NPO九州森林ネットワーク

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第14回九州森林フォーラムの総括

2010年10月27日 09時05分57秒 | <日々徒然・イベント>
理事の皆さん、会員の皆さん。第14回担当理事の西村です。
このたびのフォーラムについての、ご尽力・お世話、に対してお礼を申し上げます。

建築士会の全国大会や雨の影響があったとはいえ出席者が少なかった事、
ドタキャンが少なからずあった事、残念に思います。

本来は佐賀県の予定だったのですが、諸般の事情で福岡市で行ないました。
フォーラムの有り様やテーマの設定など諸々が、曲がり角に来ているのかもしれません。

新体制が発足しています。
新理事も多くなって、新鮮な意見や提案が期待されます。
矢房執行役副理事長を中心としたフレッシュな活動が展開されるでしょう。

第15回のフォーラムは屋久島で開催されます。
新しい幕が開き、新しい一章が始まる予感がします。


カーボンオフセット 調印

2010年05月03日 09時37分05秒 | <日々徒然・イベント>
 去る4月20日に当NPOメンバーの宮崎県諸塚村と熊本県小国町が九州で自治体として初めて環境省によるJ-VERというカーボンオフセットのクレジットが認証されましたので(民間では住友林業社有林が昨年取得済み)、坂本龍一氏が代表の「more Trees」と森林づくりに関する協定を結びました。大分県日田市上津江町の(株)トライウッドも申請準備中ということで、同時に協定に参加し、当NPOは理事長の佐藤が立会人として調印しました。

 約1年半、横文字の多いJ-Ver制度についてフォーラムや勉強会などを行い、申請・認証に至りました。今回、坂本代表自ら3つの森林を巡られ、その後の調印式となりました。3事業者の皆様おめでとうございます。また、この間多大なサポートを頂いたmore Trees事務局長の水谷伸吉氏に御礼申し上げます。

 3つの事業者の認証はいずれも間伐促進型によるものです。これは計画通りの間伐を実施すれば、その地におけるCO2吸収量を算定し(特別のモニタリングが必要)、CO2の排出を抑えたい企業や個人に販売できるという仕組みです。

 二酸化炭素という眼に見えないものの取引ですが、単なる数字合わせではなく「あの山村や会社を応援したい」という「想い」にまで繋げることが必要です。その点、世界のサカモト教授が代表のmore Treesはプレゼンス力が大きいので、これまでにない新たな山村とマチの連携に発展することを期待しています。

 以下、メディア情報です。

(宮崎日日新聞)
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=25439

(熊本日日新聞)
http://kumanichi.com/news/local/main/20100419004.shtml

(RKK熊本放送)
http://www.rkk.co.jp/cgi-bin/newscgi/backno_page.cgi?id=NS003201004191738420111

 (文責:佐藤)

 

イベントのご案内

2010年03月03日 15時07分27秒 | <日々徒然・イベント>
木になる紙間伐ツアーのお知らせ

間伐林を歩きその実態を知り九州の森を考える森林ツアーへ参加してみませんか?
開催日時:平成22年3月13日(土)午前9時
集合場所:肥後木材市場(熊本県熊本市平山町2986番地-11)
見学場所:熊本県小国町間伐林及び未間伐林
 
  定 員 30名【申込順】
  参加費 無 料



★スケジュール★

9:00        肥後木材市場に集合そして、出発  
9:00~10:30  大観峰経由で小国町へ
10:30~11:00 丸太市場見学(小国杉丸太の価格は?)
11:15~12:00 昼食(リトルカントリー)
13:00~14:00 伐採見学(間伐林の伐倒の迫力)
14:00~14:30 小国ウッディ工場見学(小国杉材の魅力を発見)
14:45~15:00 木材地熱 乾燥機見学(環境に配慮しています。)
15:00~15:30 岡本豆腐店(おいし~い豆腐と油揚げを。)
15:30~17:00 大観峰経由で熊本市内へ
17:00       肥後木材市場到着。


●お問合せ・お申込●
 松下生活研究所(松下)
 熊本市健軍3丁目27-7
 電話番号096-368-7125


















森林と市民を結ぶ全国の集い2009 in Tokyo

2009年11月15日 12時16分03秒 | <日々徒然・イベント>
 昨年福岡で開催され、当会も参画した森林と市民を結ぶ全国の集いが、今年は東京で開催されます。


