マーサの昔話

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ヒトカラでデュエット?

2011年08月06日 | Un fenómeno sobrenatural

 カラオケは、楽しいですよね。 でもヒトカラは未だ経験ないんですよ。

 ていうか、やっぱり自分の歌声を人に聞いて欲しいよね。 

 聞く者は堪りません。って・・・


 今日の話は、親しい人に聞いたのですが、ヒトカラの好きな女性で

休みの度に店へ行って、カラオケを楽しんでいたそうです。

 いつも、お気に入りの入り口に近い和室の部屋に入っていたそうですが・・・


 「和室Aをお願いします。」

 「お客様、あいにく和室は満室でして、一番奥の部屋でも宜しいでしょうか?」

 「いいですよ。 フリーでお願いします。」

 「フリーですか?・・・」

 「混んでいるから、フリーじゃこまるのね。」

 「いえ、そんな事はございませんが・・・少し騒がしいかもしれません。」

 「騒がしいのは、どこの部屋へ行っても同じでしょう?
完全に隣室の音が聞こえない部屋はないもの。」

 「いや、そういうのではなくてですね・・・一度フリーにされると
例え30分で出てこられても、フリー料金になりますので、その処の確認を
取りたかったので・・・どうも・・・」

 「そんな事今更・・・当たり前の事です。 承知しています。 途中で
出てくるんだから最初の契約通りに決まっているわ。 」

 「トラブルになるのが嫌で、言っているだけですので、お解かりなら
どうぞ、フリーでお楽しみ下さい。」


 と、何か奥歯にモノが挟まったような言い方をする店員だった。

 そして、カラオケ店の北側の角部屋に入り、早速ブックに目を通す。


 いつものように、DREAMS COME TRUE の歌を歌い始め、絢香の歌等を・・・
 デュエット曲も挑戦しましたが、小さな声で相手が歌っているところも
相手が存在するかのように大きな声が聞こえる。 でも音程が全く合って
おらず、カラオケの機械が調子悪いのかと思っていた。
 
 又、デュエット曲じゃなくても、数曲目から歌っている最中に、違う人の声が
聞こえだした。 しかもひどい音痴だ。
 隣人の歌声が入ってきたのかと思い、1度トイレの為、外に出てみた。

 その時、隣室を覗くと、誰もいなくて、しかも、彼女の近くの部屋は
ほとんど空室ばかりだった。

 疲れているから、空耳だったのかもと思うことにした。

 ところが、次の曲を歌っても、別にハモリが入るところではないのに
2,3人の歌声が聞こえてくるし、何だろうと思いながら、ボリュームを
調整したりして、続けて歌っていたその時、男の人の低い声で

 「出て行け!」と何度も言われた。 聞こえたそうです。

 廊下で酔っ払いのおじさんが叫んでいるのかと思い、ドアを開けて
廊下を見ますと、誰も人はおらず、向こうの方で若い人達の歌声が
聞こえているだけだった。

 先程の声の余韻が残っていますので、さすがに不気味に感じてきた彼女は
30分余りでしたが、部屋を出たそうです。

 そして、店員に何も言う事もなく、勘定を済ませ、カラオケ店を
後にして、周りを歩いてみました。


 新開店のカラオケ店は、駅近くにあって、とても便利なのですが
問題はそのカラオケ店の裏側にあったようなんです。
 何とカラオケ店の裏側は、規模の大きい墓場だったそうで
 それも結構、墓石が古くて卒塔婆がなぎ倒されているのもあって
ざっと見た感じ、荒れた墓地の印象があり、どうもその当たりが
彼女のいたカラオケ部屋に関係があったのかもしれません。

 勿論、推測ですが、墓場の一部を縮小して、そのカラオケ店に
土地を売却した可能性もあります。

 まあ、供養はしてあるでしょうが、古い墓地の場合、移動があって
跡地に新ビルが立つことは、都会では良くある事で、大概、その跡地に
立った建物に異変が起こるのもよく聞く話でもあります。

 そんな時は、共存? しかないのでしょうかね。
 怖いですか? 
 霊は霊を怖がる方の前には現れませんから、大丈夫ですよ。

 私は怖くないんですが、ただ見る能力が失せてしまっただけです。
 喜んでいいのか、悲しんでいいのか・・・いつも言うように蛻の殻で~す。 

 


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