読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

結城充孝著「狼のようなイルマ」

2017-01-13 | や・ら・わ行

元交通機動隊の検挙率No.1女刑事イルマが活躍する警察小説。

都内某所で、IT企業経営者の毒殺死体が相次いで発見される。警視庁捜査一課殺人犯捜査第二係所属の入間(イルマ)祐希は、関係者の証言からIT企業「シェヴロン・グループ」代表取締役・佐伯亨に目をつける。だが、尾行中に何者かが佐伯を襲撃、猛追するイルマと激しいカーチェイスに。襲撃犯は中国黒社会の刺客、「低温」だった。命拾いした佐伯は、「蜘蛛」に入間の抹殺を指令。肥大化する暴君・佐伯、中国からの殺人機械・低温、正体不明の生ける屍・蜘蛛。イルマと組む宇野たちが鋭い嗅覚で行き着いた先には・・・・。

バイクを用いたカーチェイス・アクションは緊迫感たっぷり。犯人の生い立ち・心理も丁寧に描かれ面白かったが、主人公のキャラと敵対する蜘蛛の特異なキャラは好き嫌いがはっきりするところ。映像化すると面白そう。続編も有りそうで楽しみ。

2015年5月詳伝社刊

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