■森林と市民を結ぶ全国の集い2009 in Tokyo
~今、あらためて問う“森林”の価値~
http://14tsudoi.blog99.fc2.com/

この20年あまりの間に、森林を守る担い手
として「市民」が登場し、急速に拡がってきまし
た。

しかしながら、森林をめぐる問題は更に深刻
さを増しており、市民参加の森林づくりもステップ
アップが求められています。

そこで、原点に立ち戻り、森林ボランティア
活動の今後の方向について探り、次のステージ
に向け、是非とも一緒に考えましょう。


【詳細及び最新情報】
「森林と市民を結ぶ全国の集い」 公式ブログ
http://14tsudoi.blog99.fc2.com/
※ぜひ定期的にアクセスしてください。

【会場】
立教大学 池袋キャンパス
東京・池袋駅西口より徒歩7分 下記アクセス参照
http://www.rikkyo.ac.jp/access/pmap/ikebukuro.html
※お申込みいただいた方には、後日詳細をお送りします。

【日程】
2009年12月5日(土)~12月6日(日)

【費用】
一日目(12/5) 参 加 費:1,000円
一日目(12/5)交流会費:3,000円
二日目(12/6) 参 加 費:1,000円
※昼食や宿泊の費用・手配は各自でお願いします。

【プログラム】
●シンポジウム
○問題提起
「あらためて森林の価値を問う」
内山  節〔哲学者〕
○パネルディスカッション
「あらためて森林の価値を考える
~わたしたちは何を目指すのか~」
コーディネーター:
山本 信次〔岩手大学准教授〕
パネリスト:
澁澤 寿一〔(特)樹木・環境ネットワーク協会〕
辻   一幸〔山梨県早川町長〕
寺川 裕子〔(特)里山倶楽部〕
○参加者持ち込み企画
・皆さんの様々な企画をご発表ください。

●交流会
・全国の仲間達と交流ができますのでぜひご参加ください。

●分科会・全体会
○第1分科会「森林とともに暮らす魅力」
○第2分科会「生物多様性を育む森林づくり」
○第3分科会「どう広げる?森林づくり」
○第4分科会「山の暮らしから森林を考える」
○第5分科会「伝統的な木の文化を伝えていく森林」
○第6分科会「組織は人を育てていますか? ~人づくりについて
考える~」
※分科会の内容等は変更する場合があります。予めご了承ください。

【申込み方法】
以下の参加申込みフォームよりお願いします。
http://form1.fc2.com/form/?id=476418

【お問い合わせ】
(特)森づくりフォーラム内
森林と市民を結ぶ全国の集い実行委員会 事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷3-2-3 斎藤ビル3階
TEL: 03-3868-9535 FAX: 03-3868-9536
全国の集い専用メール tsudoi@moridukuri.jp
※@を半角にしてご利用ください。

【主催】
森林と市民を結ぶ全国の集い実行委員会
(社)国土緑化推進機構

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「森林と市民を結ぶ全国の集い2009」
12月5日(土)・6日(日)開催
http://14tsudoi.blog99.fc2.com/
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第12回九州森林フォーラムのお知らせ

2009年09月15日 09時32分39秒 | <日々徒然・イベント>
第12回九州森林フォーラムIN水俣

森で深呼吸 ~カーボンオフセットを体感しよう~

温暖化の原因とされる二酸化炭素。排出を減らさなきゃて思うけど、私たちになにができるのか?
省エネも大切ですが、森林吸収する二酸化炭素と引き替える「カーボンオフセット」という仕組みがあります。
でも、二酸化炭素は眼にみえませんね。森はどれくらいの二酸化炭素を吸っているのでしょうか?森で深呼吸をして、計ってみませんか?

