終の棲家でのんびり暮らす田舎暮らし

リタイア後山中に終の棲家を建て、夫婦二人で自然すぎる環境での田舎暮らしは、どこまで続けられるか。

サイディング補修作業に難行

2015年09月28日 | リフォームは自分で
サイディングの下地補修に、私は悪戦苦闘しているのだった。9月に入ってから開始した始めての外壁リフォーム塗装工事、素人の私だから確かに段取りや慣れの問題もあるだろうが、ここまで手こずるとは予想外だった。やはり27年間一度も塗装をしてない築27年の建物の傷みは相当なものだった。

建てた当時、一般的に行われていた外壁サイディング工事の工法は直張りという張り方だった。現在は通気工法という防水透湿シートの上に縦横胴縁を柱、間柱に打ち付けその上に外壁サイディング工事を張るのが一般的だ。

この建物の損傷がひどいのは、直張りという張り方に全てがあると言って過言ではないと私は考えている。柱、間柱の上に防水シートを張り、柱と間柱だけでサイディングを張るというのは無理があると思う。大工が適切に受け材を設けながらサイディングを張ればよかったのだが、このときの大工は柱と間柱だけでサイディングを張ったのだった。

そんな訳で、高圧洗浄をして早く塗装をしたい私なのだが、それが叶わないのだった。
また屋根は雨漏り補修をしなければならないし、外壁サイディングはコーキングの亀裂を補修しなければならない。



ロフト部分に当たる(実質三階部分にあたる)外壁のコーキング亀裂が特にひどい状態だ。サイディングは反って波を打ちこの下にある和室八畳の雨漏り原因になっている。

よくよく調べてみると柱と間柱の間でサイディングの継ぎ目になっていたり、300ミリの梁があるところでは、しっかりした梁が受け材になるのに釘打ちが不十分(ほとんど打っていない)なためにサイディングが暴れる原因になっているのだった。



下地補修が必要な箇所は三階部分に相当する小屋裏(一部ロフトになっている)に集中している。これらを徹底的に補修するには、小屋裏とロフトを遮っている内壁を剥がす必要がある。これが大変な作業なのだった。日中のロフトは猛烈な暑さになる。雨の日でないと暑くてとても作業にならない状態になる。


やっとの事、天井、壁のベニヤを剥がすことができた。天井を剥がしたのは、雨漏りしている屋根の補修作業のためだ。コロニアルを半分ほど剥がすのに下から釘を叩いて剥がしやすくするためだ。外壁側には断熱材が入っていたが、天井、小屋裏側には断熱材がまったく入っていなかった。以前からロフトは暑く昼間はとても上がれないところだった。外壁塗装が終わったらロフトの断熱改良作業をする必要がある。


屋根裏換気口の真下のコーキングに亀裂がある。この裏の状態が次の写真になる。


小屋裏から状態を確認すると、柱と間柱の間でサイディングの継ぎ目になっている。小屋裏部分に発生している亀裂の大半は裏側に受け材がないため釘打ちされずに起こった症状なのだ。
大工になぜ受け材を設けずに突合せでコーキングしたのかを聞きたいものだ。写真に見えているコーキングは昨年の事、雨の吹き込みに気づいて応急処置した後だ。



サイディングの裏側に受け材が無いために継ぎ目のコーキングが切れている。
その裏側に構造用合板を垂木を使って受け材を柱、間柱に固定する方法をとった。



ここも典型的な受け材が無いためにコーキングが切れている。


ここも裏側に構造用合板を垂木を使って受け材を柱、間柱に固定した


小屋裏に関しては全て受け材の裏補強が必要だった。

我が家の庭先にりすが来たよ♪

2015年09月20日 | 終の棲家

我が家のデッキ前に立っている大きなオニクルミの木から熟したクルミがボタボタ落ちてくる。最近は室内から「りす」を見かけることが少なかった。

朝食を食べながら斜面を見ていたら「りす」がチョコチョコと階段を下って来るのが見えた。慌ててカメラを手に窓越しから撮りました。これでカメラの性能いっぱいです。

地上で辺りを警戒しなが何度もクルミを取りに来ていたが、そのうちにオニクルミの上に上がってのお食事タイムのようだ。



我が家の斜面も秋の始まり

2015年09月17日 | 花と植物

空き家になっていた住まいのリフォームに毎日夢中になって奮闘していたが、秋に変わっても斜面の変化にもきずく余裕すらなくなってしまった。私の頭の中は塗装の事で寝ても覚めても支配されている状態だ。

終の棲家の庭の手入れもほったらかしになってしまった。落ち葉がデッキや家の周りにどんどん降り積もる。ほうきや熊手で掃除をしても、次の日には落ち葉がいっぱいになっている。神経質になってもしょうがない。

