丹波篠山 十割蕎麦 夛左ヱ門 たざえもん ストーリー

うまい蕎麦をめざして日夜石臼を回しつづけている心の内や様子をお知らせします。

一年の感謝をこめて

2016-12-27 03:40:45 | 日記
夛左ヱ門(たざえもん)も一年を終えようとしています。一年間のご愛顧、深く感謝申し上げます。

5年間、コンセプトを変えず、一貫した蕎麦打ちに努めてきました。それを理解していただいているお客さまがおられるのが、有り難いの一言です。

昨日も大阪のお客様から「年末に行くから」と電話があり、元気をいただきました。く

そうそうシンプルの続きを・・・

 うちの蕎麦屋は一日100食なんて、手作業ではとんでもない数です。商い中に打つことだけに専念したら可能かも。娘と二人でやってるからそれは無理(笑)

蕎麦を石臼で挽いて、篩(ふるい)にかけます。私は手でふるっています。結構時間がかかるんですね。

大きな店は機械の篩機を使ってま~す。

メッシュが違う二種類の篩を使い分けています。指に篩ダコができちゃいました。これも勲章かな。

一人で、蕎麦の実から粉になる工程を一人で行う。そして、打つ。湯がく、お客様にお出しする。一年間幸せな時でした。

12月31日大晦日、夜も商いしますよ。

昼は11時半~14時半

夜は18時半から翌年の2時頃まで店を開けます。一緒にカウントダウンしましょう。

20時頃から、友人たちの音楽ライブが始まります。聴きたい方大歓迎。無料ですよ。

カウントダウンには、夛左ヱ門から、振る舞い酒。みんなで新年を祝いましょう。


そば打ち体験

2016-12-14 20:46:32 | 日記
昨日は定休日で、篠山市内の学校に蕎麦打ち体験の講師として招かれ、楽しい時を過ごすことができました。蕎麦が出来上がり、「おいしい、おいしい」と食べている姿はいいものでした。

一人の蕎麦職人が打つ蕎麦とは、一味違う「うまさ」は、子どもたちの一生懸命に取り組む心が作る「うまさ」でしょうね。

明日はかなり冷えるようですね。寒さは蕎麦の味方。さあ、心をこめて。




シンプルとは

2016-12-12 03:50:45 | 日記
蕎麦屋をし始めて美味い蕎麦をどう作るか、永遠の課題でしょう。だから終わりはないわけで。

蕎麦名人より、朝から使い込んだ石臼でごろごろ挽いて、家族のために打ったおばあちゃんのぶっとい田舎蕎麦が味わい深いのはなぜでしょう。そこには誰のために作るかという、家庭料理としての蕎麦の存在があるからだと思います。

私はそういう蕎麦をめざすために。

まず、シンプル・・・1  道具に頼らない。手が道具としての最大の力。





シンプル・イズ・ベスト 

2016-12-09 06:12:23 | 日記
蕎屋をする前は、NPO「日本野外推進協会・森のムッレ協会」で、リーダー養成講座の講師をし、自然を愛し、自然を大切にする子どもを育てる活動をしてきました。私自身も自然に負荷とかけない生き方をめざしてきました。

5年前に蕎麦屋をはじめ、自分を生き方をどう蕎麦屋に生かすのか、現在進行中。ひとついえるのはシンプルにすること。  つづく




化石エネルギーに頼らない蕎麦屋

2016-12-05 04:42:09 | 日記
10月の食べログのコメントに、夛ヱ左門は、「機械打ち」ではという投稿がありましたが、残念ながらはずれです。まったくの手打ちです。

玄そばを石臼で挽いて、篩にかけて蕎麦粉に作り、手でコネ、伸ばし、切る。

蕎麦打ちの一連の作業は「江戸時代」と変わりません。

今は朝から薪ストーブを焚いています。芯から温まる薪ストーブで、きりっと冷えた新蕎麦は食べるのは乙なもの。ストーブは江戸時代にありませんが(笑)

温故知新 大切にしている言葉です。