山村には森林がたくさんあります。木材を売るだけでなく、光合成によって森で二酸化炭素を吸収したり、木をエネルギーとして活用して石油の消費量を減らした分がお金になったら、森を元気にすることができるかもしれません。そのためのルール作りが始まっています。現在、私たちの仲間の3団体が、二酸化炭素吸収量を販売できるように、環境省と話を進めています。

第12回九州森林フォーラムでは、二酸化炭素の吸収量を体感し、森と市民がいかに繋がっていけばよいのかについて学びます。

場所は、水俣病の教訓を活かして環境のまちづくりを進める水俣市の山間部、久木野地区です。大正時代から本格化したヒノキとスギの人工林(良いとこも悪いところもいろいろあります)、地域おこしのユニークな活動を行っている愛林館の森づくり、皆伐と機械集材の跡地見学もします。

多くの皆さんのお越しお待ちしています。

【日  程】平成21年10月23日(金)~24日(土)
【場  所】フォーラム:熊本県水俣市久木野小中学校体育館
      宿   泊:山海館(湯の児温泉)
      交 流 会:福田農場
【基調講演】日本大学大学院法務研究科教授 小林紀之氏
      ※「カーボンオフセットの最新事情」
      
      一般社団法人more trees 事務局長 水谷伸吉氏
      ※「カーボンオフセットで森と市民をつなぐ」
【事例報告】「J-Ver申請中」
       宮崎県諸塚村
       熊本県小国町
       ㈱トライウッド

 ~プログラム~
 第1部 23日 現地見学会 集合:愛林館(熊本県水俣市)

 13:00 受付
 13:30 マイクロバスで移動
      (皆伐機械集材跡地見学、照葉樹林(林令12年・94年)見学、
人工林の二酸化炭素吸収量モニタリングの模擬測定
 16:00 愛林館発
 19:00 福田農場着 交流会
 21:00 湯の児温泉 山海館着・泊
 
 第2部 24日 久木野小中学校体育館(愛林館より徒歩
5分)にて
  7:30 朝食
  8:00 山海館発
  9:00 九州森林フォーラム受付
  9:30 九州森林フォーラム開会 
     基調講演 「カーボンオフセットの最新事情」
          「カーボンオフセットで森と市民をつなぐ」
 12:00 昼食
 13:00 事例報告「J-Ver申請中」
       宮崎県諸塚村、熊本県小国町、㈱トライウッド
 14:00 ディスカション「カーボンオフセットを地域で活かす」
 15:00 閉会


【問い合わせ・申込先】
 NPO法人 九州森林ネットワーク事務局
     (小国町森林組合内、秋吉)
   tel:0967-46-2411
   mail:akiyoshi@ogunisugi.com


  

里山・田園保全リーダー講座2009 参加者募集

2009年08月16日 10時43分23秒 | <日々徒然・イベント>
福岡県平成21年度NPO との協働によるリーダー養成事業
◆◇◆ 里山・田園保全リーダー講座2009 ◆◇◆
参加者募集!!

仲間と一緒に楽しい活動を行うには?
グループで安全に作業を行うには?
森づくり活動に求められるリーダーシップとは?

参加型の実習や実地研修を取り入れた基礎から現場までの幅広い内
容です。地域の里山や田園の保全に、住民参加や都市農村交流を通
して取り組んでいる方、これから取り組もうとしている方のご参加
をお待ちしております。

詳しくはHP(http://www.h3.dion.ne.jp/~sannsonn/)
または以下をご覧ください。

◆講座概要◆
以下の3つの講座とシンポジウムを実施します。

●入門講座 <里山・田園保全活動リーダー入門>
9月に連続2回、県内3カ所(福岡、北九州、久留米)で開催
●専門講座<リーダートレーニング>
10月に連続3回、福岡市で開催
●保全活動実習<里山・田園保全ボランティア実習>
10/31( 土)~11/3( 祝)
3泊4日、八女郡黒木町で開催
●シンポジウム<里山・田園保全リーダーミーティング(仮題)>
平成22年 2/11( 木・祝)
都久志会館(福岡市)にて開催

