことか・・・
読んでいる時は、全部のページ、線を引きたいくらいだったけれど、
痛みが薄まって、読んで1か月も経つとそんな気持ちも
怪しくなってきている。

脊髄損傷の人たち・当事者の証言はきつい。

今、痛みが薄らいでいる状態で
こういった今ひどく痛んでいる人たちの本を
読めなくなってきてしまった。
(本から手を引いてしまった)

それでも近いうちにまた、読み続けなくてはと感じている。

このあいまいなわたし。

納得・納得って感じの本。

2018-07-09 22:04:25 | 本や映画、絵
ブレイディみかこ×松尾匡×北田暁大
『そろそろ左翼は<経済>を語ろう
         レフト3・0の政治経済学』
              (亜紀書房)

についてメモのようなものを別館のブログ
「花よりだんご!で生きてます。」に書きました。

興味のある方はそちらをご覧ください。

こちらです。
  https://salley73.exblog.jp/

安田さんのこと。

2018-07-08 11:40:21 | 世間のこと
朝日新聞7月7日に安田純平さんの記事が載っていた。
拘束されて長いのに、安田さんのことがテレビや
その他の大きな大きなメディアでとりあげることは
あまりないとずっと気にかかってきた。
げっそりした顔。
政府はなぜ他の人のように対応しないのか?
いのちは平等ではない。

怖い。

2018-07-07 07:09:28 | 世間のこと
突然のことでびっくりした。
7人が一斉に死刑になるなんて。

オーム真理教の一連の事件。
いつの間にか20年以上の月日が経ってしまい、
この事件の報道を直接見ていない人も多くなっているはず。

幹部の一人が殺されたことや、
いったんは松本サリン事件の容疑者となって、その後被害者として
報道に対し冷静な判断をすることを求め続けた人がいることも
今回の死刑報道にはでてこない。

そもそも7人が一斉に死刑になるというこの数だけでも
前代未聞のことだ。

法務大臣として死刑を執行しなかった人もいるし、
定期的に一人づつ死刑にした大臣、立て続けに二人を
死刑にした大臣など大臣によってなのか、
その時の政治の要求によってなのか、
いろいろなパターンはあった。
けれど今回のように
事件を葬るかのように7人という人の命を瞬間に消し去る
というやりかたは今までだったらありえない。
そして一斉に信者らを取り締まるかのような動き。

死刑は時の政治問題を隠すように執行される。
サッカー熱が冷めたとたんの出来事だった。
オリンピックも控えている。

余りにも恣意的で強硬な政治のやり方に怖さを感じる。
生きにくくなる世の中を感じる。


再度のお知らせ。
別館で日常生活をブログに書いています。
興味を持たれた方はそちらにもどうぞ。
『花よりだんご!で生きてます。』
https://salley73.exblog.jp/
こちらへもお越しください。

別館のブログのご紹介。

2018-06-27 20:26:12 | その他
久しぶりの投稿。
もう少しせっせと投稿したいと思うのだが、
なかなかそうならない。

このブログではあまり日常の些細な私事について
書かないできたけれど、些細なことだらけの生活にこそ
本当のわたしの生がある。

というわけで、
もうひとつ別のブログにそういった日常の独り言
のようなものを綴っているので、興味のある方は
そちらをご覧いただければ幸いだと思う次第で…

なにかたくさん言いたいことが出てきたら、
こちらにもアップしたいと思う。

とりあえずはより投稿の多いほうのわたしの別館ブログ
『花よりだんご!』はこちら。
  https://salley73.exblog.jp

どうぞご覧ください。