先日、お客様とのお話で「袷の着物を胴抜きにしようと思うんだけど、裏を外すだけでいい?」と聞かれたので「それで良いですよ」と答えたにも関わらず「やっぱ、お願いね」と言われ、外す様子をアップしても良いともお言葉に甘え、アップする事にした。
うん、ほんと、八掛を付けたままで胴裏を外して、身頃の縫い代の始末をして、八掛を丁寧にくけつけるだけ。しかしこれが少々はさみ技が要り、普通は布を切らないように・・・なんだけど今回ばかりは「糸を切らないように」が大原則。それでも3か所くらい切った。全くの許容範囲。
ただ、このやり方は、胴裏は使い物にならないので、使用したい方は止めてください。
お客様は「要らない」と言われたのでこの方法を取りました。
口で説明するより、画像をいっぱいアップするので、必要箇所はおいおい探してほしい。
また、糸は切らないのが前程ですが裏衿だけは衿付け側の糸を切る。(後で裏衿を本体にくけるため。)
このお着物はバチ衿だったので、これは後日、広衿でアップします。
まず、解く前の下準備として、八掛部分が外れないように躾け糸で留めておく。
この画像ではすでに裏が外れてるんだけど、八掛に躾がされてる。
身八つ、袖付けの留めのところは特に注意して、糸を切らないように細心の注意をはらう。
この着物は裄直しもあるので、袖ははずしました。
キワキワで切った裏の残りなんだけど、手でちまちま取るのも良し、私はコロコロでぺたぺたしたら意外と簡単に取れました。(好み)
袖丸の部分は折ってあったようにまとめて、糸で留める。
袖底の縫い代は、振りを三つ折りする前に袋縫いみたいに始末をする。
始末の画像は後日アップしますが、仕様は、背縫い=二度縫い、脇=八掛下まで三つ折りくけ、衽=1cm折って折くけ、振りは三つ折りぐけ、袖口布は丁寧に袖にくけつける。
本体の始末が出来たら、衽上、八掛上を折、本体にくけつける。
丁寧に!
とりあえず 、画像がもうないのでここまで。
後日。
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