6泊7日の車中泊をしながら、埼玉県から高速道路を使わずにひたすら走ること2,078Kmと言う強行軍でしたが、三陸海岸から下北半島まで、東北の東海岸線を辿りながら絶景を映像に収めて来ました。 ちょっと長い撮影だったのと、厳しい撮影条件だったので、タイムラプス・ドーリーの選択される際にも参考になると思い、レポートしてみました。
粗っぽいルート・マップで申し訳ありませんが、下の地図の赤い線の部分が撮影を行ったエリアです。
下のスナップ写真は、各撮影を行ったスポットでの撮影の様子を撮ったものです。 今回の撮影には3種類のドーリーを積み込んで行きました。
① Q3-TD3000ドーリー + L-Pan/Tiltローテーター および前進レール
② X3pt Pro-TS2000ドーリー および前進レール
③X3pt Pro-H350ドーリー
実際に訪れてみると、東北の海岸線はどこも険しく、車を横付けして撮影できる好スポットなど全くありませんでした。 だから撮影の度にカメラなどをザックに詰め、ドーリーや三脚を持ちながら移動せざるを得ません。 特に下北半島の仏ヶ浦は駐車場から全長600mもの急な木の階段を下らなければなりませんでしたし、鵜の巣断崖も軽く1Kmを超える距離を歩かなければなりませんでした。 このような環境では、持って行ったQ3-TD3000の出番は全くありませんでした。(大変重たくて、少なくとも手持ちでは数十m以上の運搬は困難) 圧倒的に信頼性が高いので是非とも使いたかったのですが、どうしようもありませんでした。
結果的に活躍したのが小型軽量素材を使った組立式ドーリーX3pt Pro-TS2000でした。 それも一度2mに組み立ててしまい(67cm x3本の構成)、あとは移動時もそのまま車に収納し、運搬時は片手で握って運びました。(軽いので全く苦になりません) 一箇所だけ、それでもカメラ2台を使いたく、三脚なども考えると移動距離が長いこともあり、最小ドーリーのX3pt Pro-H350を使用する事がありました。
小型軽量素材を使った組立式のTSドーリー(一本レールのSドーリーも可)が、徒歩移動を伴う野外撮影では大変便利で有効である事をあらためて実感しました。
松島の夜明け 碁石海岸の日没
穴通し岩の日の出 夜明けの穴通し岩(この場所は機材運搬の都合上、小さなHドーリーを使用)
夕暮れの浄土が浜 浄土ヶ浜の日の出
鵜の巣断崖の上から前進レールで断崖下を臨む 鵜の巣断崖の上から前進レールで断崖下を臨む
鵜の巣断崖の上から前進レールで断崖下を臨む 鵜の巣断崖
鵜の巣断崖 北山崎
尻屋崎 大間崎で北海道に沈む太陽
朝靄に煙る仏ヶ浦 朝靄に煙る仏ヶ浦
朝靄に煙る仏ヶ浦 朝靄に煙る仏ヶ浦
朝靄に煙る仏ヶ浦 仏ヶ浦
仏ヶ浦(X3pt Pro本体のローテーターだけ使用) 仏ヶ浦(X3pt Pro本体のローテーターだけ使用)
仏ヶ浦(X3pt Pro本体のローテーターだけ使用)
これらのスポットで撮影した映像です。
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