人付き合いの苦手なオタクニートと幼稚園児が名探偵の連作短編ミステリー。
「ひきこもりニートの僕が、姪っ子の世話をするハメに…」。
引きこもりのニート29歳・白畠鋭一は、バツイチの姉・真矢がニューヨークに出張する間、幼稚園児の娘・5歳のリサの面倒を見るよう命じられ、単身姉の家がある名古屋へ。
リサの幼稚園を訪問して早々に変態と間違われたり、さらに園児・サヤカの誘拐事件にも巻き込まれ散々な目にあったり。
幼稚園で起る様々な事件を、リサに助けられて解決するうちに、縮こまった鋭一の心も徐々に開かれていく・・・。
といっても事件は殺人事件などではなく、大人の感性と幼児の純粋な感性とに生じたギャップの謎の意外性が、事件になっているもの。
事件を通して人と接することで、対人恐怖症を克服していく、という1人の男性の成長の物語でもあるという面もあるし、全編を通しての意外な真相も最終編で明らかになるという展開です。
こましゃくれた5歳児があまりにも良く気がつき聡明でありえないと感じる面もあるがユーモアを感じながら読み通した。
2012年1月文藝春秋刊
「ひきこもりニートの僕が、姪っ子の世話をするハメに…」。
引きこもりのニート29歳・白畠鋭一は、バツイチの姉・真矢がニューヨークに出張する間、幼稚園児の娘・5歳のリサの面倒を見るよう命じられ、単身姉の家がある名古屋へ。
リサの幼稚園を訪問して早々に変態と間違われたり、さらに園児・サヤカの誘拐事件にも巻き込まれ散々な目にあったり。
幼稚園で起る様々な事件を、リサに助けられて解決するうちに、縮こまった鋭一の心も徐々に開かれていく・・・。
といっても事件は殺人事件などではなく、大人の感性と幼児の純粋な感性とに生じたギャップの謎の意外性が、事件になっているもの。
事件を通して人と接することで、対人恐怖症を克服していく、という1人の男性の成長の物語でもあるという面もあるし、全編を通しての意外な真相も最終編で明らかになるという展開です。
こましゃくれた5歳児があまりにも良く気がつき聡明でありえないと感じる面もあるがユーモアを感じながら読み通した。
2012年1月文藝春秋刊