日本祖国戦線

愛国社会主義(National Socialism)による日本及び世界の再建を模索する研究会です。

笑止!エセ革命勢力「革マル派」

2017年01月10日 23時29分53秒 | 政治情勢
革マル派議長の本名、警察が特定 神奈川の団地捜索


朝日新聞デジタル 1/10(火) 18:46配信


革マル派の関係先とみられる集合住宅を捜索する警視庁の捜査員ら=10日午前10時過ぎ、東京都葛飾区青戸3丁目

 過激派組織「革マル派」の最高幹部について、警視庁と神奈川県警が、本名や住民登録先を特定していたことがわかった。捜査関係者が明らかにした。

 最高幹部は新田寛議長(70)。本名が明らかになるのは初めて。革マル派は、結成時から議長を務めていた故黒田寛一議長が1996年に身を引き、新田議長が後任となったが、約20年間にわたって「植田琢磨」というペンネームを使い、人前にはほとんど姿を見せなかったという。

 警視庁と神奈川県警は10日、新田議長が住民登録している神奈川県内にある団地の一室や、革マル派の非公然アジトとみられる都内の集合住宅の一室を有印私文書偽造・同行使容疑で捜索した。容疑は2012年3月、同派がアジトにしていた荒川区内にあった部屋の賃貸契約を更新する際、幹部の60代男性が別人の名前を使ったというもの。

 革マル派は捜索を受けたことについて「警察権力による不当な捜索を弾劾(だんがい)する。不当性は明らかである。新田寛議長が植田琢磨議長というペンネームなどというのは、笑止千万の妄言である」とのコメントを出した。





私は、革マル派の議長が偽名を使っていたことを卑怯だとは思いません。
組織の指導者は生き残ることを優先しなくてはいけないからです。

しかし、人前に現れないというのは頂けません。

組織の指導者はここぞという場面には最前線に立って部下を鼓舞しなくてはならないからです。

そういう意味においても、革マル派は天下を取る器ではなかったのでしょう。

また、思想面で見ても革マル派では日本革命も世界革命も不可能でしょう。

(引用始め)
1968年の書籍『新版・日本の戦闘的左翼』によると、「反帝・反スターリン主義世界革命」の主張は以下に要約できる。
(1)現代世界の階級関係は、単に資本主義的な階級関係だけではなく、国際共産主義運動の腐敗も「規定的な要因」である
(2)ソ連社会はスターリン主義の本質である一国社会主義論による過渡的な官僚主義的疎外形態である
(3)この階級関係が現存する限り、革命の疎外者・抑圧者としてあらわれるスターリニスト党組織との闘争はプロレタリア革命完遂に不可欠である
(4)資本主義国における革命の打倒対象は資本制国家権力だが、同時にスターリニスト党組織の粉砕なくしては実現できない
(5)「反帝・反スターリン主義」は現代の最も普遍的な革命戦略であり、世界革命の一環としての日本革命も「反帝・反スターリン主義」の革命戦略でなければならない。

Wikipedia「日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派」
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%9D%A9%E5%91%BD%E7%9A%84%E5%85%B1%E7%94%A3%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E8%80%85%E5%90%8C%E7%9B%9F%E9%9D%A9%E5%91%BD%E7%9A%84%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E6%B4%BE

この「反帝国主義・反スターリン主義」という思想には一定の評価が必要です。

米英をはじめとする西側の帝国主義だけ批判して、スターリンの侵略を容認する。
「西側の核は悪い核、東側の核は綺麗な核」的な発想は筋が通りません。

だから、アメリカとソ連の両方を叩く「反帝・反スタ」は斬新だったのです。

そして、新左翼の「反帝・反スタ」は右翼側にも影響を与え、
親米・親自民党の反共右翼から「反米・反共」の新右翼(民族派)誕生に繋がるのです。

しかし、革マル派に限らず、日本共産党から中核派、その他ありとあらゆる共産党系団体から新左翼に至るまで殆どが「平和憲法を守れ」と叫んでいます。

その「平和憲法」を作ったのはアメリカであり、在日米軍に罵声を浴びせながら、日本国憲法を奉じるなんて矛盾でしかないのです。
(日本共産党などは自分達の憲法草案を持っていたが、今は押し出していない。)

そもそも、大東亜戦争に日本が敗れ、アメリカが獄中の共産主義者を解放したから日本の共産主義者は再建できた訳で、日本の共産主義者は反米思想でありながら、アメリカを正義とする歴史を踏襲せざるを得ません。
(日本の共産主義者の屈折したアメリカ観です。)

本当の革命勢力たる愛国社会主義戦線なら、アメリカを勝者とする歴史を否定し、日本国憲法を廃止して在日米軍を追放します。
それが筋が通った反米思想というものです。


また、所詮は共産主義であり、国民社会主義には勝てません。

労働者は国家なくして生活できず、国家は労働者なくして存続できない。

労働者と国家は切っても切り離せない関係にあるのです。

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2 コメント

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革マル派 (笠哲哉)
2017-05-12 03:29:23
1革マル派は 護憲を主張してません
2Wikipediaの 革マル派の項目の叙述は そもそも 革マル派や黒田寛一の理論を理解していません
3革マル派は黒田死後 分解傾向にありますが JR総連を支配し 自治労 日教組 NTT労組にも組織を浸透させる巨大な革命組織であり数万のシンパ
と1万弱の同盟員を持ち 財政も豊かで 侮ると 大変な事に成るでしょう
4革マル派指導部が非公然化してるのは 中核派 革労協との間の内ゲバで100人程度の死者をだしているからですが 彼等はそれを 現体制つまり米帝や日帝の「権力の謀略」と規定し これに対峙して CIA や 公安 公調に対するスパイを日常化し 内戦準備をしています
5組織を2重化し 民主党から組織内候補を当選させ 現在も民進党に影響力を持ちますが 反議会主義で 非公然革命組織の手段でしかありません
労働者階級にとって国家は敵という国家死滅論を基本的には摂取してるからです
Re:革マル派 (愛国社会主義日本労働者戦線)
2017-05-15 18:58:59
笠様、わざわざコメント頂きありがとうございます。

解説ありがとうございます。
コメントを踏まえて記事を改訂したいと思います。

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