バラクルード錠（エンテカビル） 9/15に薬価収載

　６日の中央社会保険医療協議会総会で承認され、厚生労働省は15日付で、新医薬品13成分20品目を薬価基準に追補収載されます。
　このなかには、Ｂ型肝炎治療薬（抗ウイルス剤）バラクルード錠（一般名　エンテカビル）が含まれています。
　やっと15日から医療機関で治療薬として使われるようになります。

　バラクルード錠0.5mgの薬価は、１錠：1058.10円。
　有用性加算がついたため、薬価は高くなったようです。

＜参考情報＞

○薬事日報　【厚労省】13成分20品目を薬価収載へ
○新医薬品一覧表（2006年９月15日収載予定）
○バラクルード錠　添付文書
　

「エンテカビル」の保険適用は 審議状況

　薬事食品衛生審議会は24日に医薬品第二部会、25日に医薬品第一部会を相次いで開き、バラクード錠（一般名：エンテカビル、Ｂ型肝炎治療薬、抗ウイルス剤）など５成分を審議の結果、承認しても差し支えないと「薬事部会」に報告されることになりました。
　また第二部会では、ジェムザール注射用200mg、同１ｇ（日本イーライリリーが輸入、有効成分は塩酸ゲムシタビン）の「胆道癌」の効能効果を追加が報告されました。まもなく効能追加される見通しです。
　＜薬事日報HEADLINE NEWS　06/05/26＞

　バラクード錠（エンテカビル）は、まもなく承認され、中央社会保険医療協議会（中医協）で承認されれば、薬価がきまり、治療に使われるようになります。

Ｂ型肝炎治療ガイドライン

　３月11日に東京・経団連会館で行われた厚労省研究班の公開報告会で平成17年度の研究のまとめとして、「２００６年度版Ｂ型肝炎治療ガイドライン」が報告されました。
　これまでも抗ウイルス剤とインターフェロン治療を主体としながら、若い方には自然治癒の可能性も視野に入れた経過観察などで対応する方法が「ガイドライン」として、報告されていますが、一般診療医にはなかなか普及しないのが実情のようです。
　なんとかしなければなりません。
　2006年度版Ｂ型慢性肝炎治療ガイドライン」（Pdfファイルのダウンロード）
　

Ｂ型肝炎 慢性肝炎治療のガイドライン

　3/11　東京経団連会館で開催された厚労省肝炎研究班の公開報告会がウイルス肝炎研究財団の主催で開催されました。
　ここで報告された「2005年度Ｂ型慢性肝炎治療ガイドライン」研究報告をメモから起こしてみました。
　http://oosaka-hepatic.cocolog-nifty.com/00/files/06311HBV.gif