丸の内の建築散歩2回目です。
前回紹介した愛知県庁大津橋分室と並んで、同じ頃に建てられた薬品卸売業の伊勢久(株)の本社ビルが建っています。
当時流行したアメリカンスパニッシュという様式で、明るいタイル貼りの外壁の2、3階の窓にはコリント式の柱頭のあるらせん状の柱が通っており、その上に人造石のテラコッタが飾られています。
隣の重厚な愛知県庁大津橋分室に比べると、明るく軽やかな雰囲気が漂うちょっとオシャレな外観が対照的です。
■伊勢久株式会社/名古屋市中区丸の内3-4-15
竣工:昭和5年(1930)
設計:島武頼三
施工:志水建築業務店
構造:RC造地上3階、地下1階
撮影:2010/3/14
■2階と3階で窓のデザインが違います
■玄関の上のひねりの入った付け柱と装飾が見所
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