列車の車窓は心の窓

我が家の住人は電車がとても好きなので、車がありません。電車とバスで出かける日本の旅

リニア試乗会(1) 冨士急行禾生駅まで

2006年11月25日 | 山梨リニア実験線試乗会

11月24日 (金曜日・晴れ

 今日は、待ちに待った「山梨リニア実験線」リニアモーターカー試乗会の日です!たしか昨日までは天気がイマイチみたいなことを言っていましたが、起きてみたらこの天気。朝からわくわくします。会社は当然前もって有給休暇にしました。休日より、平日に応募した方が抽選に当たりやすいのではないかと思ったからです。「リニアエクスプレス乗車券」には、13:35受付開始と書いてあったので、4時間前に自宅を出発しました。

 会場は冨士急行禾生(かせい)近くなので、まずは中央本線の大月駅まで行く必要があります。
 船橋から総武線と中央線に乗り、新宿から京王電鉄に乗り換えました。JRだけで大月まで行くより、新宿から高尾まで京王線に乗った方がずっと安いのです。
 更に言えば、西船橋から新宿まで地下鉄に乗った方がなお安くなるのですが、乗換えが面倒なのでそこまではしません。
 「準特急」という聞き慣れない種別の電車に乗りました。

 新宿を出発したときは、立ち客多数でした。そして、前に電車がつかえているのか、すごくゆっくり走る区間があります。昼間にも関わらず電車の本数がかなり多いようです。しかし、調布・府中と止まるにつれてだんだん空き、車窓風景ものどかになってきます。
 多摩川を渡るあたりは、京王線の中で一番好きな区間です。同じ多摩川を渡るのでも、京浜東北線の鉄橋とは全然違う落ち着きがあるからです。
 この鉄橋を渡り、大きく右に曲がったところに、聖蹟桜ヶ丘駅があります。いい名前です。「聖蹟」と名前が付いているのは、ここが明治天皇の行幸地であったからです。
 多摩川の鉄橋だけでなく、このあたりの車窓はとても落ち着いていていいです。なぜなら、電車から山が見えているからです。東京は、平地ばかりで高い山の見える場所は少ないのです。山が見える場所はほっとします。

 高尾から大月まで中央本線の普通列車に乗ります。ガラガラなのに、空いているボックスシートは一つもないという有様でした。
 仕方がないのでロングシートに座り、新宿駅で買った駅弁を食べました。この「O-bento」という弁当は、海外で作って日本に輸出しているという駅弁です。包装紙を見ると、米はカリフォルニア製だと書いてあります。
 今日食べているのは「ピリ辛豚味噌弁当」(500円)で、肉はうまいし味付けもなかなかいいのですが、量の少なさが唯一の難点です。2年前はもっと大きなパッケージに入ってたような気がしますが。おかずがもう一品あると嬉しいですね。高尾の次の、相模湖駅に到着するまでの間に全部食べてしまいました。電車が駅を発車して、次の駅に着くまでに駅弁を1つ平らげたなんて、あまり例のないことです。

 電車はどんどん標高を上げていっています。このあたりは、山は高く、谷は深く、上下のスケールの大きさが車窓の魅力です。青梅線を大きくしたような車窓。

 大月で冨士急行線に乗換え。この電車は、もと京王電鉄で走っていた5000系電車です。たいへんに使いやすい電車のようで、京王線を引退後多数の中小私鉄に譲渡されました。

 つづく

 


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