コンプレッサー修理会社の機械修理日記

~産業用エアーコンプレッサ、ブロワ、真空ポンプなどの機械修理・メンテナンス会社の日常を書いていきます

日立オイルフリースクリュー圧縮機 DSP-22ARN

2016年11月19日 | 修理・メンテナンス
11月を過ぎてかなり寒くなってきました。
この記事も誰もいない事務所の中でちょっとだけ震えながら書いています。
今日見たニュースでは、インフルエンザが流行りだしたと言っていました。
数年前、1年に2回もインフルエンザに罹るという快挙!?を成し遂げた身としては、
細心の注意が必要です。
それまで生まれてから一度も感染したことがなかったので、何も根拠のない
自信があったのですが、見事に打ち砕かれました…。
それ以来、何か急に体が衰えた気もします。
ここで、そんな事ってあるの?とお思いの方もいるかもしれませんが、
医者の話では、1回目と2回目ではインフルエンザの型が違っている(A型、B型)との
事でした。ともかく皆さんもお気を付け下さい。

さて今回は、先日あるお客様に販売させて頂きました
日立オイルフリースクリュー圧縮機(コンプレッサー)の
DSP-22ARNのご紹介です。
とはいうもののもうこの機種はすでにほぼ生産が終了しておりまして、
新モデルに切り替わり中ということもあり、あまり参考にならないかもしれません。

外観です。シルバーがクールです。



モニタ部分です。他機種と共通なので、日立をお使いの方ならば、
迷う事は少ないと思います。



カバーを開けてみました。




よろしければ弊社ホームページもご覧ください。
(株)新生エンジニアリング http://shinsei-eng.com/

ご質問などお問合せは
[TEL]052-362-8941
[FAX]052-362-8974
[メール]shiraishi@shinsei-eng.com
までお願い致します


日立オイルフリーベビコン POD-7.5MNP6

2016年10月15日 | コンプレッサ
前の記事が6月でしたので、3か月以上も経過してしまいました。
イギリスのEU離脱もとりあえずはすっかり過去の事のようです
(実際はこれからですが)。
記事を書かない間に夏が来て、台風も来て、夏が終わって、また台風が来て、
今はもう秋です。そろそろ紅葉…って頃になってしまいました。
時の経つのは早いです。

久しぶりなどですが、いつものような機械の紹介です。
エアーコンプレッサ、日立産機システム製POD-7.5MNP6です。
オイルを使用しないタイプのレシプロ式です。
ただレシプロ式コンプレッサというより、ベビコンといったほうが
通りが良いかもしれません。
先日、あるお客様に販売させて頂きました。


パッケージタイプなのでコンプレッサの騒音もかなり抑えられています(59dB)。
また無給油(オイルフリー)式なので、圧縮空気中にオイルが含まれては
いけない場合には、無給油式を選択するべきだと思います。




圧縮機本体、モーター、タンクなど内蔵機器もコンパクトにまとめられて
いますので、設置スペースも小さくて済みます。
まあ、メンテナンス業者からするとメンテしにくいかもしれません。
ただお客様にて行って頂く、日常点検は問題なく、簡単にできますので、
安心してください。




また以前は大変だった最適圧力の設定が、パネルのスイッチ操作で簡単に
できるようになっていますので、省エネにも寄与すると思います。


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ブースタコンプレッサ

2016年06月25日 | コンプレッサ
イギリスがEUから離脱するという事で世界中が大騒ぎとなっています。
一気にこれからの先行きが不安になってきましたが、自分でどうこうできる
問題ではないので、目の前の仕事を一生懸命することしかできません。
思えばこのブログを始めたのも同じように騒がれたリーマンショックで
仕事が暇になった事で始めたのでした。もうずいぶんと前の事のような、
つい最近だったような何か不思議な感じですが、あの時には戻りたくないのが
本心です。ただあの時はいろいろな事を考えたり、したりした貴重な時間
だったかもしれませんが。


