まだできる事はある

人間を慈しむ事さえ出来ない人が、わが国を指導してきたとしか、思えません。今こそ私達の目指すべき道を本気で考えるべきでは。

津波で流された家の住宅ローン

2011-03-31 22:48:06 | 東日本大震災

津波で流された家の住宅ローン 3/31

 

無慈悲なる国、日本国

 

このたびの災害の犠牲者は何万人となるのでしょうか。

けなげにも、何らの不満も漏らさない被災者の方々の我慢に、最大限の敬意を示したいと思うものです。

 

然しながら、わが国の政府は被災者の方々に対して、どうしようもなき無情を示しているようです。

 

東電の体質は、賄賂、利権が全てであり、安全体制への対策は全くなされていなかった事が明白と成りつつあります。

 

例えば原発のコンクリートの工事には、下請け会社の更に下、孫受けどころか、下請けの下請けの更に下請けとして、信じられ無き事に七次下請けさえ有った事が報じられています。

 

これはどう言う事かと云えば、例えば8000万円の工事費用が七次下請けに回された場合の工事費用が、例えるとすれば1000万円、2000万円に減額されたことを意味します。

 

つまり、江戸時代で言えば悪代官が6000万円から7000万円をピンハネした事となります。

その結果、原発のコンクリートの工事が満足に出来る筈も無く、結果として鉄筋の入っていない強度の弱い原発が出来上がる訳です。

この度の原発の大惨事は、全くもって東電の責任として、起こるべくして起こった人為的災害であると言うべきでしょう。

 

東電の責任を負うべきは日本国

 

しかし、この8000万円の工事費用のうち6000万円から7000万円をピンハネしたのは誰だったのでしょう。

特別会計の甘い汁に慣れ親しんだ官僚組織が、悪代官として工事費用をピンハネした事は間違いないでしょう。

 

この度の原発事故の初期対応に重大な過ちを犯したのは、悪代官として工事費用をピンハネしていた、東電の幹部と、この巨大理権に巣くっていた政治家、官僚たちです。彼らはこの未曾有の災害に対して責任を取らねばなりません。

 

津波で流された家の住宅ローン

 

私は常日頃から銀行の国民苛めに多大なる違和感を感じているものです。

銀行よりの住宅ローンが返済不可能となった場合、日本国ではその住宅を取引価格よりも格安な競売で処理し、無慈悲に住宅ローンの残額を請求します。

 

おかしくは有りませんか。

住宅ローンを貸し付けたのは銀行です。返済が滞ったとしても、住宅ローンの借主に一方的に責任を押し付けても良いものでしょうか。

 

返済が滞った住宅ローンの借主と、貸し付けた銀行、互いに共同責任者ではありませんか。

 

この度の津波被害で、新築の家も数多く流されたとの情報も多い中、住宅ローンの借主に、江戸時代の時代劇によく登場する「借金のかたに病人の布団を引っぺがす」ような事が許されても良いのでしょうか。

 

銀行は住宅ローンの返済が滞った場合、その住宅にたとえ価値が無いとしても、その住宅を引き取ることで全てを免責する事が当然です。

津波被害で、新築の家が流された場合、銀行は住宅ローンの返済を強要しては為らない。そう思わない日本人など只の一人さえいない筈です。

 

銀行は国民を苛めてはなりません。

国策として国民以上に優遇されてきたのは銀行のほうではありませんか。

国家が救うべきは国民です。国家が国民を苛めてはなりません。

 


戦地へ赴く英雄たちにこの処遇は無いだろう

2011-03-30 22:03:09 | 東日本大震災

戦地へ赴く英雄たちにこの処遇は無いだろう 3/30

 

原発修復、極限の数百人…1日2食、雑魚寝

 予断を許さない状況が続く東京電力福島第一原子力発電所で修復作業に当たっている作業員の厳しい労働環境が28日、明らかになった。

 

 この日記者会見した経済産業省原子力安全・保安院福島第一原子力保安検査官事務所の横田一磨所長(39)によると、朝食はビスケットと野菜ジュース、夕食は非常食用の五目ご飯などと缶詰で、1日2食となっている。

 

