かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

東山動物園の近代建築(千種区田代町)

2009-09-21 | 名古屋の近代建築
連休でにぎわう東山公園を訪れました。
東山公園には動物園と植物園があり、昭和12年(1937)の開園以来現在も多くの人々に親しまれています。
私も子供のころは親に連れられ、最近では自分の子どもを連れて、親子二代で大変お世話になりました。
連休中日の今日も、大勢の家族連れで檻の前は黒山の人だかりですが、私のお目当ては開園当時から現在も残る動植物園の近代構造物です。

○東山動物園/昭和12年(1937)開園/施工:北川組

■正門を入るとすぐに開園当時からの中央噴水があります。
 公園工事に携わった北川組の130年記念誌に、当時の工事関係者がこの噴水の前で記念撮影した写真が載っています。


■古代池の3体の恐竜模型も当時のまま残っています。
 70歳を超えた下の恐竜は歳には勝てず、手の骨折をなんとか木で支えながらがんばっています。






■ペンギン島


■北極熊舎


この他にもライオン舎など改修はされていますが、基本的な構造は開園時のままの施設が多数現存しています。
昭和、平成と70年の時を刻んできた動物園ですが、今度私が訪れる時は孫を連れて親子3代になっていることでしょう。


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2 Comments

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恐竜の補修 (名無し)
2014-12-02 23:16:44
私が生まれたころ、父親が北川組で現場監督をやってて、恐竜の補修工事とかやってた話を良く聞かされました。その父親もなくなって15年がたちますが、恐竜は今もそこにあって、私にとっては父親の思い出が詰まった存在です。
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Unknown (shortwood)
2014-12-04 21:46:48
名無しさん、こんにちわ。

お父さんの思い出が詰まった東山動物園の恐竜たち。
ここで紹介した近代の建物や構造物にまつわる熱い思いを、多くの人からいただきました。

これからも皆さんの思いが詰まった街角の記憶を、一つでも多く紹介していきたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。


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