暗くなりそうな話題はさておき本題へ。
ここ何年も、ずっと以前から生産現場でのメインテーマは省エネだと思います。

そこで圧縮空気関係の省エネで、比較的手間も費用もかからない改善として、
「空気圧力をできるだけ下げて使用する(低圧化)」という事が考えられます。
コンプレッサの設定圧力を0.1MPa下げると電力費で約8%の省エネになると
いわれています。
この省エネ改善自体は手軽にコストダウンが見込まれる事もあり、
実践されているお客様もかなりいらっしゃるのではないかと思います。

ただやはり問題が出てくる事もあります。
それは設備の中でどうしてもその設定圧力では低すぎて稼働できない機械が
出てくる場合があることです。そのために本当はさらに圧力を下げたいけれど、
そのせいで出来ないという事は、非常にもったいないかもしれません。

そこでその一部だけ空気圧力を増圧させて、その設備を安定的に稼働させる
事が出来れば問題は解決し、全体の空気圧力をもっと下げも問題ない状態に
できるはずです。
それを可能にするのがブースタコンプレッサといわれるエアーコンプレッサで、
低圧の圧縮空気を増圧するコンプレッサです。
これにより、工場全体では低圧化が可能となり、さらなる省エネにつながります。
ブースタコンプレッサも吐出し空気量、空気圧力等で各ラインナップがあり、
最適な機種を選定することが可能です。


画像がないのでメーカーのリンクです → アネスト岩田


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モーターの修理

2016年05月14日 | 修理・メンテナンス
5月も半ばです。
もうあと2週間ほど経てば6月になって、1年の半分が過ぎた事になります。
時が経つのは、恐ろしく速いものです。

最近は、というか毎年ですが、そろそろ天気予報で夏日なんて言葉を耳にする
ようになりました。もう少しすれば、真夏日、猛暑日なんて言葉を耳にする
事になるんでしょう。その前に鬱陶しい梅雨もありますね。

という事で、先日ある会社様にてコンプレッサの運転音が大きくなったとの
ご連絡を頂き、点検にお邪魔致しました。
そこで異音の原因がどうやらモーターにありそうだという事でモーターを
分解したところ、モーターの主軸のベアリングはめ合い部分が若干摩耗して
いました(画像でもわかりにくい程度です)。



ただこうなってしまうと、たとえ少しの摩耗でもそのままという事にしておく
訳にはいきません。摩耗部分の金属溶射修理が必要になります。
こちらのお客様でも主軸部分を修理しベアリング交換を行い復旧致しました。

このような故障の原因は、さまざまな要因があると思われ、特定することは
困難ですが、日々の管理(グリスアップなど)で防げる可能性もありますので、
日常の運転管理をしっかりする事が大切だと思います。


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新年度のごあいさつ

2016年04月02日 | 会社案内
4月になり弊社も新年度です。
これまでこのブログを続けてこれたのもお取り先様をはじめてとする皆様や、
このブログをご覧いただいて新しくお問い合わせを頂ける皆様のおかげだと
大変感謝しております。

ただお問い合わせを頂いても充分な回答や対応をさせて頂く事が出来ない時があると、
大変申し訳ない気持ちで一杯になります。

お電話での対応の場合、お客様のお話の内容でどうしても具体的な回答,対応策などが
思い浮かばない事もあり、何年たっても勉強不足を日々感じでおりますが、
できましたら判る範囲で結構ですので事前に下記の内容をお調べ頂き、
お知らせ頂けましたら幸いです。

・機器の種類 ~ コンプレッサ、ブロワ、ポンプなど
・型式および製造番号
・故障の場合は、故障の状態 ~ 運転しない、音が大きいなど。故障コードが
出ている場合にはその表示


このブログの趣旨とは全く関係ありませんが、毎年この時期には桜の写真を載せることが
なぜか多いようなので、今朝、弊社近くの公園で桜を撮影してきました。
素人写真丸出しですが、よければ2秒程度で結構ですので見てください。




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日立製コンプレッサ OSP-15VARN2

2016年03月05日 | コンプレッサ
3月です。やはり全体的にみると今年は暖冬だったようです。今日もここ名古屋では、
最高気温が18℃という予報になっています。
日本は四季があってよいともいいますが、一年中これくらいでもいいかもしれませんね。
衣替えとかもいらないですし。