 夜は同原発1号機から北西に約300メートル離れた「免震重要棟」の緊急時対策室で雑魚寝する。各人に配布されているのは毛布1枚だ。

 

 東電によると28日現在、同社や協力会社の計450人が所内で作業に携わっている。

 

20113290906  読売新聞)

 

 

何だ今の日本は、70年前の寓をまた繰り返すのか。

恐ろしい。菅直人にはすでに人間の生命を護らねばならないとの精神さえ失ってしまったようだ。

 

戦時下の特攻隊員たちには、最後の晩餐として最高級の料理が振舞われて当然ではなかろうか。

 

電力福島第一原子力発電所で修復作業に当たっている作業員たちには、

最高級である、最後の晩餐を振舞うことは当然ではなかろうか。

この作業員たちを自衛隊のヘリで最高級ホテルへと搬送し、最高級ホテルでの宿泊ならびに飲食を提供する事は、日本国民として当然なる義務ではないだろうか。

 


信じてはいけない事

2011-03-29 23:03:58 | 暮らしと社会

信じてはいけない事

 

ひと

ひとを慈しむ事の出来ない人の言葉を信じてはいけません。あなたがその人をみていれば、その人がこの世界とひとを大切に思っているかどうかわかるはずです。

生きていることの神秘に感謝できない人の言葉を信じてはいけません。

 

ことば

甘い言葉や難しい言葉、もっともらしい言葉、理屈、数字を述べる人、またその人があたかも、あなたより優れているかのように述べる人、あなたを服従させようとする人には、疑ってみることです。あなたは学ばねばなりません、真実とウソの境を。

 

くらし

あなたがいま現在当然と思っていらっしゃる生活、幸せが永遠に続くことなど無い事に

なればこそ今のささやかな幸せを楽しみ、その幸せに感謝をささげる気持ちを忘れてはならないことに。

 


論評を変えたNHK

2011-03-28 22:13:27 | 東日本大震災

論評を変えたNHK 3/28

 

大丈夫と言い続けてきた嘘が現実となった。

志村けんのように、大丈夫だと言い続けてきたNHKが、論評を変えたようだ。

 

情け無い。

どうして、NHKは国民を騙し続けてきたのだろうか。

 

国民に安心してくださいとの、枝野官房長官の詭弁が明らかとなった現在では、

NHKも、現実を認識せざるを得ないようだ。

 

本日のNHKの報道では、初めて原発は危険な状態にあると述べていた。

当然だろう。

 

しかしNHKは、本当に原発は危険な状態にあることを知らなかったのだろうか。

全て知っていたと考えるのが自然ではなかろうか。

 

情け無い。

 


福島県民です。原発事故後、避難中に宿泊拒否されました

2011-03-27 20:43:42 | 東日本大震災

福島県民です。原発事故後、避難中に宿泊拒否されました。 3/27

 

こんなことが、あってもいいのでしょうか。

言葉が出ません。

 

福島県民です。原発事故後、避難中に宿泊拒否されました。

原発事故直後、車のガソリンは満タンではなかったものも

 

小さい子供がいるのでいけるところまで行こうと、

とりあえず夫が幼少の頃にすごした埼玉県草加市に向かいました。

深夜、土浦辺りでガソリンが無くなり、スタンドの前で車中泊し

明朝ガソリンを補給して埼玉県草加市に向かいました。

くたくただったので、早速ナビで探して色々なホテルを回ましたが、

どこも入り口に満室と手書きの張り紙がしてあり

中に入って直接聞こうにも、ビジネスホテルなのに自動ドアも閉まった状態。

一軒、電話を入れて、「今日宿泊できますか?」と聞いてみると

「お取り出来ますが、もしかして被災地・・福島県からですか?」といきなり言われ

福島県でも屋内退避エリアからも外れている旨話すと

ややしばらく待たせられ

「スクリーニングテストを受けて、被爆者じゃない証明書がないと泊められない」

といわれました。

この日は、相当の福島県民が自主避難で流れ込んだようなのですが

他のホテルの満室の張り紙も、ホテル内に入ってこられるのが嫌で

貼ってあったのかなと・・・。

(大手チェーンビジネスホテルで手書きの張り紙なんかします??)

