わるインコ

悪がしこい我が家のセキセイインコ、モグ。
そんな≪わるインコ≫なモグとの日常です。

もよおすインコ

2010-02-28 | セキセイインコ
インコさんのおうちを丸洗いした翌日、家のお掃除をした
モグタイムを14時に始めなければならない為、お掃除はいつも朝7時から始める。
それでも14時には全て終えることができず、モグタイムの後に持ち越すこともある。
『お掃除の日』はとても忙しい

なのに…

なのに…

我が家のインコさんがなにやらソワソワ
廊下に出たがるのでドアを開けると、いそいそと洗面台に向かって走るモグ

あぁ… そうきましたか

どうやらもよおしたらしい。
モグは水浴びをしたいらしいのだ。
いつもは水浴びをしたいなんて言ってこない
インコさんはキレイ好きなのか、水浴びが好きなコが多いという
なのに、うちのインコさんは滅多に浴びたがらない。

なのに。
洗面台も床もキレイに拭いた時に限って、水浴びをしたいと言うのだ。
しかも豪快に。

…軽い嫌がらせですか

と思いながらも、どうしても浴びたいようなので仕方ない。
モグの浴槽を支度してあげる。

モグちゃん浴槽へダ~イブ






もうええか?




無言でひたすら浴びるモグ。
浴槽では満足しきれないモグは…




かけ流しを要求。
ちょっとお水を飲んで…




激しく浴びる
ベッタベタになるまで浴びる

そしていつも、その激しさのあまり…




…落下するのだった

お日様はキライ

2010-02-25 | セキセイインコ
今日もとても暖かい

という訳で、インコさんのおうちを大掃除することにした

カゴを解体して、丸ごと水洗い


そしてお日さんで乾かす
そのついでに…


インコさんもお日さんに当てておく

あちこちでスズメさんの声が聞こえ、必死に呼びかけるモグ。
珍しく鳥っぽいモグ

そんなモグに迫りくるものが…


 あっ…

カゴのすみっこに逃げるモグ
彼が逃げたものは…


お日さん。
彼はお日さんがキライなのだ。

それでも、インコさんにも日光浴は必要。
だからできるだけカーテン越しに日光浴させているが、たまには紫外線に当たらないと…
私も親なりにモグの健康を気遣っているわけで


 いや~ あぶないあぶない…

いやいや… 
そうじゃなくて

意味ないやん

さえずりを忘れたインコ

2010-02-22 | セキセイインコ
うちのインコさん。
お迎えしたばかりの頃は、ヒマさえあればよくさえずっていた

んん~ インコさんと暮らしてるってカンジ

ヒマな時はもちろん、居眠りをする時もさえずっていた。
静かに寝たらええのに…
そんなことを思いながらも、インコさんがいる幸せな音だったりした

ところが。
日頃耳にする言葉を覚え、おしゃべりのレパートリーが増えた頃から、幸せなインコさんのBGMが聞こえなくなってしまう。
ほぼ全てのさえずりがおしゃべりに変わってしまったのだ

ヒマな時間はもちろん、遊ぶ時も、眠りする時も。
いつもいつも喋っている
そして…さえずらない

忘れたのか…
そんなことがあんのか
鳥がさえずりを忘れるなんてことがあんのか

でも忘れたのだ。
本当のところはモグにしか分らない…
だが彼はさえずり方が分らなくなったのだ。


その後、インコさんのさえずりが我が家で響くことはない
…わけでもない。

スリスリの時と、おもちゃのガラガラにエサをあげる時

おしゃべりを覚えても、本能的な行動の時にはさえずるのだ
本能には逆らえない…というところだろうか

モグちゃん、さえずらへんの?


『ただのインコに戻ってもええのか

…ああ言えばこう言う

茂愚男というインコ

2010-02-19 | セキセイインコ
モグに話しかける時に『チチチチチ…』と舌打ちを連打して出していた音。
この音を覚え、完全にマスターしたモグ
インコさんは教えたものだけを覚えるのではないようだ。
当時、生後4ヶ月。

あの音が気に入ったのか、さえずりながら時々『チチチチチ…』と言うようになった。
インコさんに人間が呼ばれてるみたいで、なんだか複雑だ

いつかお喋りできるようになるのかな~
そう思ってはいたが、意外にも早くその時が訪れた。
『チチチチチ…』に次いでモグが聞いたであろう言葉。それは


『モグちゃん』


この日から『モグ』三昧の日々が始まるのだ

『モグ』という言葉を覚えたら、類似語を覚えるのはあっという間

『モグ』『モグちゃん』『モグしゅけ』

『モグ』関係の言葉を次々マスター
『チチチチチ… モ~グちゃんモグモグオ~』

…モグオ
兄だ

うちのインコさんの名前は生まれた時から『モグ』だった。
実家に帰った時からインコさんに別の名が与えられた。
しかも漢字付き。

その名は『茂愚男』。

『茂愚男』と書いて『モグオ』と読む。
兄がずっと『モグオ』と呼ぶ為、モグが覚えてしまったのだ



『モグオ~

楽しげなモグの話し声…
言葉を覚えたその日から毎日、絶えず部屋の隅から聞こえている

モグがやってきた日

2010-02-16 | セキセイインコ


まだまだ幼顔のモグ。
この頃モグと私は東京にいた。
家族に内緒のインコさんとの同居生活。

一人暮らしを解消して実家に戻ったのは、モグが生後3~4ヶ月の頃だった。

実家に戻った日… セキセイインコが部屋でさえずっている
まさかのご対面に、母は3秒ぐらい固まった

『なんで鳥がいてんの~

困ったような母

『カワイイやろモグっていうねん』

『いやカワイイけど…どうすんのん

『私がお世話するから

『んん~ まあ来てしもたもんはしゃーないやんなぁ』

急遽、兄がモグのおうちを買いに走り、



モグの居場所がしつらえられた

父親は…居るはずのないインコさんを見て一言、『おぉ なんやお前
別に驚いてもいなかった

こうしてわるインコさんモグは家族に受け入れられたのだ


我が家では過去にもインコさんと暮らしたことがある。
父親が突然ボタンインコのヒナを連れて帰ってきたのだ。

『なんで

母はそう思ったそうだが、来てしまったものは仕方がない…みんなで可愛がることにしたそうだ。
しかも男の子と言われて連れ帰ったそのインコさんがある日タマゴを産み、男の子のインコさんを急遽お迎え
さらに母がホームセンターの福引でオカメインコを当ててしまい、我が家はインコさんの楽園になったことがある

まあ…かく言う母も、独身時代から多くの鳥さんを飼っていたことがある鳥好きだった


なんだかんだ言っても母はモグを可愛がってくれる
思いがけず我が家に来てしまったインコさん
でもモグに罪はなく、やっぱりカワイイ。
だから毎朝モグに挨拶をして出勤し、仕事から戻ると話しかけていた。

『モグちゃんただいま~ チチチチ…(舌打ちを連打する)モグちゃん 今日はええ子にしとっんたか?』

モグは優しく話しかけてくれる母が大好きだ


ある日、母がチチチチ…と呼ぶと、

『チチチチチ…』

…モグから返ってきた
これがモグの初めてのマネっこだった

3日後には、人が言っているのかモグが言っているのか分からないほど上達し、今では私より上手くなっている

その後も人の話を聞いては言葉を覚え続けているモグ。
それはまた次のおはなし…