さて今回は、日立製のコンプレッサを紹介致します。
油冷式のスクリュコンプレッサで出力は15kW、インバータ制御機です。
型式は、OSP-15VARN2です。
インバータ機といえばもうご存知の通り、省エネ特性に優れています。
ここ10年くらいでコンプレッサのインバータ機もかなり一般的になってきたと思います。
弊社でも販売させて頂きましたコンプレッサの半分以上、7割くらいはインバータ機だと
思います。




以前もお伝えいたしましたが、NEXTと呼ばれるシリーズとしては2代目の機種となるため、
型式の最後に2が付いています。2という事で、吐出空気量が若干アップしています。
また周囲温度対応も従来機は40℃まででしたが、45℃までの運転が可能となりました。




今月で15年度も終了です。改めて気合を入れ直して頑張る所存です。


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コベルコ製コンプレッサ SG1305A3-75

2016年01月30日 | コンプレッサ
今年は暖冬だと聞いていたのですが、このところ一気に寒い日が多くなりました。
雪も降ったりして仕事のスケジュールも狂ってしまい参ってしまいます。
子供の頃は、雪が降ると聞いただけでワクワクしたものですが、大人(しかもオジサン)
になると面倒とか大変とかしか思わなくなってしまいました。きっと心が汚れて
しまったんでしょう。

全く話は変わりまして。新しい(とはいっても発売から結構経っていますが)
コンプレッサのご紹介です。コベルコ製SG1305A3-75です。
油冷式スクリュ 空冷 出力75kW ロード・アンロード制御機です。
モーターがトップランナー規制のIE3になっています。カタログ上のデータ変更は
ないようです。



見た目も以前のⅡ型と変わりないように思います。



ただ内部構造は若干変わっているようです。



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新年のご挨拶

2016年01月04日 | 修理・メンテナンス

あけましておめでとうございます。

昨年は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
本年もなお一層のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。
皆様のご健勝とご多幸をお祈り致します。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


(株)新生エンジニアリング 白石

ごあいさつ

2015年12月26日 | 会社案内
一番上に広告が出るくらい長い間このブログを放置していましたらいつの間にか
クリスマスも過ぎて26日です。申し訳ありません。

この1年もやはりあっという間に1年が経った気がします。
今年もいろいろとありましたが、とりあえずは年末を迎えることができました。
これもお取引先様、このブログを読んで頂いた方々皆様のご支援があったからだと
従業員一同感謝しております。

来年もお取引先様をはじめ皆様方にご心配ご迷惑をお掛けすることもあるかと
存じます。その際はご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。

弊社は29日(火)~4日(月)までお休みを頂戴いたします。
新年は5日からの営業となります。それではよいお年をお過ごし下さい。


(株)新生エンジニアリング 白石

コンプレッサの日常管理

2015年09月26日 | 修理・メンテナンス
9月ももう終わりです。
今年は、特に厳しい残暑もなく、かえって異常じゃないから異常なんじゃないか!?
と思ったりしています(ちょっと何言ってるのかわかりませんね)。
ただ大きな地震があったり、火山が噴火したり、豪雨による水害があったりと
やはりどこかおかしんじゃないかと思ったりもします。
これらの災害で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

さて先日、オイル式レシプロコンプレッサの運転音が大きくなったとの事で、
あるお客様へ点検に伺いました。
現地で確認するとかなり大きな音で運転しており、すぐに運転を止めてもらいました。
分解すると各所が損傷しており、かなり酷い状況でした。


損傷したピストンです



こちらのお客様には予備機がありましたので、復旧を急ぐ状況ではなく、
修理コストの関係もあり、結局後日に新品に更新されました。
今回の故障のはっきりとした原因は不明ですが、恐らくオイル切れが原因だと
思われます。

オイル式コンプレッサの日常の管理で最も大切で、簡単に分かる点検項目は、
オイル量の確認です。オイル量が規定値以下に減少すると、潤滑異常により

・温度上昇異常
・圧力上昇異常
・機械部品の損傷

などが起こってしまい、機械寿命を著しく低下させるか、故障を引き起こしてしまいます。
オイル量の確認は一般的なコンプレッサならば油量計の油面が規定値内にあるかを
確認するだけですので、できましたら毎日確認してください。
…と、ブログを定期的に更新できない私が書いても説得力はありませんが。


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