怒り、そして物凄く悲しい気持ちになりました。

その後千葉県に行き、無事宿泊できたのですが。

埼玉県でも使っているであろう東電原発の事故で避難して

こんな酷い仕打ちを受けて凄くショックを受けました。

今後もこのような差別を受けるのでしょうか?

 


2号機 原子炉から大量漏洩か

2011-03-27 17:09:39 | 東日本大震災

2号機 原子炉から大量漏洩か

3月27日 13時8分 NHKニュース

 

深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所で、2号機のタービンがある建物の水たまりから運転中の原子炉の水のおよそ1000万倍という極めて高い濃度の放射性物質が検出されました。1号機や3号機で見つかった水たまりに比べても、およそ1000倍という濃度で、専門家は「2号機の原子炉から大量に放射性物質が漏れ出た可能性を示している」と話しています。

 

福島第一原発では24日、3号機のタービンがある建物の地下で作業員3人が被ばくし、現場で見つかった水たまりから、運転中の原子炉の中の水と比べ、およそ1万倍の濃度の放射性物質が検出されました。その後、1号機の水たまりからもほぼ同じ濃度の放射性物質が見つかっています。このため、東京電力は、震災の発生当時、同じく運転中だった2号機の建物に出来た水たまりも調査したところ、1cc当たり29億ベクレルと、1号機、3号機のおよそ1000倍、運転中の原子炉の水のおよそ1000万倍という極めて高い濃度の放射性物質が検出されたということです。この中には、1cc当たりの濃度でいずれも放射性の▽ヨウ素134が29億ベクレル、▽ヨウ素131が1300万ベクレル、▽セシウム134とセシウム137がともに230万ベクレルなど、原発の運転中に核分裂に伴って出来る放射性物質が含まれていました。このうち、ヨウ素131と134は、放射性物質の量が半分になる期間の半減期が短いため、運転が止まると急激に量が減っていきます。今回、2号機からは、1号機と3号機より高い濃度のヨウ素131とヨウ素134が検出されていました。さらにこの水の表面の放射線量も、1時間当たり1000ミリシーベルト以上と、1号機と3号機に比べて高い値を示したということです。2号機は15日に、格納容器につながる圧力抑制室=サプレッションプールで爆発が起きて破損し、放射性物質を外部に漏らさないための閉じ込め機能の一部が損なわれているとみられています。これについて東京電力は、27日午後1時すぎの記者会見で「圧力抑制室の破損との関連の可能性は否定できないが、原因は分からない。核燃料は数%から数十%の幅で壊れていると推定されるが、どれだけ外に漏れているかは判断できない状況だ。現在の原子炉のデータからは、炉内の放射性物質が大量に出てくることはない」と話しています。また、東京大学大学院の関村直人教授は「この数値からは2号機の原子炉では、1号機や3号機に比べて大量の放射性物質が漏れ出た可能性を示している。2号機は圧力抑制室が壊れており、今後の復旧作業などを考えるうえでも、漏れ出た経路の解明を急ぐべきだ」と話しています。

 


お手上げとなった福島第1原発

2011-03-27 14:41:45 | 東日本大震災

お手上げとなった福島第1原発 3/27

 

「水たまり表面で測定した放射線量は毎時1000ミリシーベルト以上」

とは全ての作業員が「水たまり表面」より50メートル以内には近づく事さえ出来ず、全ての作業が進展出来ない事を示しています。

 

完全に手詰まりとなりました。

あとは安全な場所から、ひたすら放水を続けて二、三年の間放射線量の減衰を待つしか打つ手が無くなりました。

 

その間、死の灰をたっぷりと含んだ水蒸気が、昼夜を問わず放出され続けます。

福島第1原発より半径30キロ圏内では、今後数年間は立ち入り禁止区域とせざるを得ないようです。

 

 

2号機水たまり、高濃度放射線=原子炉の水の1000万倍―東電

[時事通信社 2011年3月27日13時30分]

 

 福島第1原発事故で東京電力は27日、2号機タービン建屋地下の水たまりで26日に採取された水の放射能濃度は、通常運転中の原子炉内の水の約1000万倍と発表した。

 

