ITビジネスニュース

田中克己の深層

ITビジネスニュース2017年5月26日号

2017年05月29日 | 深層

◆ニュースの深層 
◎日本ユニシスの16年度決算
日本ユニシスの平岡昭良社長は16年度決算説明会で、中期経営計画の1つであるサービス型ビジネスへの構造変革が着実に進んでいることを強調した。その一方、中計の最終年度である17年度を当初予想の売上高3200億円、営業利益170億円を、売上高2900億円、営業利益160億円に修正した。計画を作成した3年前は「既存ビジネスは横ばいや微増」と読んでいたが、環境変化などによって減収となったことが響いた。

◎富士通のデジタルイノベーター
富士通が従来型ビジネスを展開する企業をデジタル企業に変革させることを支援するデジタルイノベーターの育成に力を入れている。背景にあるのは、SIと呼ぶ伝統的な受託開発市場から大きな収益を得るのが困難になってきたことがある。宮田一雄執行役員常務(デジタルフロントビジネスグループ長)は「今のビジネスで食える2025年までに変革できなければ、大変な状況になる」と危機感を持ち、構造転換を急ぐ考えを明かす。

◎富士通のものづくりデジタルプレイス
富士通は5月9日、製造業向けサプライチェーンのプラットフォームCOLMINAを発表した。もの作りに関する設計から製造、保守までのサービスを提供するもの。生産設備などのデータを収集するエッジ、プラットフォーム、サービスから構成されている。

◆IT最新事情
◎富士通の16年度業績
富士通の売上高が17年度に4兆1000億円に落ち込む見込みだ。16年度に比べて約4000億円も減収になるのは、富士通テンの株式売却などによる。同社売り上げを除けば、実質は横ばいというが、レノボにパソコン事業が売れれば、4兆円を割り込む可能性もある。ただし、営業利益率は17年度に4.5%に改善させる。

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2020年のIT企業コニカミノルタ

2017年05月22日 | 深層

複写機などを開発、販売するコニカミノルタがIoTプラットフォーム市場に参入する。
主力の複合機に代わる製品がなければ、先細りになるからだろう。
その危機感が経営者にある。
リコーをみれば明らかである。どんなIoTビジネスを展開するのか、注目される。
https://japan.zdnet.com/article/35101392/
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ITビジネス研究会の特別セミナー(AIビジョン)

2017年05月12日 | 日記
私が代表を務める一般社団法人ITビジネス研究会の次回の特別セミナーが6月2日に開催します。
講演は、日本マイクロソフトで最高技術責任者(CTO)を務める榊原彰氏による
「マイクロソフトのAIビジョン」(仮)です。有料ですが、会員外も参加可能です。
◆参加申し込みは以下になります
http://qq4q.biz/Dbor
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ITビジネスニュース2017年5月10日号

2017年05月12日 | 深層
◆ニュースの深層
◎CTCのクラウド事業
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が4月18日、クラウド上に移行させた基幹システムの稼働を開始した。藤岡良樹執行役員がガートナー主催のセミナーで語ったこと。同社は16年8月からSAPのなどの基幹システムをクラウドに移行させるサービスの提供を開始しており、CTC自らがクラウド移行のノウハウを蓄積する。

◎東芝ソリューションの行方
東芝が7月1日、IT関連事業も分社化する。社内カンパニーのインダストリアルICTソリューション社を会社分割し、SIなどを展開する東芝ソリューションに一体化させる。IoTやAIなどを活用したソリューションの開発・製造・販売に一元的に対応する体制にするためとしている。

◎コニカミノルタがIoTプラットフォーム事業に参入
 コニカミノルタが今秋にもIoTプラットフォーム事業に参入する。主力の複合機事業の次の成長を担うサービス商品に位置づける。山名昌衛社長は4月19日の会見で語った。

■IT最新事情
◎新野NEC社長の真意
 「今の段階で、2018年度(2019年3月期)に営業利益率5%の確信を持てない」。NECの新野隆社長は4月27日の2016年度決算説明会で語り、2016年4月にスタートした新中期経営計画をたった1年で見直すことを明かした。2018年1月にも新しい中期経営計画を発表する。
2018年度に売上高3兆円、営業利益1500億円、当期純利益850億円などとする新中期経営計画は、新野社長にとって「最低限の目標」(2015年度決算説明会の発言)だった。それが初年度から見直し事態に追い込まれたのは、2016年度の当初計画である売上高2兆8800億円、営業利益1000億円に対して、結果が売上高2兆6650億円、営業利益418億円と、売り上げで2000億円超、営業利益で500億円超も不足したこと。
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2020年のIT企業アイレット

2017年05月01日 | 深層
AWSを活用したSI事業を展開するアイレットがこの2月に、
KDDIの子会社になった。その理由を探ってみた。
https://japan.zdnet.com/article/35100473/
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