◆各講座について◆
●入門講座<里山・田園保全活動リーダー入門>
里山保全のことを知りたいという初心者の方も歓迎!
○第1回 里山・田園保全概論
里山・田園保全活動の目的と意義/活動事例紹介/求められる
リーダー像とは?/その他
○第2回 活動運営のイロハ
リーダーの役割と一日の流れ/グループ活動を運営するには?
/安全管理の基礎/その他
□とき・ところ:3 会場からいずれかを選択。
いずれも18:30~21:00(18:15 分受付)
・福岡会場 第1回 9/9(水)、第2回 9/16(水)
アクロス福岡 607 会議室
福岡市中央区天神1-1-1
http://www.acros.or.jp/
・北九州会場 第1回 9/10(木)、第2回 9/17(木)
ウエルとばた 83・84 会議室
北九州市戸畑区汐井町1-6
http://www.wel-tobata.jp/index.html
・久留米会場 第1回 9/18(金)、第2回 9/25(金)
えーるピア久留米 男女平等推進センター210・211 研修室
久留米市諏訪野町1830-6
http://www.elpia.kurume.fukuoka.jp/
□対象:里山や田園を守るボランティア活動を行っている方、
これから活動を始めたい方、関心のある方はどなたでも!
□参加費:無料
□定員:各会場20名

●専門講座<リーダートレーニング>
安全で楽しい活動を続ける技術を身につける!
○第1回 仲間をまとめる力 10/6(火)
リーダーとリーダーシップ/その他
○第2回 課題を解決する力 10/13(火)
課題解決ワーク/責任と権限/その他
○第3回 安全を確保する力 10/20(火)
リスクアセスメント/危険予知/その他
※いずれも18:30~21:00(18:15 分受付)
□ところ:福岡市NPO・ボランティア交流センターあすみん
セミナールーム
福岡市中央区大名2-6-46 福岡市立青年センター5F
http://www.fnvc.jp/
※第3回は会場未定
□対象:活動やリーダーの経験がある方
□参加費:無料
□定員:20名

●保全活動実習<里山・田園保全ボランティア実習>
~3泊4日のワーキングホリデー(保全合宿)~
国内外から集まった「里山80 日ボランティア」との共同作業。
合宿形式での遊歩道整備や里山整備といった現場の体験を通じて
リーダーの役割を学びます。
□とき:10/31(土)~11/3(火・祝)の3泊4日
□ところ:笠原東交流センター「えがおの森」
八女郡黒木町大字笠原9836-1
http://www.egaonomori.jp/
□対象:入門講座or 専門講座の受講者
□参加費:6,000円(食事・宿泊込み)
□定員:15 名

●シンポジウム<里山・田園保全リーダーミーティング(仮題)>
~参加・体験型のプログラムを取り入れたシンポジウム~
事例報告や全体ワークショップを通じ、里山・田園保全に関わる
リーダーや団体間の交流と情報交換、ネットワーキングを進めます。
□とき:平成22年 2/11(木・祝)
□ところ:都久志会館
福岡市中央区天神4-8-10
http://tsukushi-kaikan.jp/
□対象:関心のある方はどなたでも
□参加費:無料
※詳細は企画中です。

◆お問合わせ・お申込み先◆
山村塾事務局 小森耕太
〒 834-1222
福岡県八女郡黒木町大字笠原9836-1 えがおの森 内
TEL・FAX 0943-42-4300
Eメール:sannsonn@f2.dion.ne.jp
山村塾HP http://www.h3.dion.ne.jp/~sannsonn/

◆お申込み方法◆
以下の項目をご記入の上、FAX、メール、郵送にてお申込みください。
各講座・実習とも、実施日の4日前、または定員まで受付けています。
※2/11に予定のシンポジウムは、後日、広報と募集を行う予定です。

━━━━━━━ 申し込みフォーム ━━━━━━━
1)お名前
2)ご所属
3)ご住所
4)電話
5)FAX もしくはメール
6)ご希望の講座・実習に(○印)を入れてください。
□入門講座 ※会場をお選びください
・福 岡会場 (   ) 9/9(水)、9/16(水)
・北九州会場 (   ) 9/10(木)、9/17(木)
・久留米会場 (   ) 9/18(金)、9/25(金)
□ 専門講座 (   )
10/6(火)、10/13(火)、10/20(火)
□ 里山・田園保全ボランティア実習 (   )
10/31(土)~ 11/3(火・祝)
7)保全活動の経験
いずれかに(○印)を入れてください。
□里山保全の活動経験はない (   )
□里山保全の活動の経験がある (   )
□里山保全の活動で数名のグループの運営や指導、
とりまとめの経験がある  (   )
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆主催:福岡県 農林水産部 農山漁村振興課
企画・運営:山村塾
協力:日本環境保全ボランティアネットワーク(JCVN)、
ふくおか森づくりネットワーク
※この事業は、福岡県平成21年度NPOとの協働によるリーダー
養成事業を受け、福岡県とNPOの協働事業として実施されます。

