団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

総選挙の争点はなに?

2017-10-03 14:03:33 | Weblog
 とうとう衆院解散、総選挙になった。希望の党がクローズアップされ、その余波で民進党は事実上の解体になってしまった。希望の党、立憲民主党、無所属とばらばらになってしまった。
 反対にこれですっきりしたわけだ。保守、リベラル、極左が同居して、まとまりの悪い党という印象があり、それらをすべてクリアにして、一から出直したのだから、選挙民としてはありがたいだろう。
 ところで最大の争点は何になるのだろうか。たぶん消費増税になるのではないか。今でも8%を払うのに腹立たしい思いをしており、これが10%となれば、またモノを買わなくなる。景気は一気に急降下を描くだろう。
 希望の党はちゃっかりと増税凍結を宣言している。安倍さんは使い道を替える、と寝言をいっている。これでは消費増税で負けたようなものではないか。安倍政権は本当に勝とうと思っているのだろうか。
 もうひとつの争点が憲法改正。これは争点にはならないと思う。なぜなら希望の党も改憲派だ。選挙後、自民党と希望の党が手を組めば、やすやすと憲法改正に打って出られるわけだ。
 と考えると、改憲派にとっては理想の状態になる。こういう状況を誰が予想したろうか。あるいは誰かが絵を描いたのか。希望の党が民進党と合流までは小沢一郎が画策したのではないか、と噂されているが、まさか解体し分裂し、リベラル左派を追い出し、すっきりと希望の党に吸収されるとは想像の外だろう。
 というわけで、憲法改正の発議はたぶん選挙後に実現しよう。そして国民投票。日本は北朝鮮や中国が簡単に手を出せない国に生まれ変わる。安倍さんがよくいっていた戦後レジームの脱却が、これによってようやく実現する。
 これだけの政界の大変動がなければ、憲法改正はできないのではないか。こうなれば左翼系メディアの安倍下ろしも意味がなくなる。いま応援している小池百合子こそ、憲法改正の首謀者になるわけだ。まさに希望の党であったというべきか。

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