ITビジネスニュース

田中克己の深層

ITビジネスニュース2024年5月8日

2024年05月08日 | 深層
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   ◆◆◆ ITビジネスニュース2024年5月8日(254号)◆◆◆
一般社団法人ITビジネス研究会が会員に伝えるIT業界の最新事情
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              ◆目次◆ 
◆ニュースの深層
◎「事業構造改革は5合目」、BIPROGY新社長の齊藤氏
◎NSSOLが営業利益率20%の事業構造へ転換目指す
◎NRIが生産AIなどAI活用で効率化図る、コーディングの生産性は最大40%向上
◎富士通がグローバル共通料金レートへ、粗利益率の向上
◎データ分析の浸透には業務活用の企画力人材が必須、ドットデータがビジネスアナリティクス人材の育成へ
◎BIPROGYの平岡前社長がITビジネス研究会で、人月ビジネスからの構造転換の道のり語る
◎マイクロソフトが年末までに大量のAIチップ調達へ
◎ソフトテストのTricentis日本法人が5年間の売り上げ目標、150億円に
◆IT最新事情
◎「日本企業のSXは当面、進まない」、富士通のSX調査から
◎少子高齢化データを活かした生成AIチップで、日本は勝負する
◎「DXへの第一歩は業務改革」、ガートナーの見解
■海外市場動向(世界の有力ITベンダーやスタートアップ、先端技術動向に関する海外メディアの報道)
◎BASICプログラミング言語が60周年を迎える
◎Nvidiaが支援するGPUクラウドプロバイダーのCoreWeave の評価額が70億ドルから190◎成長遂げるスタートアップのエコシステム構築するカギ
◎顧客サービスはAIチャットボットより消費者の多くはむしろ人間のチャットボットを待ちたい
◎ビジネスの未来を形作る14の革新的なAIアプリケーション
◎マイクロソフトがMS-DOS 4.0をオープンソース化
、など
■IT市場動向調査(データが示すIT市場や顧客の動向)
◎IDCジャパンが国内企業のIoTの取り組みに関する調査結果を発表、サプライチェーンや在庫管理などへの投資が増加
◎情報サービス産業協会が24年3月期の情報サービス業の売上の将来見通し/雇用判断を公表
◎野村総合研究所が国内企業を対象に「情報・デジタル子会社における今後の方向性と課題に関する調査」、深刻なプロジェクトマネージャー不足
◎ロックウェル・オートメーションが製造業における24年の「スマートマニュファクチュアリング報告書」、日本は労働力の高齢化を懸念
、など
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編集後記:大手SI企業の業績拡大のカギは、生成AIによる生産性向上にありそうです。大手も中堅も、営業利益率は10%を超え、次に目指すのは20%になる。この数字を達成した純粋なSI企業は1社もない。これまでの外注によるコスト削減だけでは難しいので、生成AIによる開発プロセスの改革を実施する計画。とはいっても、具体的な数値を説明したSI企業はない。もう1つの策はグローバル展開だろう。ここで大きな実績を上げたのはNTTデータだけだ。逆に足を引っ張ることもある。利益率17%前後を維持し続ける野村総合研究所も海外展開に苦戦している。国内のASPとアウトソーシングの2事業をより太いものにすることかにかかっている。各社に共通することでもある。
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Webサイト http://www.it-biz.jp/_

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