正林寺法華講員手引書

『折伏・家庭訪問・教化育成・法統相続・教学研鑚・邪義破折・支部組織の充実強化に活用』 法華講正林寺支部 正林編集部

日蓮正宗だけにある女性と悪人の成仏

2005-11-21 | 手引書⑨

 女性の成仏と悪人の成仏は、釈尊が説かれた経典多しと雖も、法華経だけに説かれています。『星名五郎太郎殿御返事』に、
 「法華経には女人成仏之(これ)有り。真言経にはすべて是なし。法華経には悪人成仏之有り。真言経には全くなし」(御書364)
と仰せのように、邪宗の代表的な真言宗に女性の成仏と悪人の成仏はなく、唯一法華経だけにあると日蓮大聖人が御指南です。法華経以外の御経を根本としている各宗派も、当然、女性の成仏も悪人の成仏もありません。その証拠に、日蓮正宗を信心しないため、様々な社会悪が世の中を覆っております。多くの女性が愚癡により身を滅ぼし、犯罪をおかす悪人が次から次へと現れる今、正しく末法濁悪の相を示しており、女性と悪人が成仏していない証拠です。
 具体的に、成仏していない証拠とは、女性の場合、主師親の三徳を全く知らないため、家の主である御主人を見下し、家族が一番安らげる家庭を、崩壊させる女性が多くいます。悪人の場合は、謗法から来る邪智が強盛になり、その邪智に酔いしれ、法律の網の目をかわす知恵に生き甲斐を感じ、犯罪を起こすことが動かぬ証拠です。
 成仏する方法は、日蓮正宗を素直に信じることです。三界六道から来る考えや智慧を一切払拭させ、但ひたすら日蓮大聖人の教えを信じ、修行することで本当の成仏が出来ます。つまり女性の成仏と悪人の成仏があるわけです。三大秘法の御本尊様に御題目を唱え、女性であれば、恩を知り、御主人や姑さんに対する愚癡を止め、悪人であれば、他人に危害を加える邪な考えを改め、成仏するために大事な行いを実践する方向へ考え直すことです。我見を差し挟むことなく、一生涯日蓮正宗の信心を貫き通せば、必ず成仏します。あらゆる正しい仏法への疑いを捨て信じることです。
 世の中に仏教が広く知られていても、この女人成仏と悪人成仏を知ることが出来ません。日蓮正宗だけにあり、他宗派では、女性も悪人も葬式を行えば成仏できたと思い込んでいるのが現実です。正しく邪宗教で執行するところの浅はかで邪な葬儀であります。全く仏教の現状を知らない一般の人は悲惨であり、残された遺族だけが葬儀を行ったことに満足し、今生に終止符を打たれた故人には、正法誹謗となる葬儀を行った業を背負い、無間地獄の旅路を歩んでいくのです。
 この悲惨な現状を回避していく大切な修行が「折伏」です。日蓮正宗を信心する私達は折伏を行い、未だに女性の成仏と悪人の成仏を知らない方々に教えていくことであります。つまり邪宗の破折が必要です。邪宗破折が女性の成仏と悪人の成仏を弘める第一歩です。
 女性と悪人が、日蓮正宗を信心した場合に変わる生活の姿は、女性の場合、御主人に対する気持ちが信心しない頃と変わります。「主徳」と「親徳」を身口意の三業に身に付け、四恩を知ることで愚癡が無くなり、怒りの気持ちも平静で禅定な境地へと変化していきます。あらゆる生活を揺るがす悪縁を、少しずつ回避していくことが出来ます。その結果、家族間には柔和で、居心地のよい家庭へと変わり、「我此土安穏」という境界になります。
 悪人の場合は、どんな凶悪犯でも一度正信に目覚めれば、冥伏していた尊い生命、仏・菩薩界が涌現し、以前の人格を完全に変えます。信じ難いことですが、阿育王の生涯が動かぬ現証を示し、如何に三大秘法の御本尊様が素晴らしいかを物語っているのです。
 改心することで悪人の邪智が、正法流布の智慧に煩悩即菩提され活かされていきます。悪人の機根を充分に知り、悪事を行う人の気持ちを完全に知り尽くしています。善良な人は絶対に身に付けることが出来ない、善知識に御本尊様の力用によって変えられます。信心することで、悪人を救済する使命を御本尊様から頂くことが出来ます。
 以上のことは、日蓮正宗の信心を素直に行うところに具わります。多くの女性や悪人は信心をして本当の成仏を志せます。