 また東電によると、水たまり表面で測定した放射線量は毎時1000ミリシーベルト以上で、測定者は大量被ばくを防ぐため、途中で作業を中止し退避した。同原発で事故後測定された放射線量としては最大という。 

 


避難者を苦しめる避難所

2011-03-27 14:07:38 | 東日本大震災

避難者を苦しめる避難所 3/27

米沢市と置賜保健所は避難者を何者と心得ているのだろう。

人間は牛や鳥ではありませんし、伝染病患者でもありません。

ましてホウレンソウではありません。

避難者が避難所の門から締め出される「謂われ」など有りません。

 

全く根拠無き風評で人を差別するとは、いつから日本人はこの様な心無き人々になってしまったのでしょうか。

 

東日本大震災:福島からの避難者に、放射線検査結果の証明書要求--米沢市 /山形

 東京電力福島第1原発の事故による福島県からの避難者が、米沢市の避難所に入る際、市側が放射線簡易検査の健康調査結果「証明書」を求めていたことが避難者の証言で22日までに分かった。同市と置賜保健所は「避難者の健康第一を考え、また市民が不安に思わず安心するため必要だった」と話している。

 

 避難者が米沢市に最初に訪れたのは13日夜。市は避難者が増え要望が出たため、急きょ14日夕から市営体育館を避難所に用意した。避難者によると、その受け付けの際、置賜保健所での放射線被ばくの健康調査結果を求められたという。まだ明確に避難指示区域内に放射性物質の漏出や放出が報じられていない段階から「安全証明書」の提示を求めた形だ。

 

 保健所によると、証明書は正式のものではない。当初は国の原子力委員会の被ばく除染基準である「30マイクロシーベルト未満でした」との文面だった。しかし「人権問題が起きては」との指摘や、県が証明書なしの受け入れを判断したため、15日の途中から「測定の結果、異常が認められませんでした」との文面に変更した。

 

 市災害対策本部は「避難者の健康と、ボランティアなどで触れ合う市民の安全を考え、検査を受けてもらった。福島でも実施している」という。保健所幹部は「避難者も被ばくを心配しており、受け入れる方も危険性を排除したかった。双方が安心するため証明書は必要だった」と話す。

 

 今のところ、証明書に対する批判は上がっていないという。

毎日新聞 【近藤隆志】

 


「放射性セシウムCs-137」濃度分布の時間経過

2011-03-25 15:51:32 | 東日本大震災

「放射性セシウムCs-137」濃度分布の時間経過 3/25 

 

以下は大気中に含まれる「放射性セシウムCs-137」濃度分布の時間経過図です。

幸運な事に、飛散した「放射性セシウムCs-137」の大部分が海方向へ流されていった事がわかります。もしも風向きが逆だったとしたら。ぞっとしますね。

 

以下をクリックして映像をご覧ください。

http://www.irsn.fr/FR/popup/Pages/animation_dispersion_rejets_17mars.aspx

 

 

 

原発の放射能が日本を襲った第一波です。

 

 

 

 

24時間後に第二波が襲いました。

  

 

 

48時間後の第三波です。

 

 

 

16日の04時です。広範囲に飛散しています。

  

 

 

原子力安全委員会が23日に発表した内部被ばく線量の予測図です。

 


母乳への放射能汚染の可能性

2011-03-24 13:50:30 | 東日本大震災

母乳への放射能汚染の可能性 3/24

 

≪ ケース 1 ≫

水道水のベクレル値が200/Kg、野菜類ベクレル値が2000/Kgの場合

 

「牛乳にみる放射性物質汚染の深刻 3/23」

に記したように、乳牛が5万ベクレルの放射性物質を摂取した場合、

一日あたりの牛乳採取量、30キロに残留する放射性物質は1/100の500ベクレル

 

人間の母親が一日に水道水3キロ、野菜類1キロを摂取した場合、

ベクレル量は2600、これの1/100は26ベクレル、この量はベクレル値80/Kgの水道水として325グラムであり自然値として問題ありません。

 

≪ ケース 2 ≫

水道水のベクレル値が200/Kg、野菜類ベクレル値が30000/Kgの場合

 

次に放射能濃度を知らないで10日間危険物質を食べていた時では。

 