◆講師プロフィール◆
○朝廣 和夫 さん
九州大学大学院芸術工学研究院
環境・遺産デザイン部門 准教授
2004年に在外研究員として英国に滞在。里山保全や市民参加の
分野で教育・研究に取り組む一方で、「国際里山・田園保全ワーキ
ングホリデー」や「ふくおか森づくりネットワーク」など実践的な
活動にも数多く携わる。

○志賀 壮史 さん
NPO 法人グリーンシティ福岡 理事
1996年よりまちづくりや環境保全ボランティア活動を実践する。
ファシリテーション(会議やワークショップの進行)技術の講習を
全国各地で実施する一方、保全活動や環境教育のボランティア育成
にも取り組む。こうのす里山くらぶ代表。

○小森 耕太 さん
山村塾 事務局
2000年4月に八女郡黒木町に移住。以後10年間、地域の農林
家と連携し、都会からのボランティアや農林業体験希望者を受け入
れ、ワーキングホリデーや里山ミニワークなど、様々な企画を立案
し実行中。特定非営利活動法人森づくりフォーラム理事、森づくり
安全技術・技能全国推進協議会理事。

イベントのご案内

2009年07月24日 09時29分12秒 | <日々徒然・イベント>

イベントのご案内【福岡県うきは市】

名   称 森林セラピーウィーク【第3弾】
日   程 8月19日(水)~23日(日)
集合場所 うきは市役所玄関前又はJR筑後吉井駅前(専用バスが送迎)
集合時間 市役所玄関前 午前9時50分 JR筑後吉井駅午前10時集合
料   金 各日とも1名2,000円(ガイド料、食事代)
内   容 19-21日については、1.8㎞又は3.0㎞の森林セラピー散策と森林セラピー弁当がセットになったプランです。
22・23日については、うきはの森の「杉・檜」の葉っぱから抽出した蒸留水でアロマスプレー作成体験と森林セラピーランチがセットになったプランです。


農村民宿体験もできるお得なツアー
8月19日(水)~23日(日)の毎日開催される森林セラピーウィークと農家民宿・体験メニューがセットになったプランも同時開催
1家族又は1グループ(2~15名限定)の限定募集企画
1日目は、森林セラピー・ちまきづくり又は木工体験・農家民宿での宿泊、2日目は各自で朝の散歩をして頂き、12時ごろに解散するツアーです。詳細はお問合せ下さい。
【料金】
●大人1名10,000円(ガイド・弁当・民宿・体験メニュー代金含む)1泊3食付
●小学生以下1名8,000円(ガイド・弁当・民宿・体験メニュー代金含む)1泊3食付

申込はうきは市役0943-75-4975までお電話又は下記のメールでお申込できます。
    【メールアドレス:RJ402031@city.ukiha.lg.jp】


カーボンオフセット CO2削減のトレーサビリティ

2009年04月28日 05時15分36秒 | <日々徒然・イベント>
第11回九州森林フォーラムが4/24,25、福岡県久山町で開催されました。
「森づくりによる低炭素社会づくりに向けて」と題して、カーボンオフセットについて学習し、その可能性について議論しました。

今回のフォーラムに参加するまで、カーボンオフセットの内容、排出権取引との違いなど、あまり詳しいことが理解出来ていませんでしたが、非常に解りやすいフォーラムでした。下記は、鹿児島の理事、村田の今回フォーラムについての個人的なメモです。間違い、もう少し説明を要する部分は、どうぞ修正、説明のコメントをお願いします
  <フォーラムの写真スライドショウ>  http://homepage2.nifty.com/jinenmoku/shinrin9net/
 (九州森林ネットワークHPトップからも入れます。)

「カーボンオフセット」って何でしょう?
今回のフォーラムで、基調講演をして頂いた小林紀之先生の説明では、
「カーボンオフセットとは、私達の日常生活で努力しても削減できない排出量を、他の場所や他の活動による排出量の削減や吸収量によって埋め合わせる(相殺する・オフセットする)手法のこと」
(小林紀之、温暖化と森林)

