songbookの自己回顧録

「教えて!goo」で見つめてきた自分自身と、そこで伝えられなかったことを中心につづってきましたが、最近は自由なブログです

「てもでもの涙」 と佐伯美香さん(みかちぃ) その1

2012-10-22 03:01:49 | 音楽
この動画には「てもでも」と佐伯さんへの愛情がたっぷり注ぎ込まれていて、
見るものの心を熱くさせます。


「てもでもの涙」 の物語 -再会-



かくいう私もこの曲を聴いてずいぶん泣きました。
何といっても「野菜シスターズ」新規の私ですので、無条件にこの曲を好きになった後で佐伯さんのことを知り、思いはますます増幅されていったのです。

おそらく私のような経緯をたどった人は多いのではないかと思います。


悲劇のヒロイン?薄幸の美少女?

折しも私がこの曲を知ったころ、のちに「てもでも」でパートナーを組んだ高城さんが脚を負傷して、しばらく劇場を休んでいました。強烈に聴衆を魅了するゆえに、私はこの曲に「魔性」を感じたほどでした。「これはてもでもの呪いか?」とうそぶいたほどです。

みかちぃというキャラクターにもそういう印象を少なからず抱いておりました。

そんな時に知ったツイッター。




みかちぃという人は、必ずしもそういうタイプの人ではなかったようで…
https://twitter.com/mikachi_nu
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てもでもの、元ネタがわかる世代

2012-10-21 11:00:36 | 音楽
病高じて録音、配信までしてしまうぐらいですから、「てもでもの涙」という曲は大好きな曲です。

今の時代っぽい曲ではないし、派手でもないので、シングル化はされていない公演曲は一般的な認知度はゼロに近いですが、
AKBに多少ハマった人ならば誰でも知っているという、まさにマニア受けの曲です。
でもこの曲のクオリティから考えれば、もっと一般にも知れ渡ってほしいとは思いますけどね。


で、聴いたことのある人ならば男女問わずこの曲が好きな人は非常にたくさんいるようで、
「語りたく」なってしまうわけです。


今までにいくつもの分析や、語りを見てきましたが、どれも今一つ切れ味がない。

その時私は気づきました。「あ、この人たち、みんな若いんだ。」




「てもでも」を語るならば、その下敷きになったとも思える曲を知っていないといけません。
それは、南野陽子「話しかけたかった」というヒット曲です。


雨の町で待ち伏せをする女の子
ようやく通り過ぎようとした憧れの彼は、(すでに彼女を連れていた)←この部分は「てもでも」では触れていません

長い間憧れていた彼への輝かしい初恋は、何もしないまま、あっけなく終わってしまう雨の日


そういうテーマの曲なのです。
「話しかけたかった」は、かわいいアイドルソングにすることで、切なさを逆説的に際立たせているのに対し、
「てもでも」は、これでもかというほど直情的に訴えかけ、その中に芸術を思わせる詩がちりばめられています。
「傘さしてるのにほほが濡れるのは」
「雨が好きなこの紫陽花は晴れた日には目を閉じて遠い雨雲思ってるのでしょうか」…

そしてこれを歌った二人。
柏木さんは言うまでもないAKBを代表するメンバーであり、その声と表現力には定評があります。
彼女が歌に絡むと、よくも悪しくも彼女が「全部持っていっちゃう」程の存在感があります。

ところが、その柏木さんをも食ってしまうほどの歌声のキャラクターを持っているのが、この歌のもう一人、みかちぃこと佐伯美香さんです。
私もこの声を聴いたとき、「工藤静香の再来、いや、それを超えるか」と驚きました。

でも、一般には無名に近い卒業生。卒業に至る経緯と、この曲の雰囲気、歌詞が妙にシンクロして、
知っている人にとっては、みるみる「てもでも」は神格化されていきました


…おたく気質をくすぐる曲なんでしょうね、やっぱり。
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