列車の車窓は心の窓

我が家の住人は電車がとても好きなので、車がありません。電車とバスで出かける日本の旅

大湊線の思い出と野辺地駅 「北海道&東日本パス」の旅(12)

2006年06月08日 | 北海道&東日本パスの旅


18年4月3日(月曜日 曇りのち

 (その11)http://blog.goo.ne.jp/shirousat/e/02080821bd643a6045981e8bff69abb7の続き

 野辺地駅に着き、ここで快速「しもきた」を降ります。「しもきた」は6分停車した後、東北本線とは別れ、下北半島へ向けて出発してゆきました。

 野辺地で分岐する大湊線に乗ったのは今から4年前でした。ひたすら海岸沿いを行く区間が印象に残っています。それは、波しか感じない、墨絵のように単純な、しかし厳しい海の景色でした。僕はこれを、”殺風景な海岸線に感動できる”車窓と呼びたい。こんな景色は、日本中探しても、他にはきっと見つかりません。
 その景色に、ディーゼルカーのエンジンの唸り音がよく似合いました。あのときのディーゼルカーは、海岸線をまるで矢のように突き進んだのです。

  野辺地駅

 さて、その時に野辺地駅前で郵便貯金のキャッシュコーナーを利用したので、郵便局はその隣にあるはず‥‥と思いきや、ありません。
 しかし駅の地図で、歩いて2分とかからない場所に「野辺地駅前簡易郵便局」を見つけ、小雨の中を駆けました。営業は16:00までなので、ギリギリセーフ。
 たどりついた簡易郵便局は、まさに住居と一体化している郵便局でした。居宅と同居している郵便局は数多くあれど、”居宅と同居”していることを体で感じることは少ないでしょう。
 それにしてもこの郵便局、駅前のキャッシュコーナーから離れた場所にあるのが不思議な感じではあります。局内にATMはありませんが、暗証番号が分かればキャッシュカードで現金を引き出すことはできるとのこと。

 
  野辺地駅前簡易郵便局。16:00で終了。
 
 駅前広場の様子からはうかがい知ることはできなかったのですが、駅は意外と海に近く、「野辺地漁港」もあります。ここの特産はホタテです。
 (野辺地町漁業協同組合のHP⇒ http://www.jf-nohejimachi.com/ )
  
  野辺地駅前広場

 駅の待合室は暖かく、他の駅にもあるような大きなストーブがここにもあります。そのストーブを覗くと、火が激しく燃え盛っていました。
リアルな炎です。待合室には蕎麦屋もあり、だしのにおいが漂っています。
 
 急に、東北に来たんだという気がしてきました。

 野辺地から東北本線で青森へ向かいます。

 http://blog.goo.ne.jp/shirousat/e/c123a5810a302763d35528e17ff7710bへつづく

 



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