最近、コンビニで売られている商品にもカーボンオフセットのマークが付いているモノがありますね。今年の年賀ハガキでも、カーボンオフセット付きハガキが発売され、じねんもくも、使わせて頂きました。カーボンオフセットの概念は、1997年、イギリスで生まれましたが、日本では、昨年、環境省が指針や認証基準に関する検討会が作られ、最近やっとその考え方がまとまってきました。現在、商品についているカーボンオフセットは、海外でのオフセットを商品に付加しているようです。できれば、日本のカーボンオフセットを使いたいですよね。日本のカーボンオフセットクレジット「J-VER」とその実施規則が昨年11月にまとまったそうです。

カーボンオフセットと聞くと、排出権取引をイメージする人が多いと思います。金融取引、マネーゲームの対象になって実質的な二酸化炭素削減と関係ない動きになっている部分もありますね。カーボンオフセットと排出権取引は少し違います。

今回のフォーラムでは、森林のCO2吸収によるカーボンオフセットを議論したわけですが、実際の林業でどの程度のCO2削減になるか厳密に検証して、また、その作業にどれだけの費用が掛かっているかを算定し、そのCO2削減につながる作業を共通の基準で認証します。それを、企業等に買ってもらう。
企業は、それを商品等に添付して売ることも出来ます。その商品がどれだけのCO2削減の価値があるかも明示出来ます。
林業でCO2削減するためには、伐採したら植林し永続的に管理しないといけません。永続的な管理を保証するのが森林認証になります。木を使うだけでは、木を植えるだけでは、CO2削減にはならない。木材のトレーサビリティが確保されていないとCO2削減が実証できない。山火事等で消失しても意味が無くなるので、そのリスクも3%のバッファーを確保して計算するそうです。
少し、めんどくさい話ですね。確かに複雑ですが、木材のトレーサビリティを管理することで、CO2削減のトレーサビリティ、削減効果が実感できるようになるわけです。

このようなストーリーはどうでしょうか。新潟県、高知県で検討されているようです。
トキは、知ってますよね。トキの生息地を守るために森林農地をしっかり管理して、エサになる動植物がバランス良く生きていける環境を作ります。この活動は、健全な森と田んぼ、畑を作るコトになり、CO2削減にもつながります。また、四万十川の水質改善の話も同じです。そのような活動によってどれだけのCO2削減が行われるか、その作業にどれだけの費用がかかるかを評価し、その内容は開示され、J-VERクレジットが認証されます。そのJ-VERを企業が購入し、商品につけて売ることができます。その商品で、どれだけのCO2削減がつながるか、その削減は、どのような活動によるものか明示出来ます。
排出権取引は、実際の削減行為と離れてマネーゲーム化してしまいましたが、カーボンオフセットは、削減作業の評価を厳密に行うこととCO2削減のトレーサビリティを明確にするコトを大切にしています。

さて、今回のフォーラムでは、一日目、会場久山町の水源になっている里山を見学しました。写真の切り株をよく見ると、緑色のタグが打ってあります。伐採した場所を特定するためにGPS(ナビ)のデータも利用しているそうです。木材のトレーサビリティを確保するためです。

伐採後の植林も行われています。写真の白い柱、スギの苗木を守るためのプラスチックの柱状ガード、テトラガードです。この植林の前に、山桜等の広葉樹を植えたそうですが、野ウサギ等に枝を食べられ全滅。今回は、シカの害に備えて、テトラガードを設置したそうです。一本、材料代、1110円。

フォーラム前夜の懇親会。公民館を使っての質素な会でしたが、とても盛り上がり、宿に帰ってからも、夜半過ぎまで議論は続きました。

フォーラムでは、午前中、日大大学院法務研究科教授の小林紀之氏の基調講演があり、カーボンオフセットの温暖化対応の中での位置づけや枠組み作りの現状、先進的な取り組みの紹介して頂いて、解りやすい講演でした。

午後からは、パネルディスカッション。(基調講演を行って頂いた小林紀之氏。カーボンオフセット事業に取り組んでいる、北海道下川町地域振興課長春日隆司氏、More trees 事務局長水谷伸吉氏。九州森林ネットワーク理事の諸塚村企画課長矢房孝宏氏、山村塾事務局スタッフ小森耕太氏、コーディネーター三浦逸朗氏。)