人間の母親が一日に水道水3キロ、野菜類1キロを摂取した場合、

ベクレル量は30600、これの1/100は306ベクレル、この量はベクレル値80/Kgの水道水として3825グラムとなり少し多いですが、仮に306ベクレルを10日間摂取したとしても3060ベクレル、67マイクロシーベルトに過ぎません。

レントゲン一回で50マイクロシーベルトですから何の問題もありません

 

やはり母乳が一番安全なようです。

 


牛乳にみる放射性物質汚染の深刻

2011-03-23 14:58:39 | 東日本大震災

牛乳にみる放射性物質汚染の深刻 3/23

牛は牧草を1日約10kgと大量に摂取する。

乳牛に対する放射性ヨウ素の経口投与では、尿による排泄が主要な経路で、乳への分泌は2週間の平均移行比が5~30%程度との報告があり、また、牛乳中の放射性ヨウ素濃度は、投与日以後、指数関数的に低下し、投与日に比較して投与4日目以降は1/100程度に下がることが確認されている。

 

よって乳牛に5千ベクレル/Kgの牧草を1日10kg与えれば、乳牛の体内被曝量は5万ベクレル、1100マイクロシーベルト、となる。

また、乳牛の一日あたりの牛乳採取量を、30キロとすれば、この牛乳のベクレル値は、5万ベクレルの1/100、これを一日あたりの牛乳採取量、30キロで割って、16.6ベクレル/Kgと推定される。

 

牛乳の基準値100ベクレル/Kgを超える場合、この牧草の汚染濃度は4万ベクレル/Kg程度か。

 

この様に、牧草-乳牛-牛乳の連さによって、たとえ低濃度の放射性物質汚染であっても今後継続的に牛乳の放射性物質汚染が継続して行く可能性が高いので、今後も注意深く定期的に牛乳の放射性物質汚染濃度を計測する必要がある。

 

また放射性セシウムCs-137の半減期は30年と、放射性ヨウ素半減期8.04日より格段に長いので、「福島県本宮市で21日に採取されたクキタチナからは、基準値(1キロ当たり500ベクレル)の164倍に当たる8万2千ベクレルの放射性セシウムが検出された」事を鑑みれば、より深刻な事態に陥っているのかも知れない。

 

 

日を追うごとに深刻となる放射性物質汚染

 

 文部科学省は21日、雨水やほこりなどの中に含まれる放射性ヨウ素や放射性セシウムの検出量を発表した。

 放射性ヨウ素は首都圏を中心に1都9県で検出され、茨城県では1平方キロ・メートルあたり9万3000メガ・ベクレル(1平方メートルあたり9万3000ベクレル)を検出した。高い数値となったことについて同省では、雨で空中に漂っていた放射性物質が地上に落ちてきた可能性があるとみており、「雨水に触れた程度では、直ちに健康に影響はない」としている。

 調査は各都道府県で20日午前9時から21日午前9時まで行われた。放射性ヨウ素は、山形県でも1平方キロ・メートルあたり5万8000メガ・ベクレル(同5万8000ベクレル)が検出されたほか、岩手、埼玉、栃木、東京、群馬、千葉、新潟、秋田でも観測された。放射性セシウムでは、茨城で1平方キロ・メートルあたり1万3000メガ・ベクレル(同1万3000ベクレル)を観測したほか、山形、埼玉、岩手、東京、栃木、群馬、千葉で検出した。

2011年3月22日01時10分  読売新聞)

 

 

首都圏、放射性降下物増える 東京で前日比10倍も

asahi.com  2011年3月23日

 

 文部科学省は22日、福島第一原発事故の影響を受け、上空からちりなどとともに落ちた放射性物質の測定結果を発表した。首都圏などを中心に増加傾向を示した。東京都新宿区で1平方メートルあたり5300ベクレルのセシウム137、3万2千ベクレルのヨウ素131を検出、前日に比べ、いずれも約10倍の濃度に上がった。健康に影響を与える値ではないが、長期に及ぶ監視が必要になる。

 

 放射性降下物の測定は、文科省が21日午前9時から22日午前9時にかけて全国で行い、分析した。

 

