songbookの自己回顧録

「教えて!goo」で見つめてきた自分自身と、そこで伝えられなかったことを中心につづってきましたが、最近は自由なブログです

一応選挙が終わってしまったので

2009-09-13 21:54:12 | ライフ
書きっぱなしではどうかと思い、一応今の思いを。

マスコミは、衆議院選挙終了後から、大賑わいです。
民主党が勝ってからの展開はほぼ予想通りです。私のようなものが予想している通りだから、特に驚くようなことではありません。細かいことではいろいろありますけどね。

それよりも、自民党。思っていた以上に「こんなにもグダグダだったのか」と、その素人対応ぶりに驚くばかりです。
初めこそなんとなく聞いていましたが、時間がたつにつれ、「ちょっと待て」と言いたくなったのは、「今回の結果を国民の意思と謙虚に受け止め…」のくだりです。

それはある意味正直かもしれませんが、信念ある政治家の意見としては、特に、現実的にもう一度政権を取り戻そうと本気で考えている政党ならば、最大級の失格の言葉なのではないか、と私は考えております。

この言葉で、ほぼすべての国民が自民党から去って行ったような気がします。
「国民の支持が得られなかったから、政策を変えて、みんなから人気を集められそうなことを次に言うから、待っててね。」と言っているようにしか聞こえません。それでは、確かに国民は、「おれたちが今まで信頼してついてきた自民党の政策とは、なんだったのか。」ということになってしまいます。

自民党がすべきだったことは、たとえ選挙で大敗したとしても、
「自民党を信頼してついてきてくださった皆様には、このような結果となり、誠に申し訳なく思っております。しかし、私たちの掲げた政策は間違っていない。」ということを最前面に掲げて叫び続けることだったと思っております。
「知らねえぞ。これからこの国がどんなふうになっても。」ぐらいのことを言ってやってもよいかもしれません。

「だって自民党に任せておいて、日本はめちゃくちゃになっているじゃん。いいことなんか一つもなかった。」という世論に対しては、
「悪い悪いと言いなさるが、欧米諸国をごらんなさい。世界恐慌以上といわれる経済危機の中、この生活レベルでいられる先進国は、日本ぐらいのものですよ。はばかりながら、我々の政策がこのレベルで食い止めているという自負はあります。」
ぐらいのことを言ってやればいい。



実際問題としては、自民党の政策に誤りは多々あったのでしょう。
でもね。国民を引っ張っていく代表の政党たるもの、政策には信念を持って貫き通さなければいけない。万全な政策など存在しないことぐらい、誰でも知っている。
上にあげたぐらいの、はったりだらけの強気な発言を繰り返すことで、人々は信頼し、ついていくのではないでしょうか。その(悪い意味で)最たる例が、北朝鮮です。あれほどめちゃくちゃなことをやっていて、世界中の怒りを買っているのに、どこの国もその政権を突き崩せない。

ま、たとえは悪かったですが、信頼ある活動とは、そういうものだと思うのです。
今回自民党は、「党の中には信念ある政策も何もなかった」ことを露呈してしまったわけで、この空虚性をこそ謝罪しなければならないのでしょう。

ただし、選ぶ国民側も、真剣に考えて投票したパーセンテージはあやしいもので、「自民党は腐りきっている。一度民主党にやらせてみて、うまくいかなかったら次にまた自民党に戻せばよいことだ」などという、自己責任意識ゼロ%の投票が、実際には相当多かったのではないかと思われます。大丈夫か、日本???

次回は、おいしいことで国民を釣る選挙から、国民に負ってもらう負担も隠さずにマニュフェストに加える、運命共同体選挙になってほしいものだと思っています。

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