かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

中北薬品(株)京町支店(中区丸の内)

2010-04-07 | 名古屋の近代建築
丸の内建築散歩~その4

日本郵政グループ名古屋ビルの南、京町通と呉服町の交わる交差点に中北薬品の京町支店があります。
ちょっと見は現代のビルと見分けがつきませんが、縦長の窓や、水平線と垂直線で構成された外観は、近所の日本郵政名古屋ビルと同様、戦前に建てられた当時としては最新のモダニズム建築です。
それまでの様式建築を脱却し、装飾を一切排除したデザインは、やがて戦後の現代建築へとつながっていきます。

■中北薬品(株)京町支店/名古屋市中区丸の内3-11-9
 竣工:昭和11年(1936)
 設計:城戸武男
 構造:RC造地上3階、地下1階
 撮影:2010/3/14




■3階の連続窓や水平に伸びた庇、1~2階分の長さのスリット状の窓が特徴。
 現代建築には無い昭和初期のモダニズムの香りが漂います。


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