 東京都の値は、前日のセシウム560ベクレル、ヨウ素2900ベクレルから急上昇した。22日発表のセシウムの値は、放射線管理区域の基準値4万ベクレルの8分の1、ヨウ素の値は、5分の4にあたる。

 

 この他の自治体のセシウムの値も、さいたま市が1600ベクレル(前日790ベクレル)、甲府市が400ベクレル(同不検出)、宇都宮市が440ベクレル(同250ベクレル)と、軒並み上昇した。

 

 前日に、最も高い値を記録した茨城県ひたちなか市では、やや下がったものの、セシウム1万2千ベクレル、ヨウ素8万5千ベクレルと、依然、高い値を記録している。福島や宮城は震災の影響で計測できていない。

 

 東日本は22日も、雨や雪が降ったところが多く、大気中に漂うちりとともに、放射性物質が落下したとみられる。ヨウ素の半減期は8日間と短いが、セシウムの半減期は30年で、地面に降りた後も長期間放射線を出し続ける。土壌や水、農作物への放射能汚染につながりかねないため、今後も監視を続ける必要がある。

 

静岡新聞NEWS (3/23 12:18)

 福島県本宮市で21日に採取されたクキタチナからは、基準値(1キロ当たり500ベクレル)の164倍に当たる8万2千ベクレルの放射性セシウムが検出された。基準値(同2千ベクレル)の7倍以上の1万5千ベクレルの放射性ヨウ素も検出された。

 


放射性ヨウ素 世界の安全基準値

2011-03-23 12:14:18 | 東日本大震災
放射性ヨウ素 世界の安全基準値 3/23
 
介入レベルの国際比較 
飲食物摂取制限の介入レベル
 
 
 
国際食品規格委員会の基準値 
食品、飲料水等の放射性ヨウ素基準値は一キログラムあたり100ベクレル
 
ICRPの介入レベル
年回避実効線量、一食品あたり年間10ミリシーベルト
 
放射性ヨウ素の国際比較 
飲料水、牛乳の場合、
日本-300ベクレル/Kg、EC-500ベクレル/Kg、米国-170ベクレル/Kg
葉物野菜の場合、
日本-2000ベクレル/Kg、EC-500ベクレル/Kg、米国-170ベクレル/Kg
 
この2000ベクレル/Kg、は世界基準の五倍以上と突出しています。
 
 
  
チェルノブイリ後の北欧に於ける基準値強化
漠然としていた放射能許容値であったが、北欧各国ではチェルノブイリの教訓により大幅に基準値が強化された。
 
日本国の場合、この度の原発事故を受けて基準値を強化するどころか、
諸外国に比べて厳しすぎるとか言って責任逃れをしようとしています。
とんでもなく無責任なお話です。
 
 
 
 
出典
 

食品による体内被ばくとその影響

2011-03-21 21:38:30 | 東日本大震災

食品による体内被ばくとその影響 3/21

ベクレルとシーベルト

 

 茨城県は20日、福島第1原発から約100キロ離れた日立市などで、18~19日に採取した露地栽培のホウレンソウから、1キロ当たり5万4千ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたと明らかにした。食品衛生法の基準値(2千ベクレル)の27倍。放射性セシウムも暫定基準値(500ベクレル)を上回る1931ベクレルだった。福島県境の北茨城市でも2万4千ベクレルの放射性ヨウ素を検出。高萩市では、ハウス栽培のホウレンソウから1万1千ベクレルと5倍の放射性ヨウ素を測定した。

 

ベクレル単位としての安全基準値

ベクレル(Bq)」は、放射性物質の量を示す単位であり、食品の安全基準の単位として、放射性ヨウ素では、1キログラム当たり、飲料水や牛乳が300ベクレル、野菜が2000ベクレル。

放射性セシウムでは、1キログラム当たり、飲料水や牛乳が200ベクレル、野菜や穀物、それに肉や卵、魚が500ベクレルが基準値とされている。

 

食品による体内被ばくとその影響

ベクレルとシーベルト

ICRPでは内部被ばくに関する線量換算係数として、ヨウ素131、半減期8.04日の経口摂取に於ける線量係数(Sv/Bq)を2.2×10-8としている。

よってベクレル値に0.022を掛ければ、今後50年間分のマイクロシーベルト値に換算できる。

 