スズラン(鈴蘭)が終わりを迎えて汚い。ヤブランが秋の花を咲かせている。

ハギ(萩)の花が咲いていた。

デッキの上に蔽い被さるオニクルミの実が一面に落ちている。

夏に楽しませてくれたヤマユリの種子が大きくなってきた。

ギボウシの葉はまだまだ健在だ。もう少し楽しませてほしいものだ。



エンジン式高圧洗浄機を買った

2015年09月16日 | リフォームは自分で

リフォームには高圧洗浄機が絶対必要だと説得し続けてOKが出た。電動式の代表格はケルヒャーで1万円台から5万円の高耐久性能品まである。エンジン式の価格帯は5万から10万位と高額になる。

薪割り機を買ったとき初めからエンジン式にしておけば良かったと後悔したことがあった。電動式に比べたら圧倒的なパワーの差と強度の信頼がある。一方エンジン式では、使い終わった後の管理がとても大切なのだ。

使い終わって長期間保管するとき、タンク、キャブレータ内の燃料を完全に抜き取ることが基本の「」で、これをやっていればいつも一発起動できると信じる。

作業で使うならエンジン式だ。工進のJCE-1408UDXにした。ポンプ最大圧力14MPa、最大吸水量8L/分、エンジン総排気量179cc、本体重量38.9kg、ガンワンタッチ式、ノズル交換式ランス 交換噴口ノズル(5種)。

入り口コンクリートの高圧洗浄前後の違いには改めて驚くのみだった。

電動式はポンプ最大圧力7MPaが標準的なバワーで、エンジン式は倍のバワーを発揮する。JCE-1408UDX、最安価格本体49,500円(吐出ホース(10m) ワンタッチ式 1本標準ノズル添付)外壁洗浄作業にはショートノズルPA-279 11,260円が必修だ。JCE延長ホース20Mワンタッチ式PA-264 19,400円




外壁の入り隅に欠陥工事発見

2015年09月13日 | リフォームは自分で
建物の入り隅部外壁から雨が進入して、柱や梁を伝わり二階階段室の内壁を汚染しているようだ。屋根の雨漏りや外壁からの雨漏り対策をするには、三階ロフトの天井、内壁を壊して実際に現状を見る必要がある。そこで壊してみると写真中央部のように室内側から外の光が見えている。


さらに壊して調べてみると、梁に滲みや汚れが付着していた。これは長年にわたって風雨に曝されていることを意味していた。それもそうだが、造りがおかしくない。入り隅の角なのにルーフィング(防水紙)が角で切れて、別々に造作されているじゃない。


この建物の造作工事は図Aのように一方の外壁に受け材を打ち付けて、それにルーフィング(防水紙)、サイディングを張っている造りかただ。これでは角でルーフィング(防水紙)が切断されて防水機能を果たせず、水切り金物を取り付けることもできない。

このやり方は室内造作には使われるが、なんぼ外壁直張り工法だからといっても大工と建築屋の常識を疑うよ。図Bのように角でルーフィング(防水紙)を折って張り、その上に水切り金物を取り付けてサイディングを張ってシーリング処理してほしものだ。



外側からは突きつけられたサイディングにシーリング処理はされていない。当初はサイディングを突きつけて張ったのであろうが経年劣化で角の隙間が拡大している。
そもそもシーリングを打って処理するにはシーリング幅を取ってサイディングを張らなければならない。



この問題を解決するには、図Bのように、二面のサイディングを一旦剥がし、ルーフィング(防水紙)を切って構造用受け材を取り付ける。ルーフィング(防水紙)を張り直して水切り金物を取り付けてサイディングを張り直す。これも大変な作業になりそうだ。

図C のようにサイディングの角をカットしてシーリングで補修する手もあるが5年ぐらいが限度だろう。図Bは構造から手を加える補修方法なのでベストだが、手間が大変だ。

図C は応急的な補修方法で手間が楽ではあるがシーリングが切れるのは確実だ。
実に悩ましい事態だ。



サイディングを剥がすとなると32枚になる。一部を剥がして検討しよう。この建物全体にいえることだが、吹き込む雨から建物を守ろうという発想が感じられないことだ。

屋根下地と破風板と雨仕舞いのまずさ。ルーフィング(防水紙)が屋根まで達していないなど。サイディングの突合せ部の裏に受け板が無く片持ち状態で張られていたり。入り隅部に水切り金物が無かったりだ。



今となっては大工や建設会社(現在、建設会社は無い)に文句を言ってもはじまらない事だ。自分で解決していくしかないのだ。