現在、カーボンオフセットは間伐促進事業への適用が多いのですが、次回のフォーラム(2009年11月 水俣)は、再造林放棄地の問題にカーボンオフセットが適用できるか検証することになりました。
興味のある方は、是非ご参加下さい。  (村田/鹿児島)

勉強会のお知らせ・・・森づくりで環境問題を解決する方法

2008年11月11日 21時53分28秒 | <日々徒然・イベント>
 下記、内容で諸塚村と当NPOの主催の勉強会を行います。是非、ご参加下さい。

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森づくりで環境問題を解決する方法
~自分の出したCO2に責任を持つカーボンオフセット事業の検証~

  基調講演 國田かおる 氏 Carbon to Forests代表

事例研究
 ① 水谷伸吉 氏 有限責任中間法人 モアトゥリーズ 事務局長
 ② 春日隆司 氏 北海道下川町地域振興課長
日 時 平成20年11月28日(金)
場所 宮崎県諸塚村しいたけの館21
参加費  資料代1000円
セミナー 13:10~17:30
懇親会 18:00~(会費3000円)
※元気・四季を食べる「どんこ亭」にて
  宿泊希望者:6000円(1泊朝食付)


 森林は、古来から人間の生活に密着しており、人を育み、人に守られる共生の思想や文化を生んでいます。世界有数の森林国である日本でも、独特の自然認識による森づくりがおこなわれてきました。しかし、木材価格の暴落に連動して森林には資金が還元されなくなり、山村の過疎化、高齢化が進み、放置され荒れた森林が急増するなど、森づくりは危機を迎えています。
 地球規模で、地球温暖化を加速させるとされる、二酸化炭素の影響が懸念されていますが、最近、環境問題対策として、カーボンオフセットの仕組みが注目されています。市民、企業、自治体などが温室効果ガスを削減する努力をする中で、どうしても削減できない部分について、森林管理によって吸収・固定化することでオフセット(相殺)するシステムです。現在、日本では仕組みルールづくりがすすめられ、高知県や北海道など一部の地域ですでに始まっています。しかし、吸収量算定の明確化や、どの森林施業を対象と見なすのか、結果の信頼性を担保する方法に森林認証制度を導入できないかなど課題は山積しています。
 そこで、カーボンオフセットの仕組みの理解と九州モデルの実現の可能性を検討するためのセミナーを開催します。九州の森を守る皆様の積極的なご参加をお願いします。
  主催:諸塚村、NPO九州森林ネットワーク
  申込締切:11月24日(月)※先着20名

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講師紹介  國田かおる(くにた・かおる)
2001年慶應義塾大学法学部法律学科卒業後 、エネルギー会社を経て、松下政経塾に入塾。得意の英語力とフットワークで国内外のLOHAS最新情報を日々リサーチするとともに、自ら実践している。地球温暖化対策を主とした環境・経済・社会問題の研究をする傍ら、LOHASの研究・普及活動に従事。
旅行で排出したCO2を相殺(オフセット)するための情報発信団体Carbon to Forests代表。

問合せ:諸塚村企画課 TEL0982-65-1116


第10回フォーラム、有難うございました

2008年10月07日 13時45分43秒 | <日々徒然・イベント>
10月3~4日の第10回九州森林フォーラム、無事に終了しました。参加者の皆様、有難うございました。事務局のみなさん、お疲れ様でした。

そして、講師をお引き受け頂いた藤森先生、日吉町森林組合の湯浅参事、パネリストの皆様、有難うございました。九州の森林の将来に向けて、長伐期施業の可能性、短伐期を選択する際の考え方、山からのマーケッティング、現場の人材育成など多岐に亘って、有意義な議論ができました。

また、4日には総会が開催され、新たな理事構成となりました。新しい事業年度では、九州におけるカーボンオフセット事業の可能性などについて検討していくことになりました。

今後とも宜しくお願いします。
(画像は、3日の現地見学会で訪ねた250年生のスギ林で、藤森先生に解説して頂いている様子です。)

 <佐藤/福岡>