よって上記のホウレンソウによる内部被ばくは以下の通り

露地栽培のホウレンソウ1キロ当たり5万4千ベクレルの放射性ヨウ素を考えれば、1188マイクロシーベルトであり、これを毎日200グラム1年間食べれば86700マイクロシーベルト86.7ミリシーベルトとなる。

 

また放射性セシウムCs-137の線量係数は1.3×10-8なので同様に、

1931ベクレルを換算すれば、露地栽培のホウレンソウ1キロ当たり25マイクロシーベルトであり、これを毎日200グラム1年間食べれば1830マイクロシーベルトとなる。

 

放射性セシウムCs-137の方は大した事は無いのですが、原子力発電所の作業員の被爆上限が年間100ミリシーベルトであることを鑑みれば、これは絶対に食べてはいけない放射線量でしょう。

 

 

ICRPの内部被ばくに関する線量換算係数は以下参照の事。

http://www.remnet.jp/lecture/b05_01/4_1.html

 

 


日本発の原発暗黒時代への突入

2011-03-20 23:19:10 | 東日本大震災

日本発の原発暗黒時代への突入 3/20

 

焼け石に水にもならないヘリでの海水散布、蝉のション便として世界中の物笑いとなっているこの度の原発事故により、日本国の、東電の原発は、全世界のエネルギー供給に計り知れないほどのダメージを与えてしまった。

 

世界の技術リーダーであった日本国が一転して世界のお荷物国家となり、全世界の原子力発電計画に取り返しのつかない楔を打ち込んでしまったようだ。

 

事故の解決には何年かかるのか 

 

大前研一氏の講演によれば、最低でも三年間は燃料棒に触れる事さえ出来ないそうだ。ただ最低でも三年間はひたすら水を掛けて冷やし続ける。

その間、放射性物質の拡散は止まらないので周辺20キロ以内の家には三年以上は住まうことは出来ず、恐らく数十年にわたって誰も住む事の無い死の町となる。

 

そして数十年後には六個の巨大な原発のお墓が立っている事だろう。

 

大前研一氏の講演は以下より

http://www.youtube.com/watch?v=8GqwgVy9iN0

 

 

 

 

 


戦車で放水、冷却水を注入せよ

2011-03-20 22:59:45 | 東日本大震災

戦車で放水、冷却水を注入せよ 3/20

この数日であれば許されるかも知れないが、数週間後に於いてこのままの放水車による放水を続けていたら世界中の物笑いとなる事は確実でしょう。

冷却水の注入には、冷却プールに給水菅を直接に配管してやることが一番ですが放射能のせいで近づく事さえ出来ません。

 

とすれば、このまま放水車による放水を続ける以外の策は無いものなのでしょうか。放水に替わる手段としては、例えば、ハシゴ車によってホースを冷却プールの上に持っていくだけで良いのですが、放射能のせいで近づく事が出来ません。

 

冷却水ホースを設置したハシゴ車を冷却プールの上に持っていくことさえ出来れば良いのですが放射能のせいで近づく事が出来ません。

 

さてどうすれば良いのでしょう。

戦車に冷却水ホースを設置したハシゴ車を移動してもらったら良いのでは。

無人の、冷却水ホースを設置したハシゴ車を戦車に連結して戦車に冷却プールに近づいてもらえば良いのではないでしょうか。

または鉄人28号に冷却水ホースを設置してもらうとかは如何でしょうか。

 

 

陸自、戦車を原発のガレキ除去に投入へ

産経新聞 3月20日(日)18時35分配信

 

 陸上自衛隊は20日、福島第1原発の敷地内でのガレキ除去のため、74式戦車2両を投入することを決めた。車両前面に「排土板」というブルドーザーのような鉄板を付けてガレキを除く。

 

 戦車は、陸自の通常の施設科部隊(工兵部隊)が用いるブルドーザーとは異なり、装甲で覆われているため放射線に対する防護能力が高いと判断した。

 

 2両は20日夕、戦車輸送用のトレーラーに載せ静岡県御殿場市の駒門駐屯地を出発。21日朝にも福島第1原発